2009年11月 1日 (日)

ササマユウコさんの『Mother Songs』。日本の童謡ってイイナ。

11月29日(日)のプラネタリウムでの星空コンサートでご一緒させていただくササマユウコさん。
9月に新しいアルバム『Mother Songs』をリリースされましたが、とても素敵な作品です。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
春が来た 春の小川 江戸子守唄 浜辺の歌 ひらいたひらいた あの町この町 
紅葉 竹田の子守唄 冬景色 ゆりかごのうた 故郷 どこかで春が

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

だれもが口ずさんできた歌の数々。

日本の童謡ってイイナ。ってしあわせな気分になります。
ピアノの音がキラキラって踊っています。

昨年10月、ササマさんとプラネタリウムイベントを一緒におこなわせていただきました。
プラネタリウムのドームをおかあさんのおなかの中にみたて、はぐくまれる命をテーマにした「星のいのち 星のゆりかご」。
『Mother Songs』収録曲「ひらいたひらいた」は「星のいのち 星のゆりかご」の時にも弾いてくださいました。

「ひらいたひらいた」の原曲は短調だと思うのですが、ササマさんの「ひらいたひらいた」。出だしの明るい音がとても澄んでいて、空間に流すと紅茶にレモンを入れた時みたいにあたりがふわっと明るくなる気がします。

花がほころぶように、自分の中にあるつぼみがゆっくりゆっくりひらいてゆくのを感じさせるピアノの調べ。

ささまさんのピアノはどこかアジア、ヨーロッパチックで、日本の童謡なのに、ドビュッシーの少しオリエンタルな楽曲のような雰囲気もかもし出されているから不思議。

小鳥のジャケットもとても愛らしいです。CDの詳細はBEN-TEN RecordsさんのHP(ttp://www6.ocn.ne.jp/~ben-ten/)
をごらんください。試聴もできます。

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2009年4月29日 (水)

音合わせ、チューニングのよろこびと井上陽水の「つめたい部屋の世界地図」

私のブログの右サイドで紹介させていただいているさる子さんのブログを訪ねたら、クラシックコンサートが始まる前の音合わせの時間が大好きであることを書かれていました。

私も「音合わせの時間大好き!」なので、今日はこの話題で。

スポーツ選手でいうところの、試合前のストレッチみたいな、楽器が本番の「よそいき?」の顔をする前の素顔の音を披露するみたいなところが好きです。

フィギュアスケートなどでも、本番で音楽に合わせての振りをみているより、その前にスケーターが音楽なしで、頭の中の音楽だけで、すすすってジャンプのあとの手の振りの練習とかしているところをみるとぞくっとします。「素」がみえるような気がして。

さて、この演奏前の音合わせの時間が大好きという方にぜひ聴いていただきたい楽曲が
♪井上陽水の「つめたい部屋の世界地図」。
出だしが、弦楽の音合わせのような音。混沌とした雰囲気がすーとひとつにまとまって、少しクレッシェンドしてフッと消えたあと、ギターが始まって歌がはじまります。

歌の内容もいいです。
♪潮風に吹かれ、何も考えず遠くをみるだけ とか ♪飛び交うかもめは陸が近いのを教えてくれる とか。
私は、この歌の世界に憧れ、国内で、船の上で海を眺めたいがために島へ何度も旅行しました。
酔うから嫌だという友達と、「酔っても船に乗りたい」という私で意見が別れ、飛行機好きの友達と現地で集合したことも。
デッキで音楽を聴きながら、風に吹かれながら、大海原の景色の中にゆっくり自分が前進していく、のが心地いいんですよね。
この歌は、オカリナの郷愁を誘う音色も、陽水のつややかで耽美な歌声もGOOD。


「つめたい部屋の世界地図」データ:
最初に収録されたアルバムは1972年の『陽水II センチメンタル』のようです。
私が持っているのは1975年リリースのベストアルバム『GOOD PAGES』。「つめたい部屋の世界地図」は3曲目。白ジャケットが印象的なアルバムです。

『陽水II センチメンタル』はCDで復刻版も出ていたんですね。

陽水II センチメンタル
陽水II センチメンタル 井上陽水


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別アレンジバージョンがあることを知りました。
BEST BALLADE BEST BALLADE
井上陽水

FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT,INC(BMG)(M) 2008-12-10


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試聴もできます。70年代オリジナルバージョンのストリングスの出だしは残念ながら使われていないようですがこちらのアレンジもギターがせつなくていいです。

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2009年4月26日 (日)

涙がとまらなくなった ヴィヴァルディ「3つのギターのためのコンチェルト」

Kyukosya 「悲し涙」でも「うれし涙」でもなく、この曲を聴いて、なぜだか涙が溢れてとまらなかった。そんな経験をしたことはありませんか。

私がそれを初めて経験したのは高校1年の15歳の頃。
ざっと(ざっとじゃなくても)32年前のことです。

その春、私はマンドリン部に入部しました。
50名以上の大所帯。編成楽器はマンドリン、マンドセロ、マンドラ、クラシックギター、ベース、フルートなど。私はギターパート(通称ギタパー)になりました。関東大震災にも耐えた、明治の洋風建築の校舎に部室はありました。《ベルサイユ宮殿》とも、鳩が建物内に侵入しまくっているから、《鳩小屋》ともいわれるこの建物内の部室での4月の放課後のある日。

Mandolinbuiriguchi 夏の定期演奏会の練習が行われていました。マンドリン等を含めず、クラシックギターだけの演奏コーナーが予定されているので、ギタパーの先輩たちがそこで発表する曲を練習するところでした。
10~15人ぐらいでしたでしょうか。椅子を弧を描くように並べてギターを構えるその後ろに私たち新入部員は立っていたのですが、その曲が始まったとたん、私は、涙があふれてとまらなくなり、腰を抜かすように座り込んでしまったのです。
前の椅子の背もたれに手をかけてかろうじて身を支えるような形で。涙ぼろぼろ、鼻水ずるずる。左隣をみると、同じギタパーの新入部員Iさんが私と同じように座り込んでしまって、お互いにしゃがみながら顔を見合わせたことを今でも覚えています。

Bushitsu 自分でもなんで涙がでるのかわからない、そんな衝撃。体中に電流が走ったような。その時はその感覚を分析する余裕もなかったわけですが、要するに「魂が揺さぶられた」「心の琴線が激しく振るわされた」ってことなのでしょう。ヘレン・ケラーが水に触れて「WATER」という言葉を思い出す衝撃ってこんな感じかなと。

木造校舎にある大きな部室。50人分以上の椅子と譜面台と楽器置き場もあるその広い空間にギターの甘美な和音が充満して、「耳で音を聴く」というよりも、「体中に音を感じる」、そんな体感でした。

その曲がなんという曲かといいますと、ヴィヴァルディの「3つのギターのためのコンチェルト」。
「調和の霊感」の中の楽曲をギター用にアレンジしたものであるということを後になって調べてつきとめることができました。

「3つのギターのためのコンチェルト」がCDになっていたら買いたいと、以来、折々調べているのですが、いまだにみつけられていません。
ただ、ネットで調べると、マンドリン部やクラシックギター部の演奏会では比較的定番の曲ではあるようなので、今度、縁もゆかりもなくてもどこかのクラシックギター部の演奏会に足を運んで、生であの曲をもう一度聴いてみたいなって思っています。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
32年も衝撃を忘れない、運命の1曲。なぜ今日のタイミングでブログでご紹介させていただいたかというと、久しぶりに「ネット刑事(デカ)」となって調べていたら、この「3つのギターのためのコンチェルト」の演奏をみつけることができたからです。

3つ、ご紹介させていただきます

1.youtubeで。「ハウザートリオ 調和の霊感 OP 3-8 第1楽章 Vivaldi」で検索されるとヒットします。(2009.4.26現在)

文字通り、3人による3つのギターで演奏されています。あくまでも部屋らしき空間での生演奏。後半、失礼ながら少したどたどしいところもありますが、この楽曲の魅力が引き出されています。

2.youtubeで。「L'estro armonicos Op.3 Concerto No. 8 RV 522 - A. Vivaldi I. Allegro」でヒットした、crazylee77さんによる投稿(5分12秒)。こちらも3人による3つのギターの演奏。韓国の方によるライブ演奏を仲間が録ったもののようです。音量が小さいですが、テンポに慌ててもたつかず、丁寧に弾いています。

