2020年7月 2日 (木)

2020年7月2日の火球は見られませんでしたが、1996年のつくば隕石は

今朝起きてニュースを見てびっくり!

2020年7月2日02:32頃、火球が見られたのですね!
すっかりユメノクニにいて、気がつきませんでした。

たくさんの動画や写真を見て、光る軌跡と迫力に驚きました。
まるで『君の名は。』の映画の1シーンのよう。

そしていくつかのニュースでは1996年1月7日、つくば近辺に降ったつくば隕石について言及されていました。

私は、このつくば隕石は見ているのです!
今でもあの光景を思い出すと興奮します。

詳しくは2007年1月24日のブログをぜひご覧いただけましたら。

重複しながらご紹介いたしますと。
1996年1月7日、つくば隕石の落下を目撃できたのですが、
ちょうどこの年末年始にロシアに行って、ニューイヤーを祝う打ち上げ花火(簡易なもの。日本でも河原などで勝手にあげる人が多いもの)を見てきたばかりだったのです。

だったので、夕方の空、ヒューというような音だったと思うのですが、前方に煙のようなものと燃えカスのようなものが見えた時、
てっきり近所の小学校でこの簡易花火を打ち上げているのだと思いました。

そのくらいすごく近くに感じました。

帰宅後ニュースで、つくばの隕石のことを知り、方角と時間が一緒のことを知りました。
でもまさか、と思ったのですが、町田市~赤羽上空を通過とわかり、
浜松でも音を聞いた人がいると知り、やっぱりつくば隕石の落下を目撃できたんだ~とわかりました。

しし座流星群の当たり年の時は。
満天の空のこっちの端から向こうの端まで半円を描くように流れた流星の軌跡を今でも思い出します。
まるで舞台を見ていて、後方から私の頭上を通ってステージに紙テープが投げられたような、
それを下から見上げているような感じでした。

はっきりした火球を首都高の車の中から見た時も興奮しました。

きっと今回の火球に遭遇できた方はその光の残像と音の興奮がずっと体に刻まれることでしょう。

↓ クリックで拡大します
Photo_20200702223401
↑グーグルマップをキャプチャして、町田~北区~つくば市を直線で結んでみました。
ざっくりではありますが、1996年1月7日のつくば隕石の軌跡として。
(本当~にざっくりです。厳密なものではありません)

世田谷区の「区」の文字のところを水色の丸でぬりつぶしましたが、
ここが私が当時目撃したあたり。
軌跡から近かったことがわかります。

当時、スケッチを残しておかなかったので、あくまで今の私の記憶で描いてみました。
手控えとして残しておくため。
Img_9145



2020年2月 1日 (土)

夕空に星が一つ一つ。まるで魔法のよう。

少しずつ日が暮れるのが遅くなりました。

日が沈む少しぐらい前から南西の空に見え始めるのが金星。
宵の明星。
200129_1635_2kinsei41
↑2020年1月29日16:35。
日没前の空に見え始めた金星。

全天が見渡せないところで空を眺めましたが、一番星でしょう。

月と金星の2ショット。
200129_1638_2sws_44th_17_43ashort_kinsei
日が沈んでゆくと
東南東の空低く白く光るものが。

飛行機のライトかなと思うくらいの明るさを放っていたのがシリウス。

↓撮れなかったのでステラナビゲータで再現してみました。
この時期の夕暮れ、東南東の低い空で白く輝くのがシリウス。

202001291728
その上にオリオン座のリゲルやベテルギウス、三ツ星も
じわじわ見えてきます。

まだ空に明るさが残っているのに、
三ツ星のわきの、まるで泣きぼくろのような星も
オリオン大星雲も現れました。

夕暮れの空は魔法のようですね。
まるでシンデレラに出てくる魔法使いかティンカーベルが
魔法の杖を東に向かって一振り。南に向かって一振りしているのかしら。

ぽん。ぽん。とあちこちに次々星が咲いていきます。

こちらにもぽん。あちらにもぽん。

次々星が見えていきます。

住んでいるのは街の中。

どんなに深夜になっても満天の星が見える環境ではないけれど。

星が一つ一つ見え始める魔法は何度みても大人になってもワクワクします。

2019年6月 9日 (日)

