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2026年2月27日 (金)

2026五輪。りくりゅう(その3)NHKの特集で運命の瞬間の映像が。貴重~。

2月23日のNHKのりくりゅう特集に感激しました。
(以下、お二人の苗字を呼び捨てにしたり、名前にしたり、一貫性なく表記しております)
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運命の瞬間に映像に感激~

今まで、いろんなメディアなどで、二人の運命の日についてこんな風に聞いていました。

その日は2019年7月末のトライアウト。
当時、木原はスケートリンクでバイトをしていた。
ペアの相手と解消してスケートからの引退も考えていた。
ブルーノ・マルコット氏(現りくりゅうのコーチ)らペア競技関係者の立ち合いのもと、初めて二人で滑る。
木原がツイストリフトで三浦をほおった時、
三浦が高く飛び上がった。
木原は雷が落ちたように感じた。
二人とも初めて一緒に滑るのに、とても合う感覚を感じた、と。

NHK特集では、この、二人で初めてトライアウトで滑った時の映像がご本人たちの提供により放映されたのです。
ありがたや~。

二人で一緒に滑走したあと、木原が三浦を抱えて、ぽおん!
三浦が本当に高くとびあがっています。
そして、木原がすっと綺麗にキャッチ!

NHK特集では、この時のことを三浦は「今まで感じたことのない滞空時間で衝撃でした」
木原は「”雷が落ちた”っていうのはこういうことなんだ」と振り返って語っています。
さらに、その現場に立ち会われた強化副部長の小林芳子さんのインタビューコメント。
「璃来ちゃんがぽーんとあがった。見たことがないくらい高くあがった」と。

こんな運命の瞬間のお宝映像を見させていただけてうれしいです。
(このトライアウトの3か月前、三浦選手はそれまでのパートナーと国別対抗戦に出場しています。
その時の動画を見てみました。
リクショーペア。ジャンプのミスこそあれ、二人並んで滑る時他、とても抒情的な美しさを感じました。
ただ、ツイストリフト。あまり高さはありませんでした。
ですので、3か月後の木原との初めてのツイストリフト。いかに経験したことのない高さで衝撃だったかが改めてわかります。
そして初見の二人が当たり前のようにそれができてしまっていることが関係者にもいかに衝撃的だったかがわかります)


skating Japanのインスタの2026年2月17日の投稿に
三浦選手が、木原選手とペアを組みたいけどどうしよう、
と迷っていた時に相談した相手が美里さんでした。
龍一くんはとても優しくて良い人だから、絶対連絡した方がいいよ、
と美里さんが背中を押してくれたことで、この奇跡的なペアが誕生しました。
と書かれています。

美里さんというのはアイスダンス、北京五輪団体銀メダリストの小松原美里さんのことですね。
私自身、詳しい事情を知り得ない一ファンなので、
①か②かよくわからないのです。

①三浦選手が木原選手と滑りたいと思う→小松原さんが気持ちの後押し→トライアウトを申し出
②7月末のトライアウトはあくまで偶然の出会い。
 (木原選手はトライアウトの手伝いとしてたまたま現場に居合わせ、マルコット氏に滑りなさいと言われたという記事もみかけます)
 トライアウト後に三浦選手が木原選手と滑りたいと思った→小松原さんの後押し→ペアを申し出

NHK特集では本田武史へのインタビューもあって、二人のトライアウトを見た関係者が、
みんな二人の滑りに驚いて、「この二人を組ませろ」とすぐに動いたことが語られています。

まわりも二人を組むように動いていたけど、
璃来ちゃん自身から組みたいと意向を示すアプローチがあったということでしょうか。

①なのか②なのか私にはわかりませんが、いずれにしましても、
璃来ちゃんが見初めた、最初に手を差し出した方なのかしら、と。

お伽話のようです。
夢をあきらめようとしている崖っぷちの男に、女神が現れて、手を差し伸べてきた。
運命を感じて、もう一度二人で夢に向かうことになった。
そして頂点を極めた。

