2018年7月12日 (木)

ラクウショウ(落羽松)のグリーンぼっくりを拾いました♪

ラクウショウ(落羽松)ってご存知ですか?
(以下、画像はクリックで拡大します)

新宿御苑で出会った時、ぎょっとしました。(詳細はこちら
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大木の根元ににょきにょき。
20170202rakuusyou2short
まるでガウディの建築、もしくはオーストラリアの奇岩が並ぶピナクルズの眺め!!

とてもシュールです。

このにょきにょきは気根(きこん)と呼ばれるものらしいです。
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ラクウショウ。
今日、用事があってでかける先にも植えられていると事前にわかり、
立ち寄ってみました。

いました!
20180711rakuushou1

下から見上げると。
枝が千手観音。
20180711rakuushou2

気根はありませんでした。
というのは、気根というのは
土の中の酸素が不足する湿地で木が育つ時に、
根から取り入れづらい酸素を大気中から取り入れようと
地上に伸ばすものだから。

湿地でなければ気根は必要ないのですね。

梢の先には丸いぼっくりがすずなり!
20180711rakuushou3

ズームで撮ると。
手まりのように丸いグリーンぼっくり。
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地面を見るといくつも落ちていたので拾ってきました。
20180711rakuushou7

↑右の茶色いものは別の植物のボックリです。

アップで。
Img_7401
ゴムのように弾むような触感ではありませんが、
スーパーボールのような雰囲気。

さて、落羽松。
名の由来は秋に落とす葉が鳥の羽のようだからだそうです。

葉のシルエットをご覧いただきましょう。
20180711rakuushou
クジャクの羽のように見えます。

さて、ラクウショウは幹につけられたこのプレートが示すように
20180711rakuushou5

スギ科なんですね。
落羽松と書くのに!

ですので、スーパーボールのようなグリーンぼっくりは
松ぼっくりではなくて、杉ぼっくり。

一方、バラのようなぼっくり
20131207christmas__wreath1
を落とすヒマラヤ杉は
杉という名前がついているのにマツ目マツ科。

ですのでヒマラヤ杉は杉ぼっくりではなくて、松ぼっくり。

ややこしいですね~happy02

2018年7月 8日 (日)

旧朝倉家住宅(代官山)は緑の隠れ家

代官山にある旧朝倉家住宅に行ってきました。
場所はヒルサイドテラスのすぐ裏。
休日でにぎわっているすぐ脇にこんな静かな場所があるなんてびっくりです。
(以下、画像はクリックで拡大します)

お庭の入口の木の扉の模様。
20180708asakura1

お庭から住居を眺めると。
20180708asakura2

エゴノキもありました。
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緑のエゴの実。
鳥のヤマガラの大好物です。秋に食べにくるかしら。
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蔵もありました。
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起伏があるので歩くにつれ、眺めが豊かに変わります。敷地が一層広く感じられます。
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いろんな石が配置されています。
私が通った小学校には、安山岩、玄武岩etc.いろんな石を並べた岩石園がありました。
石の上を飛び渡って遊びました。
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お庭のいろんな顔立ちの石を渡りながら、岩石園のことを思いだしました。

イロハモミジのグリーンプロペラ。
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プロペラをもう1枚。
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花は一番少ない時期でしょう。
緑一色。
花がないのはさみしいけれど、緑色の実や種の赤ちゃんがなりはじめていて、
着実に花のあとの実りの時期の準備が進んでいることが実感できる季節でもあります。

かろうじて。終わりかけのアジサイ。
20180708asakura11

名前のわからない藤色の花。
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ムラサキシキブはこんな感じです。
20180708asakura10

建物の中に入りますと。

マツの襖絵に天女発見。
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紅葉の季節も綺麗でしょう。
20180708asakura15

今でこそ庭の木々の向こうにビルが見えますが、
木々が密集して植えられているので角度によって見え隠れするという程度です。
まして、昔は、まるで軽井沢に来ているかのようなリゾート的ロケーションだったことでしょう。
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広間のシャンデリアがモダン。
20180708asakura17

洋間の窓はギロチン窓(下から上に開ける窓)です。
20180708asakura18

紅葉シーズン、雪の日の翌日にも訪ねてみたい、
趣あるお庭と建物でした♪





2018年7月 5日 (木)

