2018年9月 6日 (木)

先生! ヤブガラシが地球征服しようとしています!

2年前の2016年の夏の終わりのことです。
いつも通る場所にこんな花をみつけました。
20160830_1_3

20160830_2_2

繊細な形。

私が大好きな古河の殿様、土井利位侯が描いた雪華にも似ています。

Doip4

Doio8
↑古河歴史博物館の図録「雪の華」の分類表ではP4とO8。

なんていう名前の植物かしら~と未解決のまま月日は流れ。

今年2018年になって、判明したのです。

その名は「ヤブガラシ」。

とんでもない奴でした。植物に巻きつき、驚異的な繁殖力でその植物を枯らしてしまいます。
ヤブをも枯らすから「ヤブガラシ」coldsweats02

出会って28年ぐらいの、植物に詳しい友達にヤブガラシの話をしました。
「繁殖しているのはこちらのエリアだけかもしれないんだけど~
ヤブガラシっていう植物が・・・」うんぬん。

するとみるみる、彼女の顔が曇ります。
「奴らはとんでもない!もう30年、庭のヤブガラシと闘ってきた」と
その恐ろしさを語ってくれました。

今まで二人の間でまったく話題になったことなかったけれど、
私が出会う以前から、彼女は奴と闘っていたのです。
シガニー・ウイ―バーVSエイリアンのように。

「庭でみかけて、引き抜くけれど、根ごとごっそりとれることはない。
地下茎でつながっていて、途中で根が切れるだけ。
地中に根が残っているからいたちごっこで戦いは続く」と。
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今年はannoyつる系植物の大繁殖年annoyだと感じています。
歩いていても、バスの外の眺めを見ても、
どこにいっても、「つるるるる」。
ゲンナリするくらい「つるるるる」。

イチョウ、桜、椿、てすり、あらゆるものに巻きついています。
でも、もしかしたら私がテイカカズラ(詳細はこちら)の繁殖をきっかけに
ツル系植物に目が留まるようになっただけかもしれませんが。
いずれにしても私にとって2018年が「つる系植物元年」。

oneヤブガラシ

シダレ紅葉も被害にあっています。(以下、画像はクリックで拡大します)
Momiji0

かわいそう。
2つのつる系植物にロックオンされてしまっているのです。
Momiji1short

紅葉の葉を覆うようにヤブガラシとハート型のつる系植物があるのが
おわかりいただけますか。
Momiji1shortshort
ヤブガラシの特徴は5つの葉が1グループになっています。
ハート型の葉はヤマノイモorオニドコロかしら。

別のアングルを。
Momiji

ヤブガラシ。
何にでも巻き付こうとしています。
Yabu3

動物が触手を伸ばしているようにも見えます。
6時間ぐらいそばにいたら、巻き付いてくるのかしら。
Yabu4

花は 
Yabu1

こんなに可憐なのにトホホな植物。
Yabu2

実家の花壇にも発見して鳥肌が立ちました。
Yabu5

抜いたけれど、すぽっ  ではなく ぐきっ。
Yabu6
根こそぎではなく、途中で切れたのがわかります。
地下茎が生きていてまた現れるんだと思ってゲンナリしました。

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twoへくそかずら

さて、小さなかわいい花ですね。
シシリーメアリー・バーカーがフラワーフェアリーズシリーズで
描いていてもおかしくないような。
20180811hekuso1
でも、やつらも「つるるるる」。
しつこくはびこります。
名前だって可愛くありません。「へくそかずら」です。

この生垣。へくそかずらにロックオンされてしまいました。
斜め右上に見えるのは、恐怖のヤブガラシ。
20180818hekuso

threeテイカカズラ

今年はつる性植物が異常だ~と最初に感じたのは
テイカカズラの尋常じゃない繁殖ぶりを目の当たりにしたことでした。
ほぼ毎日通る道の上から白い花がぽとりぽとり。アスファルトにうじゃうじゃ。
ソメイヨシノかシダレサクラの花びらしか落ちない場所で。
(詳細はこちらに)

fourカラスウリ

白い花は幻想的ですし、赤い実はかわいいので好きですが
私の生活圏では咲いていない。
それゆえ、こどもの国の観察イベントにも参加したのに。
まさか、私のエリアで今年異常繁殖していたとは。
(詳細はこちらに)


