2018年7月11日 (水)

木でできた雪の結晶。溶けない美しさ。

あたたかな想いとともに、
木でできた雪の結晶が私の手のひらに届きました♥
20180711yuki3

溶けない雪の結晶。私の大好きな形です。

お気に入りの架谷庸子さんの雪華皿の上にのせて撮りました♪ 
20180711yuki1

20180711yuki2
うれしいです。ありがとうございます。

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2018年5月31日 (木)

根津美術館で雪月花を愉しみました(その3)雪編

その3は【雪編】です。

企画展「はじめての古美術鑑賞」に雪月花をモチーフにした作品が一つありました。

「雪月花蒔絵硯箱」植松包美(ほうび)作です。

大正から昭和にかけて制作されたもののようで企画展の中では比較的新しい作品です。
蓋に満月と桜。
中が、雪の結晶がちりばめられています。

ガラスケース越しではっきりは見えないものもありましたが、
土井利位侯が描いた雪華がいくつか見えました。

この硯箱の画像は
「Internet Museum」(ttp://www.museum.or.jp/)のサイトで見られます(2018.5.30現在)

インターネットミュージアム→取材レポート→はじめての古美術鑑賞

今回の企画展でかっこいい!!lovely と思った「百草蒔絵薬箪笥」も紹介されています。
レプリカでもいいから欲しいです。
メイクボックスにしたい~。

雪編のおまけはお庭のクチナシ。

六片