3.東京にある芝学園のギター部による演奏会の音源。
ギター部のTOPページ(ttp://shiba-guitar.sakura.ne.jp/)からMP3ライブラリ→2005年度ウインターコンサートOB合奏の1曲目「調和の霊感 op.3-8(1)がそうですね。直接のアドレスは(ttp://shiba-guitar.sakura.ne.jp/sounds/mp3/2005win-ob3-8.mp3)になります。

こちらは合奏なのでこの曲を複数のギターで演奏した時の重厚感を感じていただけるでしょう。

知人でも関係者でもないまま、ご紹介させていただきました。いずれも、生演奏一発録りだと思うので、ノイズもありますし、プロがスタジオで何度も録音して編集して仕上げた完璧な音源を聴くのとは違うのですが、部室での先輩の演奏で魂を揺さぶられた私としては十二分にあの時間を思いださせ、そしてこの楽曲のすばらしさを十分に感じさせてくれる演奏となっています。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「調和の霊感」。元はバイオリンをはじめとする協奏曲です。こちらは世界各国いろんな演奏者によるCDがあります。
まず、通常編成の楽曲を聴いてから、ギター用アレンジの「3つのギターのためのコンチェルト」を聴いていただけたら。

楽曲名。協奏曲集「調和の霊感」作品(OP)-3  第8番 2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調 RV522 第一楽章 - Allegro

amazonでの試聴でしたら、イタリア合奏団のCDなど。下記のアルバムのディスク2の5曲目が該当曲です。

ヴィヴァルディ:調和の霊感
ヴィヴァルディ:調和の霊感 イタリア合奏団 ヴィヴァルディ


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(メモ)
アントニオ・ヴィヴァルディ/Antonio Vivaldi
調和の霊感/L'estro Armonico/Harmonic Inspiration
調和の霊感 OP3-8/L'estro Armonico Concerto No. 8 in A Minor 1ST MOV.
ALLEGRO/
No 8 en la menor(RV.522) para dos violines I mov.
「調和の霊感」は「調和の幻想」とも。
手元にあるロンドンの出版社の楽譜では該当スコアは『CONCERT GROSSO, A
MINOR,OP.3 NO8』のタイトルが。

画像は高校時代の古いアルバムから。写真をスキャンではなくて、写メールで接写したので、鮮明ではありませんが。
上/洋風建築の旧校舎の廊下。飾りのある窓から差し込む夕日。
中/部室の入り口。「マンドリン部」のポスターが貼られています。
下/部室内部。小学校にあるような小さな木の椅子と譜面台が並んでいます。

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2008年12月21日 (日)

永遠の名曲、戦場のメリークリスマスのいろんなバージョン

もうすぐクリスマス。クリスマスにちなんだ音楽を聴きたくなりますよね。

誰でもご存知の坂本龍一の「戦メリ」こと「戦場のメリークリスマス」。映画『戦場のメリークリスマス』の中の曲で正確には「メリー・クリスマス ミスターローレンス Merry Christmas Mr.Lawrence 」。
出だしの繊細な甘い高音の繰り返し、エキゾチックなメロディー。永遠の名曲ですよね。いろんなバージョンやカバーがありますのでまとめてご紹介します。

①まずは、坂本龍一のオリジナルバージョン。この映画のサントラはこちらですね。

戦場のメリー・クリスマス 戦場のメリー・クリスマス
坂本龍一 S.マッカーディー デビッド・シルビアン

ミディ 1993-09-21


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②坂本龍一による別バージョンはアルバム『coda』にはピアノ、『1996』ピアノ・ヴァイオリン・チェロのトリオ編成、『04』ピアノ別バージョンなどがあります。

Coda Coda
坂本龍一

ミディ 1993-09-21


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試聴できるところは
『coda』バージョン
mog.comのttp://mog.com/music/Ryuichi_Sakamoto/Coda/Merry_Christmas_Mr._Lawrenceを。ジャケ写の右脇のオレンジ色の▷をクリック
『1996』バージョン
おなじくmog,comのttp://mog.com/music/Ryuichi_Sakamoto/1996/Merry_Christmas_Mr._Lawrence
ジャケ写右脇のオレンジ色の▷をクリック。ヴァイオリンが加わったところが聴けます。
『04』バージョン
アマゾンの↓このページの中で試聴できます。