紀尾井町ガーデンテラスに行ってきました(その4)番外編。ヒマラヤ杉ボックリの摩天楼

その4ではガーデンテラスエリアに隣接しているお濠の眺めです。

整備された遊歩道を進むと、
「赤坂御門の石垣と刻印」という案内板がありました。
Akasakaishigaki1

目の前の石垣が1636年に築かれたと知ってびっくり!!
ほぼ400年前ですよね。

その後多くの大地震があったのに。
堅牢ぶりに感服。

石垣には福岡県藩主黒田家の家紋「裏銭紋」の刻印が多く見られると案内文に書かれています。
Akasakaishigaki3

Akasakaishigaki4

Akasakaishigaki5

ハワイの古代人が描いたペトログリフのよう。

東京のどまんなかでのプリミティブな眺めにびっくりしていると、
さらにびっくりしたものが。

それはヒマラヤ杉のボックリ。

まるで摩天楼のように林立しているのです!!
(以下、画像はクリックで拡大します)
Akasaka1short

画面を引いてみますとこんな感じです。
Akasaka2short

上の方の枝はポツポツっとボックリがいますが、
たいてい、そんな風なつき方。
下の方の枝のぎっしり並ぶ光景は初めて見ました。

現場では気づかず、画像をチェックしていてわかったのですが、
右手前の松。
ここにもグリーンボックリがいますが、かなり大きいです。
ヒマラヤ杉のボックリと同じくらいに見えるので、10センチぐらいはあるでしょうか。
なんという松なのか気になります。
Akasaka2shortshort

さて、ヒマラヤ杉のボックリをもう一度ご覧いただきましょう。
Akasaka3short

ズームで撮っているので不鮮明ではありますが、
興味深いことがわかります。

グリーンのボックリ。茶色いボックリ。茶色くて少し開いたボックリ。
3つが見えますよね。

ヒマラヤ杉のボックリは2年ぐらいをかけて成熟するそうなんです。
開いたボックリ→2017~2018の冬に落ちそびれたもの。
茶色いボックリ→2年目。今度の冬(2018~2019)に落ちるもの。
グリーンボックリ→1年目。その次の冬(2019~2020)に落ちるもの。

だと思います。

また、燭台のようなものは、このあいだの冬(2017~2018)にボックリが落ちたあとの芯部分でしょう。
Akasaka3shortmoji
この4つを一同に見るのは初めて。

この場所はボックリ摩天楼だけではなく、ヒマラヤ杉ボックリの歴史を見られる貴重な場所。
嬉しくなりました。
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私の観察では。
2015~2016年の冬はヒマラヤ杉のボックリ大豊作でした。
2016~2017年は大不作。
2017~2018年はそこそこ。

でした。
今後は

2018~2019年は少な目(茶色いボックリがあまりないので)
2019~2020年は大豊作(どのエリアでもグリーンボックリが大量なので)

と推測します。


紀尾井町ガーデンテラスシリーズは今回のその4で終わりです。

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東京ガーデンテラス紀尾井町に行きました(その3)赤坂クラシックハウスと永田町駅からの行き方

グランドプリンスホテル赤坂の跡地にできた東京ガーデンテラス紀尾井町。

洋風建築で趣きのある赤プリ旧館はリノベーションを加え、「赤坂プリンス クラシックハウス」として健在なのですね。

気軽にお茶を愉しめるスペースもあるとのことで訪ねてみました。
(以下、画像はクリックで拡大します)

外からの眺め。
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手前のお庭にはバラなどが植えられています。
Akapri2_1

モダンなステンドグラス。
Akapri9

エントランス。右下に楕円型の窓があります。
Akapri3short

入口。
Akapri4

旧館の文字が。
Akapri5

入口の写真で写っていた楕円窓を中からみると。
Akapri6
光と影が美しいです。
最近の建物は隅まで明るすぎ。
ほどよい影が情緒を作り出すのですね。

ステンドグラスと階段。
Akapri7short

アップで。
Akapri8short


赤坂プリンス クラシックハウスのpdf
https://www.princehotels.co.jp/press/2015/pdf/top_release_150716_01.pdf
(今後リンク切れになるかもしれません)
を拝見しますと、p4で細長い「カジュアルフレンチ」のスペースが
今回訪ねたカフェスペース。

紅茶とミニケーキ4種のセットで1500円(税抜)でした。
Akapri10_2
落ち着けて、ケーキもおいしくて、心地いいひとときを過ごせました。

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(永田町駅から訪ねる場合)
紀尾井町ガーデンテラスは永田町駅直結、
と書かれていますがちょっと要注意です。