five名前不明

葉はすごく大きいです。
繁殖ぶりはヤブガラシを超えるかもしれません。
2018tsuru1

どのくらい放置していた自転車なのでしょう。
巻き付かれていますぜ。
2018tsuru2

アップで。
2018tsuru3

葉は切込みが少し入って3つの山にわかれたような形です。

six名前不明

カラスウリエリアで一番勢いのあるつる性植物。
20180815tsu1

あちこちにしぼんだ白いカラスウリの花が見えますが、
上の方に少し緑色が濃い葉がありますよね。
それが名前が不明のツル性植物。

この写真の12日後、
さらに勢いを増して覆いつくさんばかり。
カラスウリがどこにいるのかもわからなくなってしまいました。
20180827tsu2

若葉。
20180827tsu3
丸い葉です。若葉はちょっとだけかわいい。

けれど、左のエリアからあふれ、道路をはさんで右側に勢力を拡大しようとする様子を見ていると、
まるで貞子がずるっずるっと這い出て手を伸ばしているような恐怖を感じます。
Tsu4
↑ボケている黄緑色の線は空中に飛び出たこのつる性植物です。

sevenツタ

昔はツタって情緒があると思っていたのですが、
ツタすら見ていると怖くなってきました。
Tsuta1

私の大好きなヒマラヤ杉をつたうツタ。

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ツルルルル。ロックオンされてしまったソメイヨシノ。
Tsururu2

反対側。
Tsururu1

虫の死骸に群がる蟻のよう。

アップで。
Tsururu3


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長くなりましたが、最後に。

グリーンカーテンにいいと思われたのか、フェンスや窓の外にヤブガラシを巻きつけさせているおうちがありました。
絶対やめた方がいいと思います。
すぐに手がつけられないほどに繁殖します。
隣の家の庭まで浸食したら、ものすごく迷惑になります。

本当に地球征服されるかも。
憲法で、毎日10分間、全国民がヤブガラシを引き抜く、
というのを制定した方がいいんじゃないかと思います。
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今回のタイトルは
『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』を
もじらせていただきました。

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学

2018年8月18日 (土)

からすうりの開花(その6)閉じないはなびらにびっくり!

今年はつる性植物超繁殖年。
あの植物どうなっているかなとどこにいっても、
かならずその植物の背後からつる性植物が覆いはじめています。

どこにいっても、つるるるる。
つるるるる。

日本全体で取り組まないと大変なことになります。
毎日一人10分、つる性植物退治をしないと。
地球全体がつる性植物に征服されそう。

去年までまったくみかけなかったところにつる性植物。
だからこそ、今年、カラスウリも去年見なかった(目立たなくて私が気づけなかった)場所で異常繁殖しているのではないかと。

つる性植物は近日あらためて取り上げようと思いますが、
今日はカラスウリでびっくりしたことが。

雄株なのか、花がしぼんでも付け根が膨らまず、実のなる気配のないカラスウリをお昼頃、見に行ったのです。

夜咲いて、朝しぼむカラスウリ。
ところが、真昼なのに、花が閉じていないのです。

以下、画像はクリックで拡大します。

Img_9893

花びらが内側に丸まず、ぴんと張っています。
糸が茎や葉にからまって閉じれないのかな~と思ったのですが。

こっちの花も。
Img_9896

こっちの花も。
Img_9887

糸がなにかに絡まっているようにはみえません。

ひなたで陽射しがたっぷり注がれているところです。
決して、暗くて「まだ朝になっていない」と花が誤解してしまう場所ではありません。

全体。
Img_9890

今ひとつ、閉じていない花があちこちにあります。

このあいだはちゃんと閉じていたのに。
夏ばてでしょうか~。

それにしても、成長著しいです。高い植え込みの奥から覆いかぶさるように繁殖しているカラスウリ。
ぶら下がりながら、下へ下へとそのつるを伸ばしているのですが、
その先端が一週間前は地上1メートルぐらいの位置にありました。

ところが今日はもう地上に届いていました。coldsweats02

ほんとにほんとに今年、異常です~。



2018年8月15日 (水)