/04 /04
坂本龍一 MC SNIPER

ワーナーミュージック・ジャパン 2004-11-24


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押尾コータローのギターバージョン。
すっごくいいです~。ギターというと左手で弦を押さえて、右手でその弦を弾いて音を鳴らすのに、左手の指で弦を押さえながらそれだけで音を出したり、右手でも弦を押さえパッと離して音を鳴らすタッピング&ハーモニクスなど独特の奏法の妙技でギター1本の概念が変わります!
ギター一本とはいえない厚みのある楽曲になっています。アマゾンのこのページで試聴もできます。
STARTING POINT STARTING POINT
押尾コータロー

EMIミュージック・ジャパン 2002-07-10


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④マキシムのピアノ
クロアチアのピアノの貴公子マキシムのカバーはちょっとアップテンポでアグレッシブだけどかっこいいです。アマゾンのこのページで試聴できます。
グレイテスト・マキシム グレイテスト・マキシム
マキシム

EMIミュージック・ジャパン 2008-03-26


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⑤デヴィッド・シルヴィアン&坂本龍一の「禁じられた色彩」
「戦場のメリークリスマス」というと忘れてならないのが「禁じられた色彩(Forbidden Colours」ですよね。
バッハの曲にグノーが新たなメロディーをつけて「グノーのアヴェマリア」を創ったように、おなじみの戦メリのメロディーに新たなメロディーが加わって生まれた超名曲。デヴィッド・シルヴィアンの歌声がなまめかしくて、坂本龍一のメロディーに絡みつくような耽美さがすごくいいです。このアマゾンのページで2バージョン試聴できます。
禁じられた色彩 禁じられた色彩
坂本龍一+デヴィッド・シルヴィアン

ヴァージン・ジャパン 1991-05-02


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⑥初音ミクの「禁じられた色彩」
知る人ぞ知るおすすめカバー。
youtubeですと、ttp://jp.youtube.com/watch?v=_vwOzLpa-UI&feature=PlayList&p=AA9D28D811147A13&playnext=1&index=3で聴けます。
戦メリのピアノの高音の幽玄な感じと、人工的な歌声の組み合わせがぴったり。

⑦世界の歌姫サラ・ブライトマンによる「禁じられた色彩」
アルバム『神々のシンフォニー』にボーナストラックとして収録されています。
艶やかな声がぴったりで、出だしも鳥肌ものですが、一つだけ残念なのは、こんこんコーンの繰り返しの音色。ちょっとうるさいカナ。アマゾンのこのページで試聴できます。
神々のシンフォニー 神々のシンフォニー
サラ・ブライトマン

EMIミュージック・ジャパン 2008-02-27



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この他にも「Merry Christmas Mr.Lawrence」のカバーは
⑧西脇睦宏のベルサウンドや、⑨オルゴールバージョンあり。HMVの音楽のページ ttp://www.hmv.co.jp/music/ で「坂本龍一」で検索するといずれも試聴できます。

「禁じられた色彩」のカバーは
⑩Bobo in White Wooden Housesのアルバム『glow』にも。少しエキセントリックな女性の歌声で。試聴は日本の試聴&ダウンロードサイトMUSICOのttp://musico.jp/contents/artist_index.aspx?id=aJTD9 で。
⑪マーク・スチュアートによる「禁じれられた色彩」はピカソの人物像のように、断片にして再構成して別物を作ったみたいな感じですが、なかなかかっこいいです。
アルバム名『Mark Stewart』に収録の2バージョン「forbidden color」「forbidden dub」はHVMのデジタルダウンロードのページで試聴できます。
ttp://www2.hmv.co.jp/digital/artist/000000000008565/

⑫Volta Mastersも戦メリをアレンジした「1773 / Mr.Lawrence/ Heart Music Remix」や、戦メリとラストクリスマスを合体させたアレンジ曲などを発表しています。
meal recordsのttp://www.mealrecords.jp/eshopdo/refer/vidMR05503.html などで試聴できます。
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あらたなカバーで、戦メリを楽しんでみませんか。
いずれの試聴も2008.12.21現在の情報です。

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2008年12月20日 (土)

浅田真央のショートのドビュッシーの「月の光」の戯れ

フィギュアスケートの浅田真央のプログラム「月の光」をみていたら、ドビュッシーはどんな月をイメージしてこの曲を作ったのか気になりました。
満月それとも三日月? 夏の月、それとも冬の月? 空に浮かぶ月、それとも水面にゆらゆら揺れる月の光?