月の満ち欠け日記 2019年6月3日~7月2日

「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。

最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)

※スマホではレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
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6月6日(四日月)
今クール最初の月です。
左)スマホなので不鮮明ですが、
日の入り直前の18:44頃の西の空の月。
右)黄色いラインのところにいます。
月齢3、輝面率11%。
190606_1844w_3th_11_33aine 190606_1844w_3th_11_33a

左)19:48頃の西(やや北寄り)の空の月。
月齢3、輝面率11%のまま。
中)危難の海がよく見えています。
右)その上にはクレーターのネッサラ、ジェミナス、クレオメデスが。
190606_1948wn_3th_11_20ashort 190606_1948wn_3th_11_20ashortshort 190606_1948wn_3th_11_20ashortshort_name

6月13~14日
梅雨の走りのためか、今クールはなかなか月に逢えず。
久しぶりに対面の月はもう半月と満月の間でした。
左)16:39頃、東南東の青空に浮かぶソーダブルーの月と白い雲。
中左)アップで。月齢9.9、輝面率83%。
中右)日の入り直後19:04頃の南東(やや南寄り)の空の月。
右)アップで。そのため空が黒く写っています。
月齢10、輝面率83%。
190613_1639_1ese_99th_83_21a 190613_1639_2ese_99th_83_21a 190613_1904_1ses_10th_83_42a 190613_1904_2ses_10th_83_42ashort

左)20:31頃の南の空の月。
月齢10.1、輝面率84%。
右)22:11頃の南西(やや南寄り)の空の月。
月齢10.1、輝面率84%。
190613_2031s_101th_84_46a 190613_2211sws_101th_84_40a

6月16~(17日)
17時の17:31が満月なので16日の夕方はほぼ満月前日の月となります。
15日の嵐で大気中のチリが洗い流されたのでしょうか。
16日は快晴、そして夕方以降は月日和、星日和でした。

左)月の出から20分ほど経った18:16頃、東南東の空低いところに丸い月が昇っていました。
月齢13、輝面率99%。高度3.7度。
中)18:20頃。空全体はこのくらいの明るさです。
右)18:32頃。空の下の方がオレンジ色を帯びていて綺麗です。
190616_1816ese_13th_99_37a 190616_1820ese_13th_99_44a 190616_1832see_13th_99_64ashort

左)18:44頃。ヤマボウシ
中左)月は東に 月齢13、輝面率99%。高度8.4度。
中右)日は西に
菜の花や月は東に日は西に」をもじってみました♪
中左の太陽は正確には東南東。中右の夕日は正確には西北西ですが、
ほぼ180度で向かいあっていました。
右)18:52頃(日の入り8分ほど前)のと南東(やや東寄り)の空の月。
まわりの雲がピンク色がかって風情がありました。
190616_1843 190616_1844_3see_13th_99_84a 190616_1844_1see_13th_99_84a 190616_1852see_13th_99_07ashort

左)19:07頃(日の入り直後)の月。
アップなので空が黒く写っています。
中)19:16頃の南東(やや東寄り)の空の月。
日の入り後もまだ空は蒼さが残っています。
月は少し黄色く「発光」しているように輝きはじめました。
月の下の雲を照らす様子が美しいです。
左下には木星が。
右)19:21頃の西の空の様子。
190616_1907_2see_13th_99_12ashort 190616_1916see_13th_99_13ashort 190616_1921see_13th_99_14ashort

左)「田ごとの月」が見られるかな~と思ったのですが、見られませんでした。
一つの田んぼにしか月が映りませんでした。
中左)育ち中の苗の間に映る月。
中右)「水に映った月」が撮れましたヽ(^。^)ノ!!
ピント合わせにと四苦八苦。かろうじて撮れたのがこの1枚。
右) 中左の「水に映った月」を上下反転(つまり空にいる本物の月の模様の向き)した画像です。
19:07の月とほぼ同じ模様なのがわかります。
190616_1923see_13th_99_15a 190616_1934_1se_13th_99_16a 190616_1934_2se_13th_99_16a 190616_1934_2se_13th_99_16ajougehanten

