2020年1月12日 (日)

榛原(はいばら)の御朱印帳を手に入れました。土井利位侯の雪華がいっぱい

江戸は天保のころ、雪の結晶を観察して『雪華図説』『続雪華図説』を著した古河藩の殿様、土井利位(どいとしつら)。
その雪華は当時の人に雪華ブームを湧き起こし、図案として生き続け、200年経った今なおさまざまなところで雪の結晶グッズに使われています。

榛原(はいばら)の御朱印帳「六花」も土井利位侯の雪華がモチーフとなっています。

赤を買いました。
子供のころの万華鏡や千代紙グッズは赤が多かったなあと思い出し、懐かしく&王道の気がして。
Img_8023sekkano

ちなみに地の色が紺もあります。
紺バージョンは江戸の粋を感じさせます。

では、どんな風に土井雪華がアレンジされているのか見ていきましょう。

御朱印帳を開いて撮りました。
右側が表表紙。左側が裏表紙。

古河歴史博物館のカタログ「雪の華」に掲載されている雪華表の通し番号と照らし合わせてみます。
Img_8023sekkahyou

いくつかそばに並べて画像を作ってみました。
あくまでも、私見で似ていると思うものを挙げています。
(↓元サイズは大きいです。クリック拡大でご覧いただけましたら)
20200112haibara3

土井利位が筆で描いた線画の雪華に色を塗ったり、鹿の子柄にしたり、アレンジされている様子がわかります。

さて、榛原さんのHPではこの「六花」という柄についてこう書かれています。

明治大正期に、榛原より発売されていた千代紙を復刻いたしました。
【六花】は、多様な雪輪紋の中に紋様が組み込まれた色鮮やかな千代紙です。
古来より、雪は清浄さの象徴であると同時に、地中に大量の水を補給して、
翌年の豊作に繋がる事から、繁栄の兆しとなる縁起物でもあります。

明治大正期にこの柄が発表されていたということで、
土井利位の雪華のクオリティの高さといかに昔から多くの人たちが魅せられたかがうかがいしれます。

2019年12月29日 (日)

雪輪はもっとも好きな雪の文様の図案のひとつ

ありがたくも素敵な雪輪グッズに出合わせていただきました。

古くから日本で描かれてきた。
雪輪そっくりな雪の結晶(とけかけ)を見た(詳細はこちら

ことから雪輪って大好きなんです。

伊予和紙を使用した雪輪文様の封筒と便せん。
裏側がシールになっている郵便切手ならぬ「遊便切手」というシートです。
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ワインレッドとモスグリーンでしょうか。
渋い色で描かれた線画の雪輪が小粋です。
和モダンですね!

こちらは雪輪の中が鹿の子しぼりになったのし袋。
伝統的な「和」のテイスト。
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江戸時代の浮世絵に、鹿の子の雪輪を描いたものがあるので(一例はこちら)、鹿の子雪輪も好きなんです。

江戸時代の人がタイムスリップしたら、スマホを持つような21世紀人も自分と同じように雪輪にときめいていることにびっくりするでしょう。

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2019年12月28日 (土)

雪降る森はとてもリリカル。銀世界が広がります。

雪の結晶が大好き。
ありがたくもいろんな魅惑的な雪の結晶アートに出合わせていただいています。

その一つがこの「雪降る森」。
360度広がる紙のジオラマ。

パッケージも凝っています。
雪の結晶が浮かび上がります。
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アップで見ると、ドットに見えていた一つ一つがいろんな雪の結晶なんです。
20191228yukifurumori2
広げてみますと。

中央には針葉樹のような白い木が。
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まわりに雪の結晶がちりばめられいて、鳥、スノーマンetc.が。
グレーと白の二色使いというのが素敵です。
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写実過ぎず、ラブリーすぎない、シンプルなフォルムがいいですね。
サンタもいます。
20191228yukifurumori4

とても立体的。
奥行きがあって、雪が降った次の日の晴れた森の中を旅しているような気分になります。

森の中に入り込むような奥行き感が出るかしらとマトリョーシカを森の中に置いてみました。
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自分も小さくなって、この銀世界に入り込みたいです~。
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似たようですがもう1カット。
木にグレーの玉もオーナメントのようで素敵。
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2019年11月23日 (土)