有楽町線、半蔵門線利用者はその後南北線のホームの長さの分歩きます。
(半蔵門線で渋谷から行く場合は進行方向一番前で降りてエスカレーターを昇り、南北線のホームへ。
南北線のホームを一番先まで歩ききってそのあと9a出口に辿りつく形となります)

地下を歩くので雨に降られない。
直結といえば直結ですが電車を降りてから6分ぐらいはかかると思っていいでしょう。


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2018年7月 4日 (水)

東京ガーデンテラス紀尾井町に行きました(その2)いろんな植物とトンボ

その1の続きです。
(以下、画像はクリックで拡大します)

広場では小さい子が水遊びをしていました。
Kioig1

ラベンダーの紫色と後ろの葉の黄緑色、現代アート(葉のようなフォルムのもの)の色の組み合わせが
綺麗でした。
Kioig2_2

ビオトープがあります。

青いトンボがいました!
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調べると、オオシオカラトンボ。
トンボのブルーと背景の緑の葉のコントラストが美しいです。

背中のアップ(苦手な方、ゴメンナサイ)
Kioigtomboshort
メカニック!!

トンボとトンボの影。
Kioigtomboshort_2

メスは色が違うのですね。
Kioigtomboshort_3

ストローブマツのそばの水辺です。
茶色いものはストローブマツの葉。
長いことがわかります。

虫の登場はここまで。次はお花を。

紫陽花がちょうどシーズン。

カシワバアジサイ。
Kioig3

こちらはグリーンがかった色合いの紫陽花。
Img_6633

アップで。
Kioig4
中央の青紫色へ至るグラデーションにもうっとり。

パキッとしたライムグリーンの紫陽花。
Kioig5

赤みがかったパープル系の紫陽花。
少しくすんだアンティーク調で素敵でした。
Kioig6

白いユリのような花が放射状に広がるアガパンサス。
Kioig7

名前がわからなかった植物です。
放射状に葉が広がっています。
Kioig8_1

つぼみ?がついているものも。
Kioig8_2

大きなフキの葉。小人がかくれんぼしていそう。
Kioig9

ストローブ松近くのハゼの木。
下から見上げると、葉のシルエットが文様のよう。
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桔梗も咲いていました。
Koig11_2

風船のようなつぼみ
Koig11_1

高級なレストランなどが並ぶ東京ガーデンテラス紀尾井町。
豊かな自然と、子供たちが遊べる水辺もあって
不思議な場所です。

すぐそばに区立中学校があるのですが、そこのチャイムがちょうど鳴りました。
キンコンカンコーン。おなじみのメロディーなのですが
その音が甲高くないのです。
深みのある音色。

ガムランのような除夜の鐘のようなはたまた教会の鐘ような。
ただのチャイムが荘厳に感じられました!happy02

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2018年7月 1日 (日)

東京ガーデンテラス紀尾井町に行きました(その1)巨大な松ぼっくり

東京ガーデンテラス紀尾井町に行ってきました。

友達からこの場所で拾ったというストローブマツの巨大な松ボックリをもらって、いつか訪ねてみたいと思っていたんです。
(詳細はこちら)。

都会のどまんなかで豊かな自然を愉しめました。

以下の4回に分けてご紹介します。

1 ストローブマツ
2 いろんな植物とトンボ
3 赤坂クラシックハウスと駅からの行き方
4(近隣編) ヒマラヤ杉のボックリ摩天楼

今回はストローブマツ編です。
(以下、画像はクリックで拡大します)

東京ガーデンテラス紀尾井町の「光の森」。
Kioi00short

この一番奥に、ストローブ松はいました。

青い矢印がストローブマツ。
Kioi01
「巨木!」という感じではないのが意外でした。

木の下から見上げると。
四方八方に広がる枝が、千手観音のようです。
Kioi2

枝先には。

なんじゃこりゃ!!!
黄緑色の唐辛子かキュウリみたいな形のものが
いっぱいぶらさがっています。
Kioi3

少しアップで。
Kioi4

もっとアップで。
Kioi5
通常イメージする松ボックリよりもずいぶん細長いのがわかります。

長さが10cmはあるでしょう。
遠目でも大きく見えます。

冬(2017~2018)に落ちそこなった松ボックリでしょうか。
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ボックリだけではなく葉も長いです。
15㎝はあるはず。
Kioi7