左)23:17頃の南の空の月。月齢13.2、輝面率99%。
右) カメラの別モードで撮った1枚。
190616_2317s_132th_99_34a 190616_2319s_132th_99_34a
さて、ほぼ満月に近い月が南の空にいるのにもかかわらず、
星日和。さそり座の「釣り針」やいて座のティーポットもばっちり見えました。
月がない星空ならまだしも、明るい月のまわりなのに。
こんなに星が見えてていいの、とびっくりしました。

ステラナビゲータで6/16  23:17の私が見えた星々を再現してみました。
190616_2317star

さそり座といて座の星々もいっぱい見えました。
そばにほぼ満月に近い月がいるのにもかかわらずです。
190616_2317star_line

6月17~(18日) (17日17:31が満月)
月の出が18:52、月の入りが04:12。
夏至に近い満月。 空の滞在時間が8時間20分と短いです。
左)17日22:02頃の南南東の空の満月。
まわりの雲を神々しく照らしています。
中左)アップで。少し雲がかかっています。
月齢14.1、輝面率100%。ですが満月の時刻を過ぎて少し欠け始めています。
中右)23:07頃の南(やや東寄り)の空の月。
くっきり綺麗に見えました。月齢14.2、輝面率100%。
右)同時刻、別モードで。
190617_2202_1 190617_2202_2 190617_2307_1se_142th_100_31ashort 190617_2307_2se_142th_100_31a

6月18~(19日)
左)21:18頃の南東の空。高い木の向こうに架かる月。
中左)アップで。月齢15.1、輝面率98%。
満月から2%欠けただけで、「丸くない」と見てわかりますね。
中右)欠けているのは右上部分。クレーターのでこぼこがくっきり。
右)23:17頃の南南東の空の月。
月齢15.2、輝面率98%。
190618_2118se_151th_98_14ashort 190618_2120se_151th_98_14ashort 190618_2120se_151th_98_14ashortshort 190618_2317sse_152th_98_28a

6月19~(20日)
左)19日22:09頃。月の出から1時間半経っていますが 南東の空低く、架かっていた月。
ものすごく赤い月でした。月齢16.1、輝面率95%。
右)22:56頃の南東の空の月。まだ月は赤かったでした。
月齢16.2、輝面率95%。右上中心に欠けが進んでいるのがわかります。
190619_2209se_161th_95_14a 190619_2256se_162th_95_21a

6月21~22日
左)21日23:14頃の南東(やや東寄り)の空低く架かる月。
鈍いオレンジ色でした。雲をまとっています。
中右)雲が切れた瞬間を狙って。
月齢18.2、輝面率83%。
中右)22日02:17頃の南南東の空の月。
鈍いオレンジ色の月。まわりの空にオレンジ色が広がっていました。
形といい、色といい、レモンのような月。
右)アップで。そのため、月が白く写っています。
190621_2314see_182th_83_12ashort 190621_2315see_182th_83_12a 190622_0218sse_183th_82_34a 190622_0217sse_183th_82_34a

左)04:35頃の南南西の空。雨雲モクモク。
中)でも1分待ったら、一箇所が明るくなり、月がおぼろげに見えてきました。
右)アップで。月齢18.4、輝面率82%。
190622_0435ssw_184th_82_33a 190622_0436_1ssw_184th_82_33ashort 190622_0436_2ssw_184th_82_33a

6月26日(下弦の翌日)
左)梅雨空つづきで月が見られない日が多いですが、やっと会えました。
雲の中に現れた半月翌日の月。
04:54頃の南南東の空の月。月齢22.4、輝面率46%。
右)0609の南の空の月。
月齢22.5、輝面率46%。
190626_0454sse_224th_46_49a 190626_0609s_225th_46_53a

6月27日
左)04:04頃の南東(やや東寄り)。日の出20分ほど前の蒼い空に月の月。
中左)雲をまといながら輝いていました。雲越しに地球照のシルエットが見えるような。
中右)アップで。そのため空が黒く写っています。月齢23.4、輝面率37%。
月の海の模様が焼き色に見える「餃子月」。
右)日の出から35分ほど経って完全に明るくなった空の月。
「発光」の白から昼間の白の月に。
月齢23.4、輝面率36%。
190627_0404_1see_234th_37_40a 190627_0404_2see_234th_37_40a 190627_0405see_234th_37_40a 190627_0504se_234th_36_49a
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今クールは「これぞ梅雨!」とうなるくらいにぐずついた天気が続き、月が拝めませんでしたが、
この日記を振り返ってみると不思議。思っている以上に月を見ていたなあと感じます。
最もうれしかったのは、月は東に日は西に、が見られたことと、たんぼに映る「逆さ月」が撮れたことです。
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※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。