フィギュアスケートNHK杯。キスアンドクライやスケートリンク内の雪輪にうっとり

NHK杯のキスアンドクライ。

まるで、青い切子のグラスの内側に選手たちがいるかのよう。
背景の美しさにうっとりしました💓💓

女子ショート、紀平梨花、素晴らしかったですね。トリプルアクセルもさることながら、ステップやつなぎの部分。曲のエキゾチックなリズムやうねり。が全身で表現できていて。
紀平の清楚な雰囲気と、アスリートとしての切れの良さとベリーダンスを思わせるような蠱惑的な振り付け。ギャップ萌えといいますか、3つの全然別な要素が見事に融合していて。
トリプルアクセルのあと、まるで川を飛び石がはねるように、ツツツと軽やかに飛び跳ねて進むところも素敵ですし、細かな音一つ一つに合わせて、のけぞる。肩から、首から頭へ体が波打つ、指がひゅるんひゅるんと空中を舞う。すべてが魅力的なプログラムと演技でした。

羽生結弦は録画失敗で、NHKのオンライン動画をみました。トリプルアクセルは空中で回転に余裕があって、降りてきて、4回転半が実現できる日も遠くはないと思わせる圧巻の演技でした。

テレビ観戦して、競技内容以外にうっとりとなったのが、キスアンドクライやリンクサイドの壁面です。

氷。冬の競技ということで雪の結晶モチーフが使われるのはよくあること。
*のようなおなじみの結晶の形を。

ところが、今回*の形ではなく、雪輪がたくさんあしらわれていました。

雪輪は日本の伝統的な雪の意匠。

笹などの上に積もった雪の形が元となって生まれた文様で
その起源は室町時代ごろといわれています。
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江戸時代の浮世絵の着物の柄としても頻繁に描かれています。

こちらは鈴木春信の「詠歌三美人」。
画像提供:東京国立博物館。
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鹿の子しぼりが雪輪の形で描かれています。
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私が以前、融けかけた雪の結晶を撮ったら
雪輪の形になったことがありました。
20140110snowflake1102111525

肉眼でもこの輪郭がよくわかりました。
ということは昔の人も着物のたもとや手に落ちて融けるこの形を目にしていたことでしょう。

雪輪は「積もった雪の形」という定説だけではなく
「融けかけた雪の結晶の形」として受け止めた江戸時代人もいたと思います。

ともあれ、この日本独自の伝統的な文様「雪輪」が
今回のNHK杯ではメインとして登場。
感動しました~。

鹿の子しぼりや麻の葉やミツウロコと組んだ雪輪があちこち。
ぜひNHK杯をテレビで見て、堪能ください。

ネットですと。

1)NHK杯のHPトップページ。
 http://nhk-trophy2019.jp/
 トップスケーターの背景に雪輪や、麻の葉文様、ミツウロコなど。
 ラグビーW杯のデザインもそうでしたが、日本の文様の美しさをあらためて感じます。


2)NHK杯ツイッターのトップページ。
 https://twitter.com/nhktrophyfigure?lang=ja
 雪輪の形がより明確にわかります。

3)NHK杯ツイッター2019年11月17日
 https://twitter.com/NHKTrophyFigure/status/1195890238146531328
 札幌に設けられたキスランドクライのレプリカだそうです。
 美しい! 本当に青い切子グラスの中にいるかのよう。

4)NHK杯ツイッター2019年11月22日
 https://twitter.com/NHKTrophyFigure/status/1197857595202998274
 リンクサイドの壁面も美しいですね~。

どなたがこのデザインを手掛けたのか知りたいところです。

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2019年6月20日 (木)

あひろ屋さんの雪の結晶の手ぬぐい「六花(りっか)」、端正な美しさにうっとり。

あひろ屋さんの手ぬぐいのファンです。
きっかけは「みつ豆」に出会ったことでした。
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白い四角は寒天。丸は豆。生地はこし餡色。
この生地の色を外国人だったらどう表現するのでしょう。
赤みがかったボルドー、とか?
日本人には「こし餡色」。「小倉最中アイス色」。
日本人のDNAに「餡」という存在がしみ込んでいるのを実感。
まさに「みつ豆」の柄と配色に心を射抜かれたのでした♥
(詳細はこ食べ物ブログのこちら

ネットでほかの柄も拝見すると。
日本ならではのモチーフを活かしながら、幾何学的でスタイリッシュな柄や遊び心あふれる柄、
そして渋い配色が魅力的。

国立に近い谷保のギャラリーmusubiさんであひろ屋さんの手ぬぐい展があるのを知り、先日友人と訪ねました。
作家の野口由さんにもお会いすることができました。
みつ豆はいろんなみつ豆を買って、その寒天を取りだして、大きさを計り同じくらいの大きさで描くことにされたお話もうかがいました。