友達からもらったストローブマツボックリをカバンから取り出して。
ふるさとで親子の対面。

ボックリにピントを合わせて。
Kioi8

ストローブマツにピントを合わせて。
Kioi9

さて。巨大な松ボックリといえば大王松。
大王松のボックリ(友人が別の場所で拾いました)と
ストローブマツのボックリを並べてみましょう。

まるでエイリアンVSプレデターのような豪華対決。
Kioi10

ストローブマツ(奥)は20㎝ぐらいありますね。
大王松(手前)は18㎝ぐらいで長さこそ、ストローブマツにかないませんが、
ボリュームは大王松の方がありますね。

一番手前は、先日ハリネズミに似ているとこちらでご紹介したタイサンボクの実です。

ストローブマツの落ちている葉の長さを計ると。
Matsunoha
12㎝ぐらいあります。

ストローブマツがはえているところではもっと長い葉もありました。

枯れて落ちた葉がストローブマツの下に生えている木の枝にいくつもひっかかっていました。
手が届かず、目測なのですが、20cmぐらいありそうでした。
Matsunoha2

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2018年6月27日 (水)

はりねずみと泰山木(たいさんぼく)

先月のことですが、あらたにハリネズミくんが我が家にやってきました~。
(うれしいです。アリガトウゴザイマス)

香る白いハリネズミくん。
器にアロマオイル(エッセンシャルオイルよりも粘度は少なし)を注ぎ、
その上にハリネズミくんをセットします。
火も電気も使わないので安心してどこでも置けます。

その姿をご紹介しましょう。
(以下、画像はクリックで拡大します)

20180627harinezumi
いただいた香りはガーデニア・リリー。
ふわっとやわらかな甘さが広がる香りです。

すでにいるハリネズミくんと互いにご挨拶。
20180627harinezumi3

さて、手前にいるのは本物のハリネズミです。

というのは冗談。

直径9㎝のお皿に乗せると。
20180627harinezumi4

アップで。
20180627harinezumi6short

どアップで。
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モケモケ~。

実はハリネズミではなくて、泰山木の実の赤ちゃん。

白く大きな花をつける泰山木。
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蜂も来ています。
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散りかけ。
20180625taisanboku3

この真ん中の部分が実になるのですね。

花びらが落ちて、造形がわかりやすい画像を。
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マイクスタンドか筆のようにもみえます。

泰山木の花もいい香りがするようですが、
この木がそばには近づけない場所にあるため、
花の香りはわからずです。

たまたま拾った実の赤ちゃんはもうこれ以上は成長できないでしょうけれど
木に残った「者たち」が今後どうなるのかもチェックしていきたいなと思います。

(2018.7.7追記)
こんな風に落ちているのをまた拾っちゃいました
20180704taisanboku

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2018年6月21日 (木)

カシワバアジサイ、レモン、ブラックベリー、スイカとあたたかいお心づかい

2018年春~初夏。
今年知った&注目した植物の2トップは
先日ご紹介したカルミアとテイカカズラですが、
3位はカシワバアジサイです。

葉が柏の葉のような形であることから名付けられたというカシワバアジサイ。

一度出会うと、目がロックオンを覚えるのか。
あら、ここにもカシワバアジサイ、あらここにも。と気づくから不思議です。

先日、お花屋さんでみかけたもの。
20180606ajisai
白から淡い緑色へのグラデーションで花が重なっています。
誰かがペーパークラフトで作ったのかしらと思うほどの芸の細かさ!
十二単のよう。

明るい雨の日の今日、出先でみかけたカシワバアジサイ。
20180620ajisai1short
美しいです~。

葉が柏葉に似ているというだけではなく、花つきが通常の紫陽花と違いますよね。
葡萄みたいに「成って」います。

花のアップを。
20180620ajisai1shortshort
白から淡いピンク色へのグラデーションが愛らしいです。

アジサイのそばにはベリーも。
20180620ameniwa1

よそさまの垣根です。
道を歩いていて発見。
素敵だったので建物が写らないようにして
撮らせていただいていたのです。

そうしましたらちょうど車がこのおうちの前に止まり、
70代ぐらいのご夫婦が降りられました。

「すみません。アジサイが見事だったので撮らせていただいて。
よろしかったでしょうか」と申し上げると
お花が好きなのね、と喜んでくださり、
「ブラックベリー、すでに熟しているのもあるのよ」と。