早速調べてみると・・・

続きを読む "浅田真央のショートのドビュッシーの「月の光」の戯れ"

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2008年8月17日 (日)

鶴座---星の並びから生まれた神山純一さんの音楽

昨日に引き続き「鶴座」の話題を。神山純一さんのアルバム『エトワール 秋の星座』の中に「鶴座」という曲があります。とてもリリカルな曲。

Neowingでは試聴もできます。

http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=VICG-5299(2008.8.17現在)

このアルバムの中では、「炉座」もぜひ聴いてみてください。

エトワールシリーズは、たくさんの星座にちなんだ曲が収められていますが、単に星座をイメージして作曲というわけではなく、星座の星の並びを五線譜の音符の位置に当てはめて、それぞれの星座のメロディーが導かれているんです。

アマゾンでは、↓こちらが該当アルバムです。


エトワール~星が奏でる秋の星座たち
神山純一 La Muse d’e toile


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2008年8月10日 (日)

夏の終わりに聴きたいsou voce

Natsunoyugure2 夏真っ盛り。甲子園も北京オリンピックも真っ盛り。
応援しているチームのグラウンド通いをしはじめて11ヶ月。クーラーの効いた室内にいるのもしあわせですが、外に出て、夏の強い日差しと熱気を一身に浴びていると、細胞の奥まで「夏」がしみこむ醍醐味を感じます。時折吹く風に心地よさを感じたり、日陰や木陰の有難さを感じたり。      八王子の夕暮れの空↑

猛暑続きですが、それでも私のエリアではもうヒグラシが鳴き、空には入道雲と一緒に夏の終わりを感じさせるうろこ雲も。

そして、夏至の頃よりもどんどん日が短くなっていることも、時が進んでいるのを実感させます。朝4時40分の空も1ヶ月前に比べて、少し暗くなっています。

そこで、今日は、夏の終わりの夕暮れ時にぴったりな音楽のご紹介。それは、映画『オルフェ orfeu』のサントラ盤2曲目、TONI GARRIDOの「sou voce」。
10年近く前の曲になります。当時東京ではJ-WAVEでかなり流れていた記憶があるのでご存知の方も多いでしょうし、懐かしいーと思われる方もいらっしゃるでしょう。

オルフェ(サントラ) オルフェ(サントラ)
サントラ エイトールTP

ワーナーミュージック・ジャパン 2000-03-23


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トニーのメロウな声とギターがたまりません。ギターの弦を左手の指が押さえる時のキュキュという音も入っていて、なんだか、すぐ隣でギターを弾いて歌ってくれているような臨場感があります。

海に行くような間柄で、夏の終わりの人気が少なくなった浜辺で、ふとギターを取り出されて、この曲を隣で弾き語り。そんな演出をされて、キュンとハートを掴まれない女性がいるだろうか!!と思えるほどの楽曲です。
私が購入しているのは輸入盤。アマゾン(上記)では2曲目、「君がすべて」となっているのが「sou voce」です。

どんな曲か聴いてみたくなりませんか。TONI GARRIDの公式HP(ttp://www.tonigarrido.com.br/)でビデオクリップを視聴できます。トップページの一列に並んだタブから「VIDEOS」をクリック。最新のものを上位にして並んでいますが、下へ辿っていき、「21/04/1999 Orfeu-Clipe1」をクリックしてみてください。
大きな月、バルコニーでギターという映像からはじまるのがこの「sou voce」です。その3つ下の「Orfeu-Melhores Momentos」も音楽は同じく「sou voce」です。