どの柄も素敵ですが「みつ豆」以外で私が特に惹かれたのが

源氏香。外国の人は棒が並んでいると思うのかもしれません。一つ一つの形に名前がついている源氏香が並んでいて、幾何学的な美しさがあります。

ヤドリギ。植物のヤドリギが好きなので、ヤドリギの手ぬぐいがあるなんてうれしくてたまりません。3色とも渋い配色が素敵。

デメキン。musubiの店主坂本眞紀さんが、赤いデメキンで赤ちゃん用の洋服を作られていたのですが、それがものすごくかわいかったです。
友人はデメキンを買って袋を作ることに決めたそうです。
大人がサブバッグなどでデメキン柄を持ったら、とてもおしゃれだと思います。
遊び心がありますし、なにより、日本の夏、誰もがデメキンをみたら、縁日や子供のころを思い出してうれしくなるでしょうから。
私もデメキン、欲しくなりました♪

槍り梅。色味はグレーの花バージョンが好きです。とてもモダン。

さてさて、雪の結晶マニアの私。やはり雪の結晶を描いた「六花」は見過ごすことができません。

というわけで2枚目として購入したのは「六花」。
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雪の結晶がグレーというのもツボなんですよね~。
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土井利位侯が江戸時代にスケッチした雪華が図案になっているわけではありませんが、
似ている形もみつけられます。
すなわち、土井利位侯が顕微鏡で観察して描いた雪華が正確で普遍的であることがわかります。
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野口さんはギャラリーに手ぬぐいの柄の下絵のファイルも持っていらっしゃっていました。
心よく撮らせていただいて、またブログでご紹介することもご承諾くださいましたので、
ご紹介させていただきます。

フラッシュを焚かなかったので美しい図案が見えにくいかと思うのですが、
どの絵も素敵です。
左側はサンゴでしょうか。黒系の地に赤のサンゴの手ぬぐいもとてもクールで素敵でした。
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雪の結晶のいろんなバリエーションが描かれています。
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六花の名の通り、本当にお花みたい。
右側はヤドリギですね。ヤドリギも欲しい~。
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あひろ屋さんの手ぬぐいの生地は「徳岡」。
細い糸でつまっているからこそ、首に巻いても「手ぬぐいを巻きました~」感がないのです。

私は長い手ぬぐいの短い辺(両側)にフリンジを作っています。
首に巻く時は手ぬぐいを対角線で折ります(赤のライン)。
Photo_2

そしてさらにざっくりと縦に二つ折り。
首の前から後ろに手ぬぐいを回して、手前に戻して(二重になります)、左右のフリンジの数房を結べばできあがり。

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20190619ahiroyasan4short 
↑左右の3つくらいのフリンジを結んでいます。
フリンジが表にでるのがいやであれば裏に折り込んでしまえばOK。

これからの季節、冷房対策や紫外線防止対策にも、ちょっと首元に色を足したいコーディネートにもぴったりです。

2019年2月 9日 (土)

2019年2月9日の雪の結晶を撮りました

今日の雪は少しベチャ雪だったですが、結晶の形のものもわずかにありました!
観察時間はわずか20分ほどでしたが大収穫。
(以下、画像はクリックで拡大します)

撮影方法は左手で雪眼鏡くんを持って
右手でスマホを持つ&シャッターを切るという方法です。
20190209snow1
↑仕事仲間にいただいた雪眼鏡くんは宝物。
 観察のお仕事をしない時もかばんにつけてもGOODです。
 可愛いすぎない顔がいいのです~。

かたまりで落ちた雪の中にもなんとなく*の形が見えますね。
20190209snow2

鮮明ではないですが六花ではなくて十二花ではないかしら。
20190209snow3

右側のものは樹枝状雪華に見えます。
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雪眼鏡くんで撮るのはものすごくお手軽です。
三脚いらず。どんな場所でも。
20190209snow5short

アップで。先が3つに分かれている結晶ですね。
20190209snow5shortshort

気温は2度ぐらい。舞い降りたらすぐに消えてしまいますが、それでも撮ることができます。

私の住むところは温暖だから絶対結晶の形で降りてこない、なんて思わず
ぜひ観察してみてください。





2018年12月24日 (月)

14代今右衛門作の雪文にうっとり(その2)

その1の続きです。

どの作品も素敵で。ほしくなりました。

一大決心する時、私の中で分身10人ぐらいが会議します。
買うのを推進派、反対派、中立派。
推進派の決め台詞は
「今ためらっても10年後に買うのだったら、
今買った方が人生で10年余計に楽しめて得だよね」