車から降りられたあと、傘もささずにご自宅の敷地のフェンスのベリーをチェックされるお二人。
あわてて私は傘をお二人の頭の上にかざしたのですが、
お二人は濡れることも気にせず、フェンスを左右に動かれ、かがみ、
黒く熟したベリーを3つみつけて、私の手の平にのせてくださったのでした。

素敵なご夫婦でした。
「レモンもあるのよ~。まだ小さいけれど」
20180620ameniwa2short
見上げると、緑色の小さな実がたくさん成っていました。

雨に濡れながらも私のためにみつけてくださったブラックベリー。
ミルクレープと一緒に、おやつにいただきました。
プリプリで甘くてジューシー。
20180620
おいしかったです。

そのほか、歩いてみつけたものは。
スイカの赤ちゃん。
Img_6446
まだ、ピンポン玉にもならない大きさです。

花びらの形などからビヨウヤナギではなくて、
キンシバイかヒペリカムでしょうか。
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雨に濡れる赤い実がフォトジェニックでした。
20180620kinshi_2

さて。
カシワバアジサイ。

2016年にみかけてびっくりした時の画像をご紹介します。
20160526ajisai1

なんじゃ、このモコモコは!
カリフラワーか? 葉もアジサイの葉ではないし!

と衝撃でした。
当時、カシワバアジサイなるものをまだ知らなかったのです。

花のアップ。
20160526ajisai3short
私好みの、淡いグリーンがかった色をしています。
八重ではないですね。

モコモコ。↓この画像はクリックで拡大します。
20160526ajisai2short_2

スヌーピーとか動物みたい。
20160526ajisai2short_mehana

お花との出会い、お花を育てている方との出会い。
日常を潤わせてくれます。

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2018年6月10日 (日)

2018年5月に気になった花、テイカカズラの情念

今年の5月に気になったもう一つの植物がテイカカズラです。

【発端は落ちている白い花】

発端は、よく通る道に白い花がぽとぽと落ちはじめたこと。

「シダレザクラとソメイヨシノはあるけれど、白い花をつける木があったかしら」
と見上げた時、
(以下、画像はクリックで拡大します)

桜の幹に緑の葉がウジャウジャと巻きついているのに気づきました!
Teika120180515_3short
虫の死骸にむらがる蟻のよう。

そして、白い花がびっしり!
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花のアップ。
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【プロペラ型の形で名前が判明】

Teika7_20180514_1

花びらに傾きがあります。プロペラかスクリューのように。

この形を手がかりに調べて、名前が「テイカカズラ」であることがわかったのでした。

形がジャスミンに似ています。香りも鼻に抜けるような甘さがジャスミン系。

アスファルトに落ちた花たち。
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惜しい!happy02   「*」のような六弁の花だったら
雪の結晶を道路にちりばめたみたいになるのに~。

【繁殖力にびっくり】

さて、テイカカズラの繁殖ぶりをご紹介しましょう。

黄色く囲んだところのモコモコがテイカカズラ。本来の木の葉ではありません。
Teika2_20180515_1shorten

過去はどうなっていたかしらと写真を調べると。

↓こちらは2年前の2016年4月の様子。
テイカカズラの葉に覆われている様子はありません。
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ガラケーで不鮮明なのですが2013年の3月の様子↓
Teika3_shidare0130322

それが今では
Teika4_shidareteika20180521_6

次は建物の二階からのアングルを。
(大きなサイズでアップします。
はみ出ますので、リンクを新しいタブで開く、でご覧いただけましたら)

2018年5月。
Teika9_shidareteika20180516_3_2

まるで緑のじゅうたん。
『天空の城ラピュタ』でロボット兵たちを緑が覆っている場面を思い出しました。

黄色い矢印付近にかろうじて、本来の木の葉(少し大きく細長い葉)がありますが、
完全にテイカカズラに飲みこまれています。
Teika10_20180516_2

以前はどうだったのだろうとまたガラケー時代の画像を探してみました。
↓2014年の春の写真です。
シダレザクラ(写真左半分)とソメイヨシノ(写真右半分)。
花がこれだけ見えるということは、テイカカズラの浸食がなかったということでしょう。
20140404sakura56

【いつから繁殖?】

去年、「桜の木にツタが巻きついている」と思った記憶があります。
あの時、ツタと思ったのがテイカカズラだったのでしょう。
2017年には巻きつきが始まっていたのでしょう。