でも、ただ、ラッキーボーイなだけではなく、木原選手のいろんな素質、人柄がこの運命の出会いを引き寄せたのですね。

まず、シングルからペアに転向したことに関しては。
・トリプルアクセルがうまく飛べず、男子シングルスケーターとしては層の厚さで伸び悩み。
・当時、スケート連盟は五輪の団体戦をみすえて、ペアの強化を考えていた。
・木原の体格、木原の誠実な性格から小林芳子さんたちが木原がペアに向いていると思った。
(ペアの男子はいかに相手の女性をケガのリスクから守れるかが大事。
 木原のふるまいに、相手女性を保護できる人だと判断できた)
※小松原さんが璃来ちゃんに「木原選手はとても優しくていい人だから」と語っていらっしゃるところも
 木原選手の人柄がうかがえます。
 木原選手の優しさに関しては、バイト先の男性も、木原選手は小さな子供にスケート靴を渡す時、
 かがんで同じ目線になって渡すと語っていらっしゃいましたね。
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2019年7月末の運命のトライアウトを経て、8月末にはりくりゅうペアが誕生!

めきめき頭角をあらわし、
北京五輪では日本ペアとして最高の7位。
ショートの「ハレルヤ」もフリーの「woman」も本当に素敵なプログラム。
(詳細はこちらをぜひ)

さらにどんどん力をつけて、翌年、世界選手権優勝他、トップスケーターに。
で、ミラノコルティナ五輪で悲願の金メダル達成になったのですね!

璃来ちゃんはサラ・コナー

りくりゅうの二人を見ていると、怪我など大変なことを乗り越えながらの7年間は
努力とか根性とかの言葉ではなく、過酷ながらも、淡々と着実にやるべきことを積み重ねてきたのかしらと思います。
明確な目標までの道のりの距離感を正しく測り、そこに至るまでに必要なことを強い意志を持って積み重ねる。
困難な道のりでも、結果がどんどん着いてきて、手ごたえのある日々だったのでしょう。

ミラノ五輪の個人戦のペアショートの時、ウォーミングアップをして出番を待つりくりゅうが映りました。
三浦選手。まだコスチュームに着替えてはいません。
グレーのスパッツのようなものをはいて横たわり、片足を縮めて伸ばすを繰り返す三浦選手。
驚いたのはその太ももの太いこと。まるでスピードスケートの選手のようでした。

映画『ターミネーター』のサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)と重なりました。
この映画で、サラ・コナーは普通の女子大生として描かかれています。
でも、自分が、将来、人類の救世主となるジョン・コナーを産む使命があると知ってしまうのです。

続編『ターミネーター2』。
サラ・コナーがどんな風にスクリーンに登場するのか。
非常に鍛えられた体つきで銃の扱いも慣れた戦士の姿になって現れました。
普通の女子大生が自分の役目を知ったことで、
それに値する、敵と戦える技術を磨きぬいた鍛えられた体となっていたのです。

三浦璃来の体つきに同じ覚悟を感じました。
目指している到達点に達するために必要なことをすべてしてきた!
体つきに表れていました。

あらためて、フリーのグラディエーターで、
仁王立ちの木原、鍛えられた背中と足、肩、腕を後ろ姿で見せる三浦のフィニッシュのポーズが
ナイス!と思いました。

他国の選手より小柄です。
愛らしく演出することも可能なのに、
あえて、鋼色のコスチューム。
「可憐」なプログラムではなく「戦士」のような三浦を魅せるフリーにしたことも
りくりゅうチームのセンスを感じます!

もちろん、木原選手も高橋成美とペアを組んでいた時とはまったく違う、ペア男子スケーターとしての体格をつくりあげたのですね。

EXでは、さらにアクロバティックな三浦が鉛筆のように逆さになるリフトも披露。
あらためて、二人の身体能力、世界一と思いました。

また、演技が合っているだけではなく、EXでも距離が近い!
距離が近ければ近いほどタイミングがずれた時に相手のブレードでケガする危険もあるのに。

あと、やはり二人の魅力は二人の表情でしょうか。
けっして、曲調に合わせて、ここでにっこり笑顔とか、
苦しそうな表情をするとか、芝居がかったところはありません。

フリー序盤は、固い表情ということではなく、集中している表情。
スロージャンプで着地を見事に決めて、
三浦選手がキリッと木原をみつめるところもいいですね。
どんどん、音楽の高まりとともに、二人は内側からあふれる表情になって
実況も「笑顔が戻る!」。
そして、最後の木原の仁王立ちの力強い表情。
鋼の戦士二人、のようなところから一転、
演技後、泣き崩れる木原、慈愛をもっていつくしむ三浦。

何度みてもウルウルきます。

うまく文章にできないまま、近日その4を。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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