さて、この映画『オルフェ』で、トニーは、詩人でありミュージシャン。その詩と音楽で人々や自然までも虜にするオルフェを演じています。
この映画のモチーフはギリシャ神話のオルフェウス。竪琴の名手です。オルフェウスは死んだ妻エウリディケを取り戻すために冥界にいきます。幾多の立ち向かう怪物たちもその竪琴の美しい調べによってなごませ、冥界の王ハデスに会うオルフェウス。地上に戻るまでは決して後ろを振り向かないという約束でエウリディケを連れてこの世に戻ることを許されます。
しかし、地上への暗く長い道中の最後で、妻が後ろにいるか不安に駆られ、オルフェウスは振り向いてしまいます。そして、ハデスとの約束を破ってしまったため、エウリディケは再び冥界に引き戻されてしまうのです。
失意のオルフェウスはその後、哀れな最期を遂げてしまうという話です。

そしてそのオルフェウスの竪琴は、その死を哀れんだ神によって空にあげられ、こと座となっているのです。
夏~秋は宵空にこと座を見ることができます。夏の大三角を作るベガがその目印。
どうぞ、この「sou voce」を聴きながら、こと座を見上げてみてはいかがでしょうか。そこにオルフェウスの竪琴を思い浮かべたり、「オルフェ」のトニーのギターを思い浮かべたりしながら。

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2008年8月 3日 (日)

雷にちなんだ音楽

雷の季節。そこで雷にちなんだ音楽を3つご紹介します。

1)ベートーヴェンの「田園(交響曲六番へ長調)」。

雷の良さ(危険なものに良さというのもなんですが)は、短時間で気分も空気も変えてくれるところ。
むわんとした、肌にはりつく蒸し暑さが、雷雨の後は一転。温度は下がり、マイナスイオンに満ち溢れたようにすがすがしい空気になることがなによりの魅力。
そして、プロローグ(空が曇ったり、遠くからゴロゴロが聞こえてきたり)、本編(雷爆撃、どしゃぶりの雨)、エピローグ(遠ざかる雷の音、雨やむ、虹も出て再び青空)。
というように、起承転結を持ったドラマを一本味わったような「成し遂げ感」があるのが魅力。

ベートーヴェンの「田園」は、日常の中に非日常「雷」が起きて、また日常に戻るという流れを以下の5つの章で構成しています。
第一楽章「いなかに着いた時の愉快な感情のめざめ」
第二楽章 「小川のほとりの光景」
第三楽章「いなかの人々の楽しい集い」
第四楽章「雷雨、あらし」
第五楽章「牧人の歌-あらしの後の喜びと感謝の感情」(全音楽譜出版社のスコアより)

田園ののどかな風景。人々の活気。軽やかな音が奏でるそんな日常の風景。ところがしだいに、音に暗い影が加わってきて、空が曇って雷が来ることを予感させ、いよいよ雷キター、状態。その後、雷雨も過ぎ、ふたたびいつもののどかな日常の風景に戻る。

そんな一連のドラマがおよそ45分で展開されます。
冒険映画で非日常にワープして、気持ちをリフレッシュってこと、ありますよね。同じように家で、短時間で気分をリフレッシュしたいなっていう時に「田園」を聴くのもいいです。雷雨疑似体験できて、まるで一雨を浴びた後のように気分がリフレッシュできるのです。

2)ザ・フーのアルバム『四重人格』。

あまりロックとかガッツガッツした音楽は聴かないのですが、私の生涯の名アルバムベスト10にランキングしているのが、イギリスのザ・フーのアルバム『四重人格(Quadrophenia)』。同名の映画(邦題は「さらば青春の光」というヤワな題がつけられています)のモチーフとなったアルバムです。

このアルバムにも少しではありますが、雷の音がでてきて印象的。
たとえば、「Doctor Jimmy」という曲(8:39)。イントロに荒れくるう波、風の音、そして雷。