からすうりの開花(その5)スイカのような実がなるまで

先日、美しい網をつくるジョロウグモ一族がいるエリアを歩きました。
するとここにもカラスウリが。

去年までまったく見ていなかったのに。

不思議です。今年になって私が散歩するエリアのあちこちでカラスウリが咲いているのが。

「2018年はツル性植物、超増殖年」をさらに実感します。

カラスウリの花(雌株)がしぼむと、その茎の下部が膨らんでいくのですね。
20180811karasuuri1

そして、育って、
スイカのような模様の玉に。
20180811karasuuri2

そしてゆくゆくは赤い実となるのですね。

2018年8月 6日 (月)

カラスウリの開花(その4)つぼみから咲いてしぼむまで

夜に咲いて翌朝しぼむカラスウリの白い花。

身近にないために観察が難しいと思っていたのですが、ものすごく近所にあることがわかりました。

おかげでいろんな時間帯での花の様子を観察できました。

以下は今まで撮った画像の中から
つぼみが膨らんで咲いてしぼむまでをご紹介します。

同じ花を追ったものではありません。
咲いている状況から、この順かな~と私が並べてみたものです。
(以下、画像はクリックで拡大します)

つぼみ。
20180730karasuuri6

少しスイカのよう。
Tsubomi1

夕方。日没直前。
Img_9365
ほころびはじめて広がる花びらの内側にモシャモシャ糸がぎっしりしているのが見えます。

夕方。ちょうど日没4分後。(咲く時間はまちまちですでにしっかり花びらが開いているものもありました)
Img_9380short

花びらが開くと白い糸が飛び出すのですね。
Img_9385short

均等に広がり始めている花。
Img_9360

開き切ったところ。
モシャモシャがずっと花びらの中に折りたたまれていたので、
折りたたまれ皺といいますか、寝癖といいますか、
癖がついています。
Img_9387

五弁の花びらもモシャモシャも綺麗にひろがっています。
20180729_2027karasuuri7short

朝5時30分頃。
花びらが内側に丸まりはじめて、モシャモシャがつられるように収納されはじめています。
20180801_0525karasuuri

朝、8時前。モシャモシャをゲンコツで握ったみたい。
五弁の花びらすべてが内側に丸まり、モシャモシャを収納しました。
20180730karasuuri3short

これで一夜限りの幻想的な花のからくりがわかりましたl。

カラスウリの開花シリーズ 1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
花INDEXはこちら

2018年8月 4日 (土)

カラスウリの開花(その3)家で咲くかしら

(その2)の続きです。

まさか、毎日私がカラスウリの脇を通っていたなんて。

ツボミをいただいて帰りました。

切花になっても咲くかしら。

活けて外出。
夜帰宅すると。

その一つが咲いていました!!!
(以下、画像はクリックで拡大します)
20180731karasuuri1

ほんとうは、帰宅するまで待っていてほしかった。
花びらが開いていく過程を見たかったでしたが。

少し花びらが下にだらーんとしています。

20180731karasuuri2shortbig

中央のアップ。
20180731karasuuri2shortshort

花びら、結構モケモケしています。

花びらから伸びるモシャモシャのつけね。
20180731karasuuri3

もしゃもしゃの先端。
20180731karasuuri4

カラスウリの花に顔を近づけでも特に香りは感じられませんでした。

日付変わって8月1日00:42頃。
だらんと垂れていた白い花びらが少し起きあがっています。
20180801_0042

00:43頃。フレンチのデザートなどにあるシュクルフィレ(糸飴)のよう。
20180801_0043

下から見上げると。
20180801_0045

このあとどう花びらを閉じていくのでしょうか。

朝5:25頃。
20180801_0525karasuuri

花びらが内側にくるくるっと巻いていく時にモシャモシャも巻き込んでいくのですね。

11:11頃。
すべての花びらが内側に閉じて、モシャモシャを収納しました(はみ出ているものもあるけれど)
20180801_1111karasuuri

咲いていないツボミのアップ。
Tsubomi1

左上に白い糸のようなものがあります。
Tsubomi2yajirushi
花びらの内側から洩れたモシャモシャかしら。

このツボミは8月2日夜に咲くかしらと思ったのですが咲かず。
そのまましおれてしまいました。

まだまだカラスウリシリーズは続きます。


まるで小学生の夏の自由研究のようなブログになりました。

いつか自分でもカラスウリを栽培して
月相と開花の因果関係についてデータをとりたいです。

カラスウリの開花シリーズ 1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
花INDEXはこちら

2018年8月 3日 (金)