月の満ち欠け日記INDEXはこちら

2017年9月13日 (水)

写真集を思い出す夕焼けと夏の暑さ、でも夜中は冬

昨日9月12日は不思議な天気でした。
台風は近くないのに、なまあたたかい風が強く、昼前から雨と雷。
夕方、仕事先の建物で東を眺めると窓の外が不思議なオレンジ色に染まっていました。
空はグレーの雲が広がっているのに、ところどころ陽が差して、空気と木々がオレンジ色に染まって。

ジュエル・メイロウィッツ(Joel Meyerositz)の写真集を思い出しました。
引っ越しした時になくしてしまったのですが、大好きな写真集「CAPE LIGHT」。
夕方のような黄色みがかったオレンジ色がかった光に染まる風景が印象的なんです。

を思い出しました。

Cape Light: Photographs by Joel Meyerowitz

少し経って、西側のトイレに行ったら大変。
窓の外に年に何度あるかという荘厳な夕焼けが広がっていました。
フィルムが貼られた窓越しなので少しぼやけているのですがアップします。
(以下、画像はクリックで拡大します。はみでる場合はリンク先を新しいタブで開くを)
20170912sunset

20170912sunset2

夜になると季節は秋と思いきや、
夜中にベランダに出るとそこには冬が。

といっても秋を通り越す寒さだったというわけではなく、
東に昇っていた月のまわりに冬の星座が広がっていたからです。

キャノンのコンデジPowerShot SX50は一眼レフではないし、星を写すためのカメラではないのですが、
明るい星は写すことができます。

半月よりほんの少しふっくらしている月。(9月13日午前2時前)
170913_0149es_219th_56_43ashort_2


画面右上に冬の星座、牡牛座の一等星アルデバランが。
170913_0201es_219th_56_46ashort_2


月の下にはオリオン座の星々が横たわります。
170913_0203es_219th_56_46a

(新しいタブで開くで拡大していただくとかすかな星の点在がみえるかと思います。
オリオン大星雲もかすかに写っています)

トリミングしてみると。
170913_0203es_219th_56_46ashort_2

この位置に主な七つの星が。
170913_0203es_219th_56_46ashort_l_2

月を囲む冬の星座。
心は一気に冬モードになりました。

2016年2月13日 (土)

星のささやき---その23.1800年代初頭、ゲデンシュトロムの体験

星のささやきシリーズ、久しぶりのアップです。

続きを読む "星のささやき---その23.1800年代初頭、ゲデンシュトロムの体験" »

2016年1月30日 (土)

惑星なーらんだ。

【惑星なーらんだ】
早起き生活です。冬でも朝5時前に起きています。
このところの楽しみは惑星がベランダの向こうに一同に見えること。

東側から、水星、金星、土星、火星、木星と揃いぶみ。
ですが、私のところでは東の低い空の水星は見えず。

そこで1月28日早朝、見晴しのいいところに出かけてみました。

まずは、ステラナビゲータで再現した2016年1月28日5時48分頃の空。
(以下、画像はクリックで拡大します)
160128_0548planets


5時20分頃。月のすぐ左上に木星がいます。
160128_0521__2

まだ空は暗く。水星はまだ見えません。
手持ちのコンデジで火星も写りました。
160128_0536moon_m_m_moji__

金星、土星、火星。
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6時前になると、東の空の下が少しずつオレンジ色になって
日の出が近いことを感じさせます。
160128_0559


水星も現れました。惑星揃いぶみ。

肉眼で見えた水星はかろうじて写りました。揃い踏みの3画像をコラージュ。
クリックしていただいても水星は見えづらいと思うのですが惑星の位置関係をお伝えできたら。
160128_0559planetsmoon_short_2

手品で帽子から旗を出すと糸でつながっていて次々旗が出てくる。あんな感じです。
月や惑星が糸でつながっていて、東の空から月をひっぱり出したら、
芋づる式で惑星がついてきたみたい!