「愛の支配(Love, Reign o'er Me)」は何度聴いても鳥肌が立つ名曲ですが、この曲が始まる前、正確には一つ前の曲「Rock」の最後にも雷の音。

『四重人格』は、ジャケットもかっこいいです。モノクロ。黒いアルバムのジャケット。デコラティブになったバイク”べスパ”の4つのミラー一つ一つに顔が映っていて、4つの人格を象徴。そして、どの曲も名曲です。1曲目の「I Am  The Sea」は、雨の音、荒々しくくだける波の音がメイン。その波間に見え隠れするかのように、アルバムの中のいろんな楽曲の一部が現れては消えていきます。それが、混沌とした中にいろんな人格が現れては消えることの象徴のような感じで秀逸です。
(映画「ターミネーター2」で触れた人間に変身できるターミネーターが最後、液体の中に落ちて、溶けて終わる場面がありますよね。彼は液体の中でもがきながら、変身した人物の姿に次々となっていきますよね。あの場面をみると、液体の中に次々現れる人格として、この『四重人格』のアルバムの出だしを思い出す私です)

3)ブルグミュラーの「大雷雨」

ピアノを習っていた方は小学生の頃に弾いていたかもしれません。『ブルグミュラー 十八練習曲』(全音楽譜出版社)の13曲目に「大雷雨」があります。見開き2ページの小曲ですが、ピアノで雷がとどろく様子がうまく表現されています。
出だしでの雷の表現はこんな感じ。低音のレ・ド#・レ・ファ・ミ・ファ・レ・ド#・レ・ファ・ミ・ファを繰り返し、その後、レ・一オクターブ高いレ・レ・一オクターブ高いレの繰り返し。つまり右手の親指と小指で交互に音を何度も叩きつけるところが、遠くで低くなるゴロゴロと、激しく鋭い雷の音、に感じられます。(※解説によるとここはまだ遠い雷鳴の設定)

『ブルグミュラー 十八練習曲』の中の解説をご紹介しましょう。
第一部:遠くから雷鳴が聞こえてきて、黒雲のたちこめた空からは今にも大粒の雨が降り出しそうです。やがて、激しい夕立の前ぶれの風が吹き、雨が降りだしました。
第二部:雨はますます激しさを増し、稲妻、雷鳴も加わってしばらく雨が続きます。
第三部:夕立もしだいにおさまり、雷鳴もはるか遠くに去ってコーダでは、今までの雷雲も去って後には明るい青空がのぞかれ、あたりは静かな風景にもどっていきます

音楽家にとって、雷をSEで加えるのではなく、自分の音で表現するのって創作意欲が湧くものかもしれません。

雷にちなんだ曲はまだまだあります。いつかあらためて。

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2008年6月10日 (火)

一青窈のハナミズキ。100年続く「想い」

先日、一青窈のコンサートに行ってきました。
私のバースデープレゼントにと、ありがたくもチケットを譲っていただいて。
ずっーーーと、あの名曲「ハナミズキ」他を生で聴いてみたかったのです。

ライブ。よかったです。
一青窈、やはりずっと裸足でした。オーラがありました。繊細だけど力強い感じ。

ハナミズキ。テレビなどで、9.11のテロをうけ、怒りの連鎖などがとまるように祈りをこめて作られた曲であると聞いていましたが、コンサートでハナミズキを歌う前に、さらにエピソードが語られました。

「歌詞の『水際まで来てほしい』『船が沈んじゃう』『お先にゆきなさい』の意味がわかりづらいという声をいただくことが多いのであらためて少し説明をさせていただくと・・・」と一青窈。
彼女は、水辺の都市ニューヨークでの9.11のテロの時、客船タイタニックの水難事故やノアの箱舟を連想したのだそうです。
水辺。崩れてゆくもの。多くの人。逃げる。テレビの特別番組が伝えていたニューヨークの光景は私も視ていたのですが、タイタニックやノアの箱舟が重なってみえたというところに彼女ならではの感覚を感じました。

多くの人が災害に遭う中でひとにぎりの人が救われる。自分が助かるチャンスがある、あと一人救えるという時に、<自分と好きな人が助かる、船に乗る>というよりも、<好きな人とその人が好きな人を助ける。譲る>ということができたら、もっといろいろなことがかわるのではないかと感じ、そのことを歌詞に託したのだとか。
(※メモしながら聴いていたわけではないので、一字一句再現できているわけではありません)

自分と好きな人の幸せ、じゃなくて好きな人とその人が好きな人の幸せを願うって難しいこと。勝手な推測ですが、一青窈自身もその難しさを知っているからこそ、それを祈りに託したのかなと思いました。