ただ、去年の春、白い花がアスファルトに落ちている、と気づいた記憶がありません。
となると、この1年弱で急に繁殖したということでしょうか。

【花のディテール】

さて、テイカカズラの花ですが反対側を。
Teika13_20180518_2
中央の梅の花をかたどったみたいなくぼみが愛らしいです。

ドクダミと比べてみました。
画像ではわかりづらいかと思いますが、ドクダミの白さに対し、
テイカカズラはわずかにクリーム色がかっています。
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【テイカカズラのいわれ】

テイカカズラは「定家葛」。
式子(しきし/しょくし)内親王(1149-1201)を恋慕っていた藤原定家(1162-1241)が、親王が亡くなったあとも忘れられず
死後、蔦葛となって親王の墓石に絡みついたとされる能の「定家」に由来します。 

『能楽名作選 原文 現代語訳 下 』天野文雄 [訳]/2017  KADOKAWA)の
「定家」p29~41を元に
抜粋&要約でご紹介します。(引用部分 原文:青文字 現代語訳:茶文字)

初冬の夕暮れ。北国から京の都を訪ねた僧が時雨に遇い、雨宿りをします。
そこに女が現れ、僧を式子内親王のお墓へと誘います。
そのお墓は
長い年月が経っているうえに、蔦葛がまとわりついて、その形もわからない
(星霜古りたるに蔦葛這ひまとひ、形も見えず候)

というありさまでした。

女は僧に
これは式子内親王の御墓でございます。また、この葛は定家葛と申します。
(これは式子内親王の御墓にて候、またこの葛をば定家葛と申し候)
」と言って、
なぜ、内親王の墓に定家葛がまとわりつくようになったのかいきさつを語りはじめます。


女の話によると、

式子内親王はかつて藤原定家と忍ぶ恋をしていた。(※1)
玉の緒よ 絶えなば絶え ながらへば 忍ぶることの弱るなる (※2)
いっそこの命がなくなってしまえばよい。生きていたなら、この恋心を耐え忍ぶ力が弱って、人に知られてしまうだろうから)」と、つらい思いを味わっていた。

この恋は人に知られ、定家が内親王の元へ通うことができなくなり、
二人とも苦しんだ。

内親王が亡くなったあとも、定家の内親王への想いは消えることがなかったため、
定家卿の執心が蔦葛となって、内親王の御墓にまとわり
定家の執心葛となつて、御墓に這ひまとひ)つくようになった

ということでした。


能「定家」では墓にまとわりつくテイカカズラの様子はこうも表現されています。
そうしたお気持ちが執心となって、その身がこのように定家葛となって、この内親王の御墓にいつしかからからみついて離れず、濃い蔦紅葉のように焦がれてまとわりついたそのさまは、さながら荊棘(おどろ)のごとく乱れた髪のようです。」
(思へばかかる執心の、定家葛と身はなりて、このおん跡にいつとなく、離れもやらで蔦紅葉の色焦がれまとはり、荊棘の髪も結ぼほれ) (以下、私による略)。

coldsweats02 この話の季節は初冬です。
焦がれているように真っ赤に色づいたテイカカズラの葉。
乱れた髪のようにからみもつれあっているツル。
迫力を感じる描写です。coldsweats02

ストーリーに戻りましょう。
このあと、僧に素性を問われ、女は自分が式子内親王であることを明かします。
そして、テイカカズラから解放されたいと懇願します。
「わたくしのほんとうの姿は影のようにしか見えないはず。墓石の形さえ蔦葛に覆われてはっきりと見えません。どうかこの苦しみをお助けください
(まことの姿はかげろふの、石に残す形だに、それとも見えず蔦葛、苦しみを助けたまへ)」
と。

僧が「薬草喩品(やくそうゆほん)」による回向で弔います。
内親王はやっと葛の呪縛から解放されました。


内親王はお礼をいいます。
「御法の雨の滴りを受けて、みなその恵みに浴して、草木をはじめあらゆるものが成仏の機を得るのです。
その結果、定家葛もほろほろと解けて、わたくしの体も楽になって、よろよろと頼りない足どりながら、この苦しみを脱することができたのは、ありがたいことです。