カラスウリの開花(その2)仕事先

こどもの国のイベントで、念願のカラスウリの開花が見られました。
(詳細はこちら

冬に赤い実が目立つので、カラスウリが咲いている場所はあちこち把握してはいるのです。
それなのに、なぜ、今まで開花を見ることができなかったか。

それはチェックしている場所が畑のあぜ道だったり、
歩道のないけれど交通量の多い道路の脇だったり。

夜、観察しに行くには向かない場所ばかりだったからです。

29日の夜、こどもの国でカラスウリの開花を見た翌朝。
仕事先に向かいながら歩いていました。
「カラスウリ、もうしぼんでいるのかな~」と想像しながら。

ルーティンで通る場所です。
ソメイヨシノや椿などに今年になってからテイカカズラやヤブガラシが覆いかぶさってワイルドな眺めになっている場所を通った時、私の視界に白いものが。

「え! まさか」
5歩戻って確認すると。

閉じた白い花びら。まんなかにモシャモシャ。
カ、カ、カラスウリだ!
20180730karasuuri1

「幸せの青い鳥は身近にいる!」のように
幸せの(かどうかはわかりませんが)カラスウリは私が仕事先に向かう道にあったのです。

夜は通らない道なので、白い花の開花には気づけないにしても、
去年の冬、赤い実がなっていたらカラスウリがなっていることに気づいたはずです。
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今年はつる性植物が異常に繁殖しています。
考えられるのは2つ。
1)去年までは奥の方に咲いていて見えなかった。
 今年の異常繁殖で通りの表側に葉が進出してきたため、花に気づけた。
2)ここに咲いているのが雄株で赤い実がならないため、私が気づけなかった。
 (赤い実がなるのは雌株だけのようです)

いずれにしても、私が
「今度、こどもの国でカラスウリの開花が見られるわあ。
晴れるといいなあ。」
など思いながら歩いているすぐ脇に、いたのです。
私のつぶやきが聞いて、
「僕たち、ここにいるんだけど」って葉を揺らしていたのかもしれません。

レースのようなクモの糸のようなものを閉じ込めきれていない花もありました。
20180730karasuuri2short

内側にくるまった花びら。その中にモシャモシャ。
まるでアルファルファをゲンコツで握ったみたい。
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お昼頃、あらためてカラスウリの観察をしました。

ツボミもありました。
20180730karasuuri4_2

全体では。つぼみがあるものの昨夜咲いて閉じたであろう花がいっぱい。
やはり、満月前後の開花が多い、のかもしれません。
20180730karasuuri5_2

昼間になっても、これ以上はすぼまることはなさそうです。
20180730karasuuri7

ツボミ。
20180730karasuuri6

カラスウリシリーズはまだまだ続きます。
ツボミを少しいただき、家に持って帰りました。

果たして咲くでしょうか。

カラスウリの開花シリーズ 1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
花INDEXはこちら

カラスウリの開花(その1)こどもの国で

こどもの国での夜間イベント「セミの羽化とカラスウリの花かんさつ会」に参加しました。
今回はカラスウリの開花を。(以下、画像はクリックで拡大します)

カラスウリは秋~冬に赤い実をつけるつる性植物です。
Img_7392short

以前、12月に常緑樹にカラスウリの赤い実がぐるりとからまっているのを見た時、
まるでクリスマスのオーナメントのよう! と思いました。

そのカラスウリ。開花は7~9月、夜に開花して翌朝にしぼむのです。
一夜限りの花。

まだ見たことなくて、その花を見たかったのです。

「セミの羽化とカラスウリの花かんさつ会」で
見事! 見ることができました。

白い五弁の花、だけなら普通なのですが、
そのまわりに白いモシャモシャ。
20180729_1912karasuuri2short

白いモシャモシャはレースのよう、と表現されることが多いのですが、
私は歌舞伎などで使うクモの糸のように感じます。
20180729_1915karasuuri3
↑花の左側はツボミでしょう。スイカ柄のようなシマシマが。