今回、推進派の言葉に説得されてしまいました。

そして、こちらの色絵薄墨墨はじき雪文盃を
買い求めてしまいました~。

柄がわかるように暗いところで撮った画像をご紹介いたします。
(以下、画像はクリックで拡大します)

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縁が雪輪の輪郭になっているのが粋ですよね~。
ぐるりと360度雪輪になってしまうと、こぼれて飲めないので3か所に切込みが。
リズミカルで素敵です。

時計回りに回転させて、カメラでパチリパチリ。
02imaemon_short
大きさが違う3種類の雪華。

03imaemon_short
はらはらと舞ってきた空を見上げた時のような感覚になります。

04imaemon_short
グレーのやわらかなグラデーション。
しんしんとしている冬の空気そのもの。

遊星商會さんの雪華包紙を敷いて。
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雪文のアップ。
雪の結晶は白と淡いペパーミントグリーン。
金色に輝くところはプラチナ彩だと思います。
06imaemon

ひっくりかえすと。
さらに淡い墨色。雪の結晶がほわっ、ほわっと。
08imaemon_short


09imaemon

光の当たるところで撮ると。
盃の生地の艶やかさがおわかりいただけると思います。
07imaemon_short

私の宝物である架谷庸子さんの雪華皿と並べて。
10imaemon
素敵~。どちらも宝物

宝物だからこそ、飾るだけではなく、日常の中で愉しみたい。
たくさん目に留め、たくさん手に取って味わいたい。
いろんなお料理との色合いやほかの器の色合いとの組み合わせを楽しみたい。

そこでお正月を待たずに、黒豆を持ってみました。
11imaemon
うっとり~です。

少し緑色がかっているようにもみえる、奥深い墨色。
しあわせな気持ちになります。

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2018年12月23日 (日)

14代今右衛門作の雪文にうっとり(その1)

「雪輪」文様。素敵ですよね。

笹や松などにこんもり積もった雪の形を模したとか、
ボタン雪をかたどったとも言われる雪輪。

室町時代の小袖にも雪輪が描かれたものが残っています。

桃山時代の「斜縞銀杏葉雪輪散らし模様胴服」。
Photo
画像提供:東京国立博物館

江戸時代の浮世絵「瀬川菊之丞 娘道明寺/勝川春章」の一部分。
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画像提供:東京国立博物館

重なりあう輪で描かれることが多い雪輪。
雅びな美しさがありますね。

大好きな雪輪が、さらに好きになったきっかけは。

雪の結晶を撮っていたら、
溶けかけのものが雪輪のようなギザギザになっていたこと!
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↑これは携帯&ルーペで撮ったものですけれど
肉眼でも充分にギザギザの形は見えました。


以来、「雪輪」の文様は積もった雪やボタン雪の形だけではなく、
肉眼で見た雪の結晶(溶けかけ)をかたどった、
ということもあるのかもしれない、と私は推測しています。

さて、雪輪以上にときめくのが「雪華紋」。

江戸時代(天保)に古河藩の殿様土井利位(どいとしつら)侯が顕微鏡で雪の結晶を観察。
そのスケッチ集「雪華図説(せっかずせつ)」を出版しました。
その雪華は着物の柄や刀の鍔ほかいろんなものにあしらわれ、
当時、雪華ブームを起こしました。

雪華紋として紋帳に取り上げられ、
平成の今、普通にみかける雪の結晶グッズにも
土井利位侯の雪華紋はいくつもみつけることができます。

江戸時代の終わりに刊行され、今なおロングセラーを続ける鈴木牧之の『北越雪譜』や
世界的な雪の研究家として知られる中谷宇吉郎博士の著作にも
土井利位侯の雪華が掲載されているのも後押しになっているのかもしれません。

20150103muji_snowflake0_02
↑無印良品で数年前「雪華」として販売されていたスタンプ。
土井利位侯の描いた雪華そのもの。

190年ぐらい前に描かれた柄が図案として生き続いているのですね。
というわけで、日本人は雪の結晶をもっとも愛する民族の一つだと思います。

雪の白さが持つ清らかさ、
大雪は豊年のしるしと思われていたこと、
雪の結晶が花に似た形であること、
桜のように、咲いてすぐ散る(溶ける)はかなさ。

日本人が元来持っている美学と雪の結晶がマッチ、
科学機器の発達で知った雪華の造形としての美しさ。
それが琴線に触れたのだと。
(家紋に似ているのもなじみを感じるポイント