拙いですがそのイメージ図↓
160128_0548planets_magic



早朝の空眺め、まだまだ楽しみが続きます。


2015年12月28日 (月)

ロバート・サブダ氏のキリスト降誕と沢知恵の「久しく待ちにし」。おごそかで心に沁みます

クリスマスが終わったあとにクリスマスの話題となってしまうのですが。

飛び出す絵本やカードを収集されている方に貴重なコレクションの数々を見させていただきました。
IT技術が進んで、薄い板(タブレット)に世界中の出来事や宇宙までもが映るという魔法のような世界に生きている私たちですが、それでも超素朴な、紙を開いたら紙が飛びだす、というポップアップの魅力は褪せることがありません。

なぜなんでしょう。
あの開く時のわくわく感。たかが紙なのに、別世界にはいりこんでしまいますよね。

ポップアップの世界ではロバート・サブダ(Robert Sabuda)氏がマシュー・ラインハート(Matthiew Reinhart)氏とともに第一人者であることも知りました。
アリスを襲わんとばかりにトランプたちが飛びだす『不思議の国のアリス』の絵本をご覧になったことはありませんか。
不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)
欲しいと思いながら、買っていないのですが、あのアリスもサブダ氏の作品でした!

さて、サブダ氏の数々のpopupクリスマスカードの素晴らしさに目が♥になった私ですが、特に心にずしっときたのが、「キリストの降誕(Nativity )」です。

作品をご紹介します。サイズはB5かA4ぐらいあります。
ですので開くとB4かA3ぐらいあります。(測っておらずうろ覚え)

外側表面。
Robert_sabuda_nativity01

東方の三博士がラクダに乗って、キリストのところを訪ねようとしている絵ですね。
空にはベツレヘムの星も輝いています。

裏面。
Robert_sabuda_nativity02

サブダ氏はシンプルな線とベタで塗った色彩が特徴。
飛びだす花のカードだと表にはその花の部分アップを描く、など、絵柄の大胆なトリミングも特徴です。

開きかけたところ。
Robert_sabuda_nativity03

中央のV字に折り曲げられているところが屋根の裏側。
カードを開くにつれ屋根が持ち上がります。

完全に開いたところ。
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と思いきや、私の早とちり。

↓こちらがケースに印刷されている見本。
Robert_sabuda_nativity10_2
比べてみると。イエス様の手前にあるV字部分が3人の奥まで持ちあがるのですね。
私の開き方が中途半端でした。

イエス様。愛らしいです。
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3人の表情を見ているとあたたかな気持ちになります。

アップで。
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羊飼いも素朴な絵なのが空想をかきたてます。
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東方の三博士とラクダ。
Robert_sabuda_nativity08

クリスマスといえば、サンタの赤や白、クリスマスツリーの緑や雪の結晶。
華やか。明るい。陽気な鈴の音が似合うようなイメージがありますが、
この「キリストの降誕」には雪もないですし、馬小屋の中が描かれているので色合いは茶系で地味。

それでも絵と世界に引き込まれます。
イエス様を中心に黄色がグラデーションで描かれているのです。
Robert_sabuda_nativity11
羊飼いや三博士の足元まで。

全体がぺったりとした色彩で塗られているテイストだからこそ、このグラデーションが活きるのだと思います。そこから光が「ほわっ」と輝いているように見えます。

サンタも雪もツリーもない。
遠い遠い時代の遠い遠い異国。もっとも聖なる場所の、最も聖なるひとときを描いた作品。
私は幼稚園こそ少しキリスト教系でしたが、クリスチャンではありません。
それでもこの「キリストの降誕」のおごそかさに惹かれました。
心があたたかくなりました。
**************

さて、この作品を拝見した時に、頭によぎった讃美歌があります。
それは沢知恵さんのアルバム『いいうたいろいろ4 世界の讃美歌』に収録されている
「久しく待ちにし」。
いいうたいろいろ4世界の讃美歌

↑試聴できます。

けっして華やかではない、どちらかというと暗いメロディーなんですけど。ずしりと心にしみいるのです。
沢さんの歌声もいいんです。合唱団のような声ではなくて、ゴスペルが似合うし、どことなく「美空ひばり」系。


沢さんのご両親がともに牧師という環境だからでしょうか。
日本語で「主よ 主よ」という呼びかける言葉にこめられた祈りが伝わってきます。
主を慕っているのが伝わってきます。

サブダ氏のポップアップ「キリスト降誕」はMOMAのもののようですが
Robert_sabuda_nativity09

今は入手は難しいのかも。

それでも来年、このポップアップをご覧になる機会がある方は
ぜひ、沢さんの「久しく待ちにし」と一緒にお愉しみください!