モシャモシャは花びらからこんな風に伸びています。
20180729_1915karasuuri3short

カラスウリは満月前後に咲くとも言われています。
(私自身はまだきちんとデータを取れていません)

この日は満月の翌日(十六夜)でした。
そのせいでしょうか、たくさん花が咲いていました。
20180729_1938karasuuri4

ツボミもいっぱいあったので、満月前後じゃないと咲かないというわけではないように思います。

花を横から見たところ。
20180729_1959karasuuri6_2

懐中電灯の明かりに浮かび上がる白さ。
幻想的でした。
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なりはじめた実。
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7月29日20:36頃の月。
こどもの国の森が開けたところで。
Img_8802

アップで。右上が欠け始めている十六夜の月です。
Img_8801short

こどもの国「セミの羽化とカラスウリの花のかんさつ会」シリーズ 1 2 3
カラスウリの開花シリーズ 1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
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2018年7月12日 (木)

ラクウショウ(落羽松)のグリーンぼっくりを拾いました♪

ラクウショウ(落羽松)ってご存知ですか?
(以下、画像はクリックで拡大します)

新宿御苑で出会った時、ぎょっとしました。(詳細はこちら
20170202rakuusyou1short

大木の根元ににょきにょき。
20170202rakuusyou2short
まるでガウディの建築、もしくはオーストラリアの奇岩が並ぶピナクルズの眺め!!

とてもシュールです。

このにょきにょきは気根(きこん)と呼ばれるものらしいです。
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ラクウショウ。
今日、用事があってでかける先にも植えられていると事前にわかり、
立ち寄ってみました。

いました!
20180711rakuushou1

下から見上げると。
枝が千手観音。
20180711rakuushou2

気根はありませんでした。
というのは、気根というのは
土の中の酸素が不足する湿地で木が育つ時に、
根から取り入れづらい酸素を大気中から取り入れようと
地上に伸ばすものだから。

湿地でなければ気根は必要ないのですね。

梢の先には丸いぼっくりがすずなり!
20180711rakuushou3

ズームで撮ると。
手まりのように丸いグリーンぼっくり。
20180711rakuushou4short

地面を見るといくつも落ちていたので拾ってきました。
20180711rakuushou7

↑右の茶色いものは別の植物のボックリです。

アップで。
Img_7401
ゴムのように弾むような触感ではありませんが、
スーパーボールのような雰囲気。

さて、落羽松。
名の由来は秋に落とす葉が鳥の羽のようだからだそうです。

葉のシルエットをご覧いただきましょう。
20180711rakuushou
クジャクの羽のように見えます。

さて、ラクウショウは幹につけられたこのプレートが示すように
20180711rakuushou5

スギ科なんですね。
落羽松と書くのに!

ですので、スーパーボールのようなグリーンぼっくりは
松ぼっくりではなくて、杉ぼっくり。

一方、バラのようなぼっくり
20131207christmas__wreath1
を落とすヒマラヤ杉は
杉という名前がついているのにマツ目マツ科。

ですのでヒマラヤ杉は杉ぼっくりではなくて、松ぼっくり。

ややこしいですね~happy02

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2018年7月 8日 (日)

旧朝倉家住宅(代官山)は緑の隠れ家

代官山にある旧朝倉家住宅に行ってきました。
場所はヒルサイドテラスのすぐ裏。
休日でにぎわっているすぐ脇にこんな静かな場所があるなんてびっくりです。
(以下、画像はクリックで拡大します)

お庭の入口の木の扉の模様。
20180708asakura1

お庭から住居を眺めると。
20180708asakura2

エゴノキもありました。
20180708asakura3

緑のエゴの実。
鳥のヤマガラの大好物です。秋に食べにくるかしら。
20180708asakura4

蔵もありました。
20180708asakura5

起伏があるので歩くにつれ、眺めが豊かに変わります。敷地が一層広く感じられます。
20180708asakura6

いろんな石が配置されています。
私が通った小学校には、安山岩、玄武岩etc.いろんな石を並べた岩石園がありました。
石の上を飛び渡って遊びました。
20180708asakura7
お庭のいろんな顔立ちの石を渡りながら、岩石園のことを思いだしました。

