2025年1月31日 (金)

二日月は見られませんでしたが、1月31日の三日月はみられました!

2025年1月29日が新月。新しい月のクールがはじまりました。

1月30日の二日月。
シミュレーションをしたところ(詳細はこちら)、
この日の二日月は見えづらいなあと思いましたが
やはり私は見ることができませんでした。

気をとりなおして、今日の三日月。
無事、見ることができました!

(クリックorタップで拡大してご覧いただけましたら)

1月31日(三日月)
左)17:24頃の西南西の空の三日月。
  右上のあたりにいます。
中)アップで。輝面率4%。細いです。
右)18:11の三日月。かなり赤いです。
250131_1724mikazuki 250131_1725mikazuki 250131_1811mikazuki

私はうまく撮れませんでしたが、
月の左斜め上には金星がピカリ。
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二日月を見るのがむずかしいことから、
新月後、はじめて見える月が三日月になることが多いです。

さて「朏」という漢字をご存じでしょうか。
月が出ると書いて「三日月」と読みます。

それだけ、新月後、最初に月が出るのが三日月という認識があったのかもしれません。

2025年1月30日 (木)

2025年1月22日は二十三夜でした

昔の方が二十三夜の月に注目していたことをこちらでご紹介いたしましたが、
先日の二十三夜の月を撮りましたので、その様子を。

2025年1月22日が旧暦12月23日。二十三夜でした。

ステラナビゲータで東京近郊で調べてみると、
月の出が22日0:03、月の入りが10:53。
下弦の月(半月)で下弦の時刻は05:31です。

(以下、クリックorタップで拡大してご覧いただけましたら)

1月22日(下弦/二十三夜)
左)01:26(東南東の空)
右)05:33(南の空)

半月が時計まわりに起き上がってみえますね。
250122_0126_1_ese_217th_51_14a 250123_0533_s_219th_50_39a

欠け際をみますと、
逆さオラフ(詳細はこちらに)がいます。
1:26の月(左側)の輝面率は51%。
5:33の月(右側)は50%。
わずか1%でどこが違うかといいますと。
黄緑色の←のところのクレーターが見えづらくなっています。
250122_0126_2ese_217th_51_14a 250123_0533_s_219th_50_39a_up

スマホでは月の形はうまく撮れませんでしたが、
まわりの星は綺麗に写りました。
からす座の四角形、おとめ座のスピカが月のそばで輝いていました。
250122_0532_s_219th_50_39aname

2025年1月26日 (日)

二十三夜塔は昔の人とつながれる楽しさがあります

日本人は、月にかぐや姫や餅つきウサギがいると伝えられて育ってきましたし、
月を詠む和歌も多く、
月への関心が強い国民性を感じます。

現代の私たち。スーパームーン、月食、日食、中秋の名月、後の月など
イベントも盛んです。

ですが、昔の人がおこなっていて、今の日本ではあまり行われなくなった月イベントもあります。
それは「月待ち」。
特定の月齢の月の出を待って拝む儀式です。

とりわけ、二十三夜の月の出を待つ二十三夜待ち、二十六夜の月の出を待つ二十六夜待ちが一番盛んだったと思われます。
その二十六夜待ちについてはこちらをご覧くださいませ。

今回は二十三夜待ちについて記してみます。
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月待ち行事は、ご利益があると思って月を拝むという信仰的な側面と、
みんなでわいわい集まって、飲んだり食べたりして、月の出を待つというレジャー的な側面の2つがあったようです。

現代人の「初日の出」と近い感覚だったのかもしれませんね。
初日の出も、1年の最初の神々しい朝日の光に手を合わせたくなる信仰的な面と、
仲間や家族と一緒に見るというレジャー的な側面がありますものね。