沢さんの「久しく待ちにし」はレコチョクでも試聴できます。(2015.12.28現在)
「レコチョク 沢知恵 久しく待ちにし」で検索してみてください。

2014年7月20日 (日)

かみなりが凄かったでした

今日は天気予報通り。夜7時過ぎからものすごい雷爆撃となりました。

電気を消して部屋の中から見ていたのですが、まるで記者会見のフラッシュのよう。

10秒ぐらいずっと明るいままということもありました。
雷が近所の屋根や道路、街路樹すべてを明るく照らす閃光の威力。

近くにも何本も落ちたはずです。わずかな時間でしたが停電にもなりました。

テプコ雷情報で雷が遠のいているのを確認できている時も、時折近くに光ってすぐの雷が着弾するので油断はできません。

空に一度に何本も稲妻が走るのを見ました。龍がうごめくSFX映画のようでした。

そして、生まれて初めて見たのが、雷の火の粉?
以下、その様子をうまく説明できないのですが。

南の空に垂直に目が眩むようなピンク色の太い稲妻が走った時のことです。
その稲妻がパッと消えるのではなくて、こなごなになるような形で光が消えたのです。

まるで花火の消え際のように。
打ちあがった花火が開いて落ちてくる時、その軌跡が線ではなく、細かな点線のように降り注ぐことがありますよね。

あんな感じです。

稲妻の柱が3秒ぐらい空にとどまり、3秒後ぐらいに稲妻の枝葉が実線(─)から点線(---)になるみたいにぶつぶつ途切れ、それぞれが降ってくるような雰囲気でした。
降ってくるといっても、花火みたいに地上まで到達するわけではなく、こなごなで降ったと思うほどなく消えてくのですが。

珍しい現象なのでしょうか。わりとある現象なのでしょうか。
私自身は稲妻が花火の火の粉のようになるのは初めてみたのでびっくりしました。

すさまじい雷に遇うことがあっても、昼間だったり、出先だったり。
夜、電気を消して眺めることがなかなかありません。
久しぶりに閃光の恐ろしくも神秘的な光を身をすくませながら眺めました。

そして、雷が去ったと、電気をつけて、あらためて人間の文明に感心しました。
闇を照らす雷以上の明るさをスイッチ一つでコントロールしてしまうのですから。

2014年4月30日 (水)

ガガーリン102 山梨県立科学館(甲府)に行ってきました

初夏の陽気だった27日、甲府に行ってきました。
お目当ては山梨県立科学館で上映中のプラネタリウム番組『はるか地球をのぞむ』です。
甲府、わずか数時間の滞在でしたが楽しかったです。

中央本線での車窓は新緑がまぶしいです。
意外だったのは、甲府までの沿線各地でハナミズキが満開だったこと。
東京で今ハナミズキが盛りなので、山梨ではもう少し遅いのかな~と思っていたのです。

若葉の緑色にハナミズキの白や濃いピンクが映えて美しかったです。
富士山も期待していたのですが、近くの山並みさえ霞んでいたので富士山は見えずでした。

甲府駅に着いてびっくりしたことが!
現在NHKで放映中の『花子とアン』のモデルとなった翻訳家の村岡花子さんのゆかりの地だったのですね!!