イロハモミジのグリーンプロペラ。
20180708asakura8short

プロペラをもう1枚。
20180708asakura9short

花は一番少ない時期でしょう。
緑一色。
花がないのはさみしいけれど、緑色の実や種の赤ちゃんがなりはじめていて、
着実に花のあとの実りの時期の準備が進んでいることが実感できる季節でもあります。

かろうじて。終わりかけのアジサイ。
20180708asakura11

名前のわからない藤色の花。
20180708asakura12

ムラサキシキブはこんな感じです。
20180708asakura10

建物の中に入りますと。

マツの襖絵に天女発見。
20180708asakura13


紅葉の季節も綺麗でしょう。
20180708asakura15

今でこそ庭の木々の向こうにビルが見えますが、
木々が密集して植えられているので角度によって見え隠れするという程度です。
まして、昔は、まるで軽井沢に来ているかのようなリゾート的ロケーションだったことでしょう。
20180708asakura16

広間のシャンデリアがモダン。
20180708asakura17

洋間の窓はギロチン窓(下から上に開ける窓)です。
20180708asakura18

紅葉シーズン、雪の日の翌日にも訪ねてみたい、
趣あるお庭と建物でした♪

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2018年7月 5日 (木)

紀尾井町ガーデンテラスに行ってきました(その4)番外編。ヒマラヤ杉ボックリの摩天楼

その4ではガーデンテラスエリアに隣接しているお濠の眺めです。

整備された遊歩道を進むと、
「赤坂御門の石垣と刻印」という案内板がありました。
Akasakaishigaki1

目の前の石垣が1636年に築かれたと知ってびっくり!!
ほぼ400年前ですよね。

その後多くの大地震があったのに。
堅牢ぶりに感服。

石垣には福岡県藩主黒田家の家紋「裏銭紋」の刻印が多く見られると案内文に書かれています。
Akasakaishigaki3

Akasakaishigaki4

Akasakaishigaki5

ハワイの古代人が描いたペトログリフのよう。

東京のどまんなかでのプリミティブな眺めにびっくりしていると、
さらにびっくりしたものが。

それはヒマラヤ杉のボックリ。

まるで摩天楼のように林立しているのです!!
(以下、画像はクリックで拡大します)
Akasaka1short

画面を引いてみますとこんな感じです。
Akasaka2short

上の方の枝はポツポツっとボックリがいますが、
たいてい、そんな風なつき方。
下の方の枝のぎっしり並ぶ光景は初めて見ました。

現場では気づかず、画像をチェックしていてわかったのですが、
右手前の松。
ここにもグリーンボックリがいますが、かなり大きいです。
ヒマラヤ杉のボックリと同じくらいに見えるので、10センチぐらいはあるでしょうか。
なんという松なのか気になります。
Akasaka2shortshort

さて、ヒマラヤ杉のボックリをもう一度ご覧いただきましょう。
Akasaka3short

ズームで撮っているので不鮮明ではありますが、
興味深いことがわかります。

グリーンのボックリ。茶色いボックリ。茶色くて少し開いたボックリ。
3つが見えますよね。

ヒマラヤ杉のボックリは2年ぐらいをかけて成熟するそうなんです。
開いたボックリ→2017~2018の冬に落ちそびれたもの。
茶色いボックリ→2年目。今度の冬(2018~2019)に落ちるもの。
グリーンボックリ→1年目。その次の冬(2019~2020)に落ちるもの。

だと思います。

また、燭台のようなものは、このあいだの冬(2017~2018)にボックリが落ちたあとの芯部分でしょう。
Akasaka3shortmoji
この4つを一同に見るのは初めて。

この場所はボックリ摩天楼だけではなく、ヒマラヤ杉ボックリの歴史を見られる貴重な場所。
嬉しくなりました。
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私の観察では。
2015~2016年の冬はヒマラヤ杉のボックリ大豊作でした。
2016~2017年は大不作。
2017~2018年はそこそこ。

でした。
今後は

2018~2019年は少な目(茶色いボックリがあまりないので)
2019~2020年は大豊作(どのエリアでもグリーンボックリが大量なので)

と推測します。


紀尾井町ガーデンテラスシリーズは今回のその4で終わりです。

紀尾井町ガーデンテラスシリーズ 1 2 3 4
花INDEXはこちら
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より以前の記事一覧

emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
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