私も雪の結晶に魅せられた一人
素人ですがライフワークとして
雪の結晶そのものと、
この国で培われてきた雪の結晶にまつわる文化について調べています。

と、前段が長くなりましたが。
14代今右衛門氏は
雪の結晶をちりばめた器もつくられています。
「雪紋(ゆきもん)」と呼ばれる作品たち。
その作品をHPで拝見して、一目ぼれ。

東京・青山の今右衛門ギャラリーを訪ねました。

瞬時に魅せられました

デジカメを持参しておらず。スマホで撮影させていただきました。
ブログでのご紹介も快く承諾してくださいましたので、
繊細な色合いが再現できていないのですが、ご紹介させていただきます。
(以下、画像はクリックで拡大します)

雪文グラス&色絵薄墨墨はじき雪文星形皿。
バカラとのコラボ。素敵♥
Imaemon1

墨はじきという技法が使われています。
「需要無形文化財 色鍋島 今右衛門」のHP(ttps://www.imaemon.co.jp/)→
→「十四代今右衛門」→「墨はじきについて」を拝見しますと。

墨はじきは江戸期から鍋島でよく使われてきた白抜きの技法なのですね。
墨で文様を描き、その上で染付を塗ると、墨で描かれたところは絵の具をはじく。
その後素焼きの窯で焼くと、墨が焼き飛び、墨で描いたところが白抜きの文様として現れるという。

白抜きで浮かび上がるのは、雪の結晶にぴったりの技法ですね!

帯留め。ペンダントにされる方もいらっしゃるそうです。
Imaemon5
グレーに淡いペパーミントグリーンが綺麗です。

ぐい飲み。ピンボケになってしまったので、小さい画像でご紹介。
Imaemon6
内側は白ですがそこに同じ白で雪の結晶が一片描かれているんです。
お酒が注がれている時は気づかないでしょう。
飲んだ後、あれ! ここにもとわかるぐらいささやかな白on白。
その粋さがたまりません~。

つづいてご紹介するのは盃。
雪輪が好きで雪の結晶好きが心を奪われないことがありましょうか!!
ハートを射抜かれました~

Imaemon2
藍色に白い雪の結晶。宵や夜明けの空に舞う雪のよう。

ひっくりかえさせていただくと。
ぼかしのような藍色と雪の結晶がとても情緒があります。

土井利位侯の描いたこの雪華と形が一緒!というわけではないのですが、
雰囲気が近いのは、
土井利位侯がそれだけ雪の結晶の普遍的なフォルムを描けていたということでもありますね。
Imaemon3

グレーの盃。
淡いペパーミントグリーンの色がアクセント。
グレーもなんともいえない奥深い色で、少しグリーンがかっているようにも見えます。
Imaemon4

私の勝手なイメージですが雪が降る時の曇り空のよう。
しんしんとしておごそかな空気が伝わってくるようです。

特に魅せられたこの盃2つと、ぐい呑み。
素敵・ほしい・素敵・ほしい・・・

私はこの想いにあらがうことができるのでしょうか。
つづきはその2

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2018年7月11日 (水)

木でできた雪の結晶。溶けない美しさ。

あたたかな想いとともに、
木でできた雪の結晶が私の手のひらに届きました♥
20180711yuki3

溶けない雪の結晶。私の大好きな形です。

お気に入りの架谷庸子さんの雪華皿の上にのせて撮りました♪ 
20180711yuki1

20180711yuki2
うれしいです。ありがとうございます。

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2018年5月31日 (木)

根津美術館で雪月花を愉しみました(その3)雪編

その3は【雪編】です。

企画展「はじめての古美術鑑賞」に雪月花をモチーフにした作品が一つありました。

「雪月花蒔絵硯箱」植松包美(ほうび)作です。

大正から昭和にかけて制作されたもののようで企画展の中では比較的新しい作品です。
蓋に満月と桜。
中が、雪の結晶がちりばめられています。

ガラスケース越しではっきりは見えないものもありましたが、
土井利位侯が描いた雪華がいくつか見えました。

この硯箱の画像は
「Internet Museum」(ttp://www.museum.or.jp/)のサイトで見られます(2018.5.30現在)

インターネットミュージアム→取材レポート→はじめての古美術鑑賞

今回の企画展でかっこいい!! と思った「百草蒔絵薬箪笥」も紹介されています。
レプリカでもいいから欲しいです。
メイクボックスにしたい~。

雪編のおまけはお庭のクチナシ。

六片の白い花びらが広がる様子が雪の結晶のようでした。
Yuki1

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
    コンタクト: メールアドレスはhoshibiyorihappy*yahoo.co.jp このyahooの前の*を@に変えてご連絡下さいませ
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