村岡花子さん訳の『赤毛のアン』シリーズ(新潮文庫)は私の宝物。
にもかかわらず、『花子とアン』は第一話で挫折してしまったので、甲府=村岡花子という認識がすっかり欠落していました。

改札出たところの観光案内所で村岡さんに関するパンフレットをいただくと、山梨県立科学館に行く道の途中に、村岡さんゆかりの学校があることがわかりました。

北口から8分ぐらい歩くと、「山梨英和高校入口」と記された石畳の細い道が。
20140427kofu01_eiwa1

ゆるやかな坂道を辿っていくと、
山梨英和中学・高等学校が現れました。
村岡花子さんが教鞭を執っていた学校です(当時は山梨英和女学校)。

満開のハナミズキが綺麗でした。
20140427kofu02_eiwa2

この先は、「科学館→」の看板を頼りに登っていきます。

山梨県立科学館さんのHP(ttp://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/)には
JR甲府駅北口より英和口遊歩道にて徒歩25分、
JR身延線金手駅より金手口遊歩道にて徒歩25分


と書かれていますが、都心の「遊歩道」の感覚とは違いました!

ハイキングでした。

見晴らしがいいです。

山に高層ビルに城壁に丸いガスタンク。
市街地の「生活」&大自然↓

20140427kofu03_eiwasoba

10分ぐらいで土の道となりました。

落ち葉の上を歩くのが心地いいです。
傾斜具合は清里にあるトレイル並です。

↓はっきり写っていませんが、木々の向こうには、山並みが拡がっています。
20140427kofu04_atagoyama_2

新緑の木立の中を歩くのは楽しいですね。

「山梨英和高校入口」から科学館までは徒歩約20分。

生活圏のすぐそばにこんな見晴しのいい散歩道があるのはうらやましいです。
ですが、日曜の昼間なのにすれちがったのは一組だけ。
土地勘のない方が、都心の「遊歩道」と同等に考えてヒールで行ったらきついです。また、時間帯、天候などもお気をつけください。
土日祝日に限られるのかもしれませんが、駅から科学館へはバスの運行もあるようです。
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目的の科学館に着いていざ、スペースシアターへ。

水平のフロアではなく、傾斜した床に階段状に席が設けられている劇場型の施設です。
『はるか地球をのぞむ』は13:30~14:15の45分間のプログラム。
前半20分は生解説による今日の星空。後半25分が上映番組『はるか地球をのぞむ』の構成です。

生解説いいですね。ドーム型のスクリーンの下の部分は360度ぐるりとパノラマ景色が映し出されています。
西の方角に描かれているのは南アルプスとのこと。
甲府で観ていることを実感した瞬間です。

旅行に行ったらご当地グルメを食べるように、その土地のプラネタリウムを訪ねるのも面白いなと思いました。
京都のプラネタリウムでは京都タワーが映っているのかも。東京下町だったらもちろんスカイツリー。
名古屋は名古屋城でしょうか。
その土地の人たちにとっての日常の風景がわかって興味深いかもしれません。

解説員がドームに映し出された星座絵を「何にみえますか?」など問いかけを交えてお話を進めます。その都度、子供たちから「くま」「いぬ」というように声があがります。
生解説ならではの双方向のライブ感が楽しいです。

生解説で地上からの春の星空を楽しんだ後は、
『はるか地球をのぞむ』
脚本・演出/井上拓己(山梨県立科学館)、
制作進行/広橋勝、三谷真佐幸(スターライトスタジオ)、
CG/マーク・オードレッド(スターライトスタジオ)(敬称略)。

映像マジック!
本当に宇宙から地球を眺めているような感覚がしました。
座席が映像に連動して震動する仕掛けがあるわけではないのですが、私たちのいるシアターが宇宙船となって宇宙空間を飛行している感覚になります。

冒頭はガガーリン。
スクリーンに現れた丸い窓の向こうに地球が見えます。
私たちがボストークに乗船しているガガーリンの目線で、彼が眺めたであろう地球の姿を体験できます。
彼が地球の眺めについて語った言葉とともに。
(ありがたいことにこのガガーリンの言葉の翻訳を担当させていただきました)

オーロラのカーテンを地上から見上げるのではなく、地球上空で眺める感覚も味わえたり、
月の裏側で、地球の姿がないことに心細くなり、再び地球を見ることができてほっとする感覚を追体験したり。
宇宙空間での浮遊感も気持ちよかったです。
はやぶさの場面では、プロジェクトにかかわる人たちのはやぶさへの想いが伝わってきました。