さて、二十三夜の月はどんな月かといいますと。
下弦の月(半月)になることが多く、月の出は零時頃です。

遅すぎず、気の合う仲間と食べて飲んで騒いで月を待つにはちょうどいい時間かもしれませんね。

二十三夜塔という石碑が各地に残されています。
その場所で二十三夜の月待行事をしたという記念に建てられたものです。

真夜中に東の空から昇る半月を眺めるため、碑は東側が開けた場所にあることが多いです。
つまり、碑があれば、そこは今はマンションが並ぶような場所でも、かつては東側が開けていたと推測できます。

南慶院(横浜市青葉区)にある二十三夜塔
裏側に「明治三年庚午十一月下旬」と彫られていました。
Nijusanyato_nankeiin2025_0124
まわりを見まわしますと、
確かに、東側は田んぼが広がり、
月の出が見えやすい土地であることがわかりました。

明治3年11月。当時の人々はこの地でどんな月を見たのでしょう。
ステラナビゲーターで再現してみました。

旧暦1870年11月23日(現在の暦で1871年1月13日23時過ぎ)の月の出の頃
Nijusanyato_nankeiin_18710113_2343187011
東の空におわん型の月が昇っています。その上には火星も。

1月の夜中なので寒かったと思うのですが、
きりっとした寒さの中、半円の月と赤い火星の華やかな眺めを楽しんだのでしょう。

二十三夜供養塔(浦和)についてはこちらに。
二十三夜供養塔(川崎市宮前区)についてはこちらに。

二十三夜塔をみかけたら、
東側が開けている場所かどうかお確かめください。
今は田んぼが埋められていたり、マンションが立ち並んで、
月の出がみられる環境ではなくなっているかもしれないけれど、
「昔、ここで、仲間と盛り上がりながら、二十三夜の月の出を待った人たちがいたんだなあ」と
想像してみてください。

歴史のある都市ですと、あちこちに記念碑があって
「ここで昔000がおこなわれたんだな~」
「ここで吉田松陰が教えたのか~」など、
過去の出来事や当時の人々に思いめぐらせられる場所って多いと思うのです。

でも、古い街道はあるけれどそれほど名所名跡がない場所や新興住宅地に住む人は
その土地の過去に触れる機会が多くはありません。

でも、二十三夜塔は意外にも、新興住宅地にもあったりするのです。
「この辺って、歴史の表舞台ではないし~」という場所の方々こそ、
二十三夜塔をみつけてほしいです。
碑を見ることで、「昔ここにも人々がいて、月の出にワイワイしていたんだ~」と
過去の人とつながることができます。

二十三夜塔の場所はグーグルマップでわかるものもいっぱいあります。
また、郷土の石碑を研究されている方々がブログで紹介してくださっているものも。

ぜひ、お散歩される時は、ご近所に二十三夜塔がないか、チェックされてみてください。

2025年1月 2日 (木)

天気もよくて三日月もばっちり見られました~

今日は旧暦12月3日。

天候に恵まれ、三日月も見ることができました~。
(以下、画像はサムネイル。
 クリックorタップで拡大してご覧いただけましたら)

『バナナマンのせっかくグルメ!!』。

遠景のどこに日村さんがいるでしょう?というコーナーが時々ありますよね。
画面がどんどんズームアップすると、
手前の露天風呂の中にいた!

みたいな。

真似してみました。
1月2日16:57頃の夕空。
どこに三日月がいるでしょうか。
250102_1657_1_sw24th_6_18a

第1ヒント
250102_1657_2_sw24th_6_18a

第2ヒント
250102_1657_3_sw24th_6_18a

もうみつけられましたね!
アップで。
250102_1657_4_sw24th_6_18a
輝面率6%。
このくらいの太さになりますと、
このくらい明るい空でもすぐにみつけられます。

不鮮明ですが、見えたクレーターをアップで。
250102_1657_5_sw24th_6_18a

17:31頃
まわりに薄雲があって、
地球照はあまり見えませんでした。
250102_1731sww_24th_7_13a

2025年1月 1日 (水)

2025年もよろしくお願いします。初日の出と初二日月をみられました!

2025年がはじまりました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(以下、画像はサムネイル。
 クリックorタップで拡大してご覧いただけましたら)

天気に恵まれ、初日の出を見ることができました。
去年と同じ場所です。

1月1日 07:03頃
20250101_0703hatsuhinode_short
ラグビーのゴールポストのど真ん中、向こうにボールが。
コンバージョン成功!

みたいに見えるこの場所、気に入っています。

初日の出を拝むことって、誰から強制されたわけでもなく、
ごく自然に家族の行事として私たちのDNAに刻まれていますよね。
尊いです。

さて、私にとって、今日はもう一つ、メインイベントがありました。
二日月が見られるか!です。
2024年12月31日が新月のため今日は二日月。

こちらでご紹介した通り、二日月って見るのがめちゃくちゃ難しくて、
私の場合、1年に1回みられるかどうかなんです。

私がステラナビゲータでシミュレーションしてみたところ、
今日は条件は△。

でも、なんと、みることができました!
新年早々、「今年、二日月が1回でもみられたらいいな~」という願いは叶ってしまいました!
ありがたや。

1月1日 17:20(日没40分後)
まだ、夕映えが残る空に細い月が!
方角は南西と西南西の間です。
250101_1720_1sww_14th_2_35a

輝面率2%の二日月です。
高度はステラナビゲータですと3.5。
ただし、私の場所設定、標高設定が正しくないかもしれません。
250101_1720_2sww_14th_2_35a

空が真っ暗にならなくても、輝面率2%でも
肉眼で普通にみえました。

17:29頃
250101_1729_sww14th_2_2a_short

17:35(月没12分前)
高度1。
このあとすぐに木に隠れてしまいました。
250101_1735_sww14th_2_1a

1年に1回見られたらいいな~と思っていた二日月。
新年初日にミッションクリアで
うれしすぎます!

最後はエヴァたちを。

新年のおめかしバージョンです。
2025eva 

今年もよい年になりますように。

2024年12月31日 (火)

2024年最後の月は12月29日早朝の逆三日月でした~

2024年ももうすぐ終わり。
今年1年も「今日も星日和」をお訪ねくださりありがとうございました。

今年の年末に眺めた月をご紹介します。
(以下画像はサムネイル。
 お手数ですがクリックorタップで拡大してご覧いただけましたら)

12月27日
04:48頃の南東の空の月。輝面率16%。
ちょっとだけツンと鼻があるように見えます。
241227_0448se_256th_16_15a

12月28日
06:13頃の南東の空の月。輝面率9%。
月が昇る時間は毎日後ろにずれるため、
南東の空に見える時間も6時台に。
夜明け前、少し目覚め始めた空でまどろむ月。
241228_0613_1se_266th_9_17a 241228_0613_2se_266th_9_17a

12月29日
新月二日前なのでいわば、「逆三日月」。
06:26頃の南東の空の月。輝面率4%。
淡い朝焼けの中での細い弧。
241229_0626_1se_276th_4_94a 241229_0626_2se_276th_4_94a

12月30日の逆二日月を見ることができなかったので、
12月29日の月が今年の月の見納めとなりました。

2025年も美しい月と空にいっぱい私たちが出会えますように。

2024年12月28日 (土)

なかなか見られない貴重な二日月。2025年はいつがチャンスか調べてみました(その2)

2025年の二日月は13回あります。
観察できるチャンス日をステラナビゲータで調べてみました。
(あくまでも私がシミュレーションして、
 勝手に見やすい見にくいを算定したものです。
 もし、私の設定ミスなどがありましたら、
 随時修正させていただきます)

チャンス日(◎) 4/29、5/28
ちょっとチャンス日(○) 3/1
かなり厳しいけれど少しはチャンスあり?(△) 1/1、3/30、6/26、7/26
おそらく厳しい(×) 1/30、8/24、9/23、10/22、11/21、12/21
-------------------------
以下の画像はサムネイル。クリックorタップしてご覧ください。

ただし書き。
■時刻は東京近郊のものです。
■ステラナビゲータでシミュレーションした
 「日没」「日没から20分後の月の位置」「月没」
 3つの画像をアップしました。
■日没20分後も月が見え始めるとは限りませんが
 月の位置(方角や高度)の目安になりましたら。
■日没の時刻と月没の時刻に差があるほど、チャンスがあります。
 完全に暗くなった空だと月が見えやすいので。

1月1日(△)
日没16:51 日没20分後 月没17:47
20250101_1641sunset 20250101_1700moon2_65a 20250101_1746moonset

日没20分後の17:00の月は
方角/南西と西南西の間
輝面率/2%
高度/6.5
月が細く、高度もかなり低いです。
水平線、地平線の際が見えるぐらいのところにいらしたら、月没間際にみられるかもしれません。
かなり厳しいですが。
↑ (2025 1/1追記)見ることができました! 詳細はこちらに。

1月30日(×)
日没17:08    日没20分後 月没17:51
20250130_1708sunset 20250130_1728moon1_3a 20250130_1751moonset

日没20分後の17:28の月は
方角/西南西
輝面率/1%
高度/3
月がかなり細く、高度もかなり低く、厳しいでしょう。

3月1日(○)
日没17:38 日没20分後 月没19:04
20250301_1738sunset 20250301_1758moon2_12a 20250301_1904moonset

日没20分後の17:58の月は
方角/西南西と西の間
輝面率/2%
高度/12
月は細いですが、高度が12あること、
空が完全に暗くなってから月没時間まで1時間ほどあるので、
チャンスあり。

3月30日(△)
日没18:03 日没20分後 月没19:05
20250330_1803sunset 20250330_1823moon1_7a 20250330_1905moonset

日没20分後の18:23の月は
方角/西と西北西の間
輝面率/1%
高度/7
月がかなり細く、高度も低いです。
△にしましたが、ほぼ厳しいでしょう。

4/29(◎)
日没18:27 日没20分後 月没20:29
20250429_1827sunset 20250429_1847moon4_17a 20250429_2029moonset

日没20分後の18:47の月は
方角/西北西
輝面率/4%
高度/17
月は細いながら4%ありますし、高度も他の月よりは高いです。
なんといっても、日没後、空が暗くなってから月が沈むまでの時間が
1時間半ぐらいあります!
2025年、最大のチャンス!

5月28日(◎)
日没18:50 日没20分後 月没20:29
20250528_1850sunset 20250528_1910moon2_125a 20250528_2029moonset

日没20分後の19:10の月は
方角/西北西と北西の間
輝面率/2%
高度/12.5
月は細いですし、高度も高くはないですが、
空が暗くなってから月が沈むまでの時間が長いです。
2025年、4月につづいてのチャンス!

6月26日(△)
日没19:02 日没20分後 月没20:09
20250626_1902sunset 20250626_1922moon1_7a 20250626_2009moonset

日没20分後の19:22の月は
方角/西北西と北西の間
輝面率/1%
高度/7
月はかなり細いですし、高度も低いです。
ただ、空が暗くなってから月が沈むまでの時間が長いので、
水平線、地平線の際まで見えるようなところの方は
見られるかもしれません。

7月26日(△)
日没18:52 日没20分後 月没19:59
20250726_1852sunset 20250726_1912moon3_8a 20250726_1959moonset

日没20分後の19:12の月は
方角/西と西北西の間
輝面率/3%
高度/8
月は細く、高度も低いです。
水平線、地平線の際が見えるぐらいのところにいらしたら、月没間際にみられるかもしれません。
かなり厳しいですが。

8月24日(×)
日没18:21 日没20分後 月没18:53
20250824_1821sunset 20250824_1841moon1_15a 20250824_1853moonset

日没20分後の18:41の月は
方角/西と西北西の間
輝面率/1%
高度/15
月はかなり細いですし、日没のあと、空が暗くなりきらないうちに
月没時間を迎えます。
見るのは厳しいでしょう。

9月23日(×)
日没17:39 日没20分後 月没18:06
20250923_1739sunset 20250923_1759moon2_05a 20250923_1806moonset

日没20分後の17:59の月は
方角/西南西と西の間
輝面率/2%
高度/0.5A
月はかなり細いですし、高度も低く、
空が暗くならないうちに月没時間。
厳しいでしょう。

10月22日(×)
日没16:59 月没17:01
20251022_1659sunset 20251022_1701moonset

日没と月没がほぼ一緒の時間!
見るのは厳しいでしょう。

11月21日(×)
日没16:33 月没16:46
20251121_1633sunset 20251121_1646moonset

日没後、まだ空にオレンジ色が残っている中、
十数分後に月没。
見るのは厳しいでしょう。

12月21日(×)
日没16:34 日没20分後 月没17:17
20251221_1634sunset 20251221_1654moon2_28a 20251221_1717moonset

日没20分後のの月は。
方角/南西と西南西の間
輝面率/2%
高度/2.8
月は細いですし、高度もかなり低いです。
見るのは厳しいでしょう。

というわけで、
あくまでも私のシミュレーションではありますが、
2025年の二日月の最大のチャンスは4月29日と5月28日。
ですが、この日が雨だったり、晴れていてもちょうど月のまわりに雲があったらアウト。
西の空の見晴らしが効く場所にいられないとアウト。

レアな二日月。
どうぞ、皆様も楽しめますように。

なかなか見られない貴重な二日月。2025年はいつがチャンスか調べてみました(その1)

月の観察で頻度が少ないものから挙げますと。

ブルームーン(2~3年に1度)
月食、日食(毎年みられるわけではない)

スーパームーン(1年に1度or2度)
中秋の名月(1年に1度。※閏月がある時は旧暦閏8月15日もみなして、2度といえるかも)
後の月(1年に1度。※閏月がある時は旧暦閏9月13日もみなして、2度といえるかも)

でしょうか。
以下は1年に12~13回見られるものです。
普通の満月
上弦
下弦ほかさまざまな月齢の月。

同様に、二日月(新月の翌日の月)も年に12~13回見られます。
2024年ですと、二日月は
1/12、2/11、3/11、4/10、5/9、6/7、7/7、8/5、9/4、10/4、11/2、12/2の12回ありました。
つまり、レアな現象ではないのですが、
私が見られたのは4/10の1回のみでした!!!
(4月10日の二日月の様子はこちら

2024年だけではなく、毎年1年に1回か2回みられるかどうかなんです。

二日月を見るチャンスが少ない理由は
①細いために日没後でないと見えづらい。
②日没後やっと見えるかなと思うとすぐ沈んでしまうので見られる時間が限られる。
③西側の空低いところに月が見えるため、見晴らしがよい場所でないと建物などでさえぎられてしまう。
④西側の空低いところに見えるため、そこに雲がいたらアウト。
⑤夕方~宵の時間なのでその時間働いている人、帰宅中の人はそもそもチャンスが少ない。

だからこそ、二日月を見られたらすごくうれしくなります。

2025年、二日月はいつ見られるのでしょうか。
2025年の二日月の日は、1/1、1/30、3/1、3/30、4/29、5/28、6/26、7/26、8/24、9/23、10/22、11/21、12/21
の13回。

(その2)では、ステラナビゲータでのシミュレーションで調べたおすすめ日をご紹介します。

2024年12月23日 (月)

今年最後の満月を見納めしました

あっという前に2024年も残りわずか。

12月15日は今年最後の満月を見ることができました。
(以下、画像はサムネイル。
 クリックorタップで拡大してご覧いただけましたら)

12月15日21:41頃。
東(やや南寄り)の空の高いところの満月。
スマホで撮りました。
月のうさぎは写りませんでした。
241215_2141_moon
右下、電線にかぶって、オリオン座が写っているのがおわかりいただけるでしょうか。
満月は冬のダイヤモンドと呼ばれる6つの一等星の中に輝いていました。

21:45頃。アップで。
輝面率100%ですが、
満月の時刻が18時台だったため、
若干、欠けが進んでいます。
241215_2145es_143th_100_63a
↑ 右斜め下(時計の針の3~6)にでこぼこが見えて、
 このあたりの欠けが進んでいることがわかります。

日付変わって、
12月16日6:50頃。

西北西の空の月。
241216_0650_1wnw_146th_100_73a

このくらいの明るさですと、
スマホで撮った時に月面の模様も写せます。
241216_0651_1wnw_146th_100_73a

すごく鮮明というわけではありませんが、
スマホでこのくらい写せるだけでうれしくなります♪
241216_0651_2wnw_146th_100_73a

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さて、月というと、一番注目されるのが
皆既月食や日食。
その次がスーパームーン、中秋の名月、後の月。
ではないでしょうか。

まったくテレビでも「今日は00の月が見えるかもしれません」というように話題にもならないけれど、
私がスーパームーンと同じくらいレアだと思っている月があります。

その月に関しては、近日に。

2024年10月16日 (水)

十三夜の名月と紫金山・アトラス彗星を見ました!

今日は旧暦9月13日。のちの月(十三夜)。
東側の空の月にみとれつつ、
西側に注目。

紫金山・アトラス彗星。無事、見ることができました!

13日は。うっかり見逃し。
14日は。西の空がひらけている場所に見に行くも雲に覆われていて見られず。
何人かで雲が晴れるのを願ったですがかなわず。
そのかわり、13日に江の島で彗星をご覧になったという方にスマホで撮った美しい写真をみせていただきました。

というわけで、今日は14日の場所にもう一度行ってみたのでした。

昨日同様、天体望遠鏡、双眼鏡、三脚のカメラほか持っている方がいっぱいいらっしゃいました。
スマホで13日の彗星写真を見せてくださった方もいらっしゃいました。

この方が、「見えていますね!」といち早く彗星に気づいて、教えてくれました。
私が空に目を凝らしてもわかりません。
スマホで撮った写真を指で示して、「この雲の左上ですよ」と。

その雲を目印に目を凝らすと見えました~。
肉眼ではうっすら。だけど想像以上に尾が長かったでした。

街の中ですので、暗い場所でみるよりはもちろん不鮮明なのですが、
こんな感じです~。
(画像はサムネイルのため小さく不鮮明。
 お手数ですがクリックorタップで拡大してご覧いただけましたら)

10月15日18時前の西の空。
画像中央から時計の11時の針の方向に尾が伸びています。
2024_1015_1758short

18時過ぎの空。金星とアルクトゥールスの間ぐらいにいます。
2024_1015_1803short

2024_1015_1803short_name

一期一会の出会いですが、お互い名前を知らない、けれど、彗星に心をときめかせる者同士、
同じ場所で空を見上げ、見えたよろこびを分かちあいました~。

明日以降も西の空が晴れている限り、出かけようと思います。

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10月15日の十三夜の月の様子や彗星待ちの間の夕暮れの空の様子を。

17:18頃の十三夜の月。
241015_1718moon_jusanya

アップのため、まわりの空が黒く写っています。
左下がまだ欠けていますね~。
241015_1719moon_jusanya

17:23頃の西の空。中央奥に富士山がいます。
川にオレンジ色の空が映っています。
241015_1723sunset

富士山をズームアップ。
241015_1723fuji

17:27頃。オレンジ~藍色のグラデーションが綺麗。
241015_1727tasogare

無事、彗星を見られたあと、東(東南)の空に目を向けると
十三夜の月がさらに昇っていました。
241015_1819moon_jusanya



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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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