(御法の雨の滴り、みな潤ひて草木国土、悉皆成仏の機を得ぬれば、定家葛もかかる涙も、ほろほろと解け広ごれば、よろよろと足弱車の、火宅を出てたるありがたさよ)と。

内親王は僧に感謝の舞を踊ります。
ただ美しい姿でいられるのは夜の夢の間だけ。
夜が明ける前に、内親王は墓に戻りました。
テイカカズラの呪縛が解けた墓に。

これでハッピーエンド。

かと思いきや・・・。

内親王が墓に戻ると、なんと!
ふたたびテイカカズラが墓を覆ってしまうのです。
もとのように定家葛にまとわれて、その姿ははかなくも蔦葛の蔭に埋もれて見えなくなってしまった
(もとのごとく、這ひまとはるるや、定家葛、這ひまとはるるや、定家葛の、はかなくも、形は埋もれて、失せにけり

怖いですね~。
定家葛がほどけたのはイットキだけのもの。
朝になり、内親王が墓に戻った途端、ズズズと現れ、うごめき墓を覆い尽くすテイカカズラ。

その場面を想像してゾッとしました。
結局、定家も内親王に執着する思いから解放されず、内親王も定家の呪縛から解放されず、二人は永遠に苦しみ続けるという「オチ」なのですね。

解決したと思ったエンディングにもう一つ恐怖が仕掛けられている映画「キャリー」を思い出しましたbearing

そして、設定は違うのですが、
生身の人間ではない女性が、夜中に踊り、朝の光が射す前に消えるというシチュエーションがバレエの「ジゼル」とも重なりました。

能「定家」のご紹介は以上です。
※1 二人の恋は実際にはなかったと『能楽名作選 原文 現代語訳 下』p29に書かれています。
本曲に描かれているような式子内親王と定家の恋は二人の年齢差から事実ではありえないが、このような逸話は本曲以前に生まれていた。その恋を「邪淫」として、それゆえ、ともに永遠に苦しみを受け続けるという作品に仕立てたのだが、その作者は金春禅竹と思われる。
※2 式子内親王の読んだ歌「玉の緒よ絶えなば絶えねながらえば 忍ぶることの弱りもぞする」は
百人一首にも編纂されています。
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【情念を感じさせる絡まり方】
というわけで、情念そのもののテイカカズラ。
もう一度、巻きついている様子をご覧ください。

桜の木をぐるぐる巻き。
Teika_img_5799

桜の木が式子内親王に見えてきます。

これでもかと、ぐるるるる。
Teika_img_5806

↓大きなサイズでアップしました。(リンクを新しいタブで開く、でご覧いただけましたら)

赤がおそらくシダレザクラの葉、黄色がわずかに残るテイカカズラの花。
ピンクがテイカカズラの葉。
Teika_img_5802

秋、冬はどうなるのか。
今後も観察を続けます。

花INDEXはこちら

2018年6月 8日 (金)

2018年5月私の中で大ブレイク、カルミアはアポロチョコ

2018年この春知った植物はカルミアとテイカカズラ。

「カルミアっていうんだ」「テイカカズラなのね」とわかった瞬間、出先のあちこちで「ここにも咲いてる!」「ここにも!」

私の5月はちょっとしたカルミア祭、テイカカズラ祭でした。
今回はカルミアについてお送りします。
(以下、画像はクリックで拡大します)

こちらがカルミア。
20180501_1short

真っ赤なリンゴをカットした時の断面みたい。
白とピンクと赤がとってもキュート。



Snow Crystals (Dover Pictorial Archive)

ベントレーの雪の結晶写真集「Snow Crystals」の表紙に
花びら状になっていない六角形の雪の結晶がいます。
(上から2段目右端)

角板結晶と呼ばれるものですが、
花びら状になっていないカルミアの花は六角形と五角形の違いはありますが
角板結晶のよう!!

アップで。
20180501_2short

そして蕾がまた可愛い~。
アポロチョコに見えませんか!!
20180501_3

一つの枝からたくさんの茎、そして花。
まるでキャンディーを束ねたみたいに可愛いです。

花が散る時、ぽとっとこのかたまりごと地面に落ちるみたいですね。
11img_4128

5月に出かけた二つのお庭(猪股庭園、根津美術館)にもカルミアがあったことに驚きました。

花の時期を過ぎて、カルミアロスになっています。来年が待ち遠しいです。

花INDEXはこちら

より以前の記事一覧

emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
    コンタクト: メールアドレスはhoshibiyorihappy*yahoo.co.jp このyahooの前の*を@に変えてご連絡下さいませ
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