ところで、100年続くっていいですよね。世の中、100年続くものって実はそこかしこにあるのですよね。今生きている私たちって、100年前のご先祖さま、おじいちゃんおばあちゃんの絆の証として「かたち」になっているわけですし、私の魂に深くしみこむラフマニノフの名曲「ピアノ協奏曲第二番ハ単調」だって1901年完成。100 年以上にわたって愛され続けている曲なのです。

さて、コンサートでは「かざぐるま」他しっとりした曲や、中国語の歌詞のものも。中国語の響きもいいですね。あと、ふりつけを教えてもらって会場中総立ちで一緒に踊る「江戸ポルカ」。曲調違うけれど妙に大好きな曲です。

そしてもう1曲どうしても聴いてみたかった曲がありました。それは「大家(ダージャー/中国語でみんなの意味)」という曲。小さい頃に亡くなったお父さんとの思い出のあるよみうりランドの観覧車が歌われている曲です。

このブログ「今日も星日和」のフィギュアスケートカテゴリ他でたびたびご紹介させていただいている趣味人さん。趣味人さんが以前よみうりランドでの一青窈のコンサートの様子を報告してくださった時、鳥肌が立ったので。

趣味人さんが行かれたのは2006年12月、よみうりランドでのフリーコンサートでした。その時の様子を教えてくださったメールをご了承を得て引用させていただきます。(引用部分は青文字)

「会場はもちろん屋外。天候は曇りでしたがさいわい風もなく、12月にしては穏やかな気候の中、ライブは進行していきました。そして、ライブも終わり近くになって、「ハナミズキ」。その歌の途中で突然、一青窈が明るく浮かび上がったのです。最初はスポットライトを当てたのかな、とも思いましたが、それにしては明るすぎます。西に傾いた日の光が、雲間から、まるでスポットライトのように射したのでした」

この日のコンサートは「よみうりランドの観覧車」という歌詞が出てくる「大家」からはじまり、お父さんとエピソードが語られたそうです。

「お父さんは体が弱く、動きの激しい一般のアトラクションは乗れなかったこと。ただひとつ一緒に乗ることができたのが観覧車だった・・・。一青窈は、そんな父の思い出を感じることができるよみうりランドでコンサートをしたかったのでしょう。「ありが十々」という曲の中には”デートするならパパがいい”という歌詞もあります。もちろんこの曲も歌いました。そんな中で、ハナミズキのサプライズ-日の光のスポットライト-は起こったのです。このことはもちろん本人も気づいていると思います。天国の父からの贈り物と感じたのかもしれません」

長く引用させていただきましたが、このエピソードを教えていただいてから「大家」も生で聴いてみたかったのです。

コンサートで「大家」を歌う一青窈を見ながら、彼女の中では今でもお父さんは生きていらっしゃるんだなって感じました。

「ハナミズキ」の歌詞については2006.9.11の記事 2009.10.22の記事もご覧いただけたら。

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2008年5月28日 (水)

こせのりこさんのライブが山形他で

ピアニストこせのりこさん。星と一緒に音楽を楽しみたい時に、彼女の音楽は欠かせません。

こせさんのピアノは、障子越しの光とか、格子戸の影とか日本的な情緒を感じさせたり、葉が生い茂り闇が濃い森のようにワイルドで雄大な大地を感じさせたり。心の奥にしっとり、あるいは、そっとずっしりと響く音楽。

この6月には山形、新潟でもコンサートをおこなわれるそうです。お近くの方はぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか。
日時など詳細はこせのりこさんのHP「Site Kosenori」(ttp://www.geocities.jp/sitekosenori/)をご覧ください。

ところで、私は訪ねたことがないのですが、「山形」は今一番気になる場所のひとつ。
それは、①さくらんぼ、②だし、③映画「山桜」の場所だから。

②の「だし」は、山形の名産、香味野菜をみじん切りにしたものですね。お豆腐やご飯の上に乗せるととてもおいしいです。最近は普通にスーパーで販売されているのでうれしいです。
③の「山桜」はもうすぐ公開される藤沢周平原作の映画(監督篠原哲雄)。山形の庄内が舞台だそうで、鶴岡市の美しい桜も登場するというのでとても楽しみにしているのです。

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