科学館への遊歩道を登った時、振り返って甲府の街並みを眺めたように、宇宙へ飛び出した人間誰もがまず最初にやりたいことは、振り返って地球を眺めることなのかもしれませんね。
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番組終了後、科学館を後にして、駅まで行きと同じ遊歩道を辿りました。
ひたすら下りなので、息切れはしません。
帰りもすれちがったのは犬をつれて散歩をしている人だけ。

英和高校のそばで、富士山が見えました!
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五重の塔&富士山の眺めが風流です。
20140427kofu06_fuji2

「さどや」さん。老舗ワイナリー。
チャペルもあって結婚式もできるのだとか。
このようなおしゃれな建物だけだったら都内にもあるけど、背景が青空と山。というのが甲府ならでは。
(購入した白ワインジャムもおいしかったです)
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舞鶴城公園。壮観です。
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一番高い天守台に登ると、360度、山々。「甲府は盆地」を実感します。
この画像↓はクリックいただくと、もう少し大きくご覧いただだけます。
20140427kofu10_nagame

科学館の建物はここ。
20140427kofu13_atagoyama2_2

マピオンで標高を調べると、
「山梨英和高校入口」の石畳が、標高約282m。
愛宕山の科学館のあたりが標高約420m。
20分でこの高低差を登るのはちょうどいい運動になりますね。

見晴しがいいはずです。

帰りの電車ではしっかり白い富士山が見えました。
甲府から塩山までずっと見ることができました(甲府から高尾へ向かう進行方向右側)。
20140427kofu15_fujisan

甲府で買ったおいしいものは食べ物ブログのこちらに。

2014年4月16日 (水)

ガガーリン101 プラネタリウム番組「はるか地球をのぞむ」。ガガーリンの言葉の翻訳を担当させていただきました。

先日の土曜日2014年4月12日はガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を成し遂げてから53年目の記念日でした。

現在、山梨県甲府市の山梨県立科学館のスペースシアターではプラネタリウム番組『はるか地球をのぞむ』(ttp://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/339)が上映されています。
迫力のある宇宙映像とともに「宇宙から見た地球」「宇宙の中の地球」の姿に迫る番組です。

この番組の中で、宇宙飛行士ガガーリンが宇宙からの地球の眺めを語った言葉が紹介されています。
ありがたくもこのガガーリンの言葉のロシア語→日本語訳を担当させていただきました。

ガガーリンというと「地球は青かった」(原文の直訳は地球は青みかがっていた)が有名ですが、彼はほかにも宇宙から地球がどう見えたのかを詳細に語っていました。地球の青さ、宇宙の漆黒、地球を包む淡い水色の層の輝き。
ガガーリンの言葉を聞いて、現代の私たちは、「あの眺めのことを語っているのね」と、簡単にイメージすることができるでしょう。

宇宙から地球を眺めた映像や写真をいくつも目にしているからです。でも、1961年当時の人々は、言葉でしか「地球の青さ」を知りません。
ガガーリンによって発表された地球の写真や映像がないためです。

当時の人は彼の言葉からどんな「青さ」を想像したのでしょうか。
「僕も想像だけではなく宇宙から地球を眺めてみたい」。
「ガガーリンが言葉でしか伝えられなかった眺めを世界中の人にみせてあげたい」。
そう願った人も少なくないはずです。

そんな多くの人々の「意志」が科学技術を発達させ、宇宙飛行士を輩出し、宇宙から映像を伝える技術を発達させたのでしょう。

1961年にガガーリンが見た眺めを、宇宙に行かずして私たちが追体験できる。
そこには、この半世紀の多くの人の「意志」や「夢」があったからこそだということを
しみじみと感じます。

20140416the_earth_yoshomei_2  これは
プラネタリウム番組
「はるか地球をのぞむ」の
一場面ではありません。

葉祥明さんの作品
「From the Earth to the Earth」
のポストカード。
私が机脇の壁に飾っているものです。


葉さんといえば大地から空への色のグラデーションが特徴。
水色から黒にいたる層が美しいです。


山梨県立科学館さんへ観に行ってきました。こちらに

より以前の記事一覧

emi 

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
    コンタクト: メールアドレスはhoshibiyorihappy*yahoo.co.jp このyahooの前の*を@に変えてご連絡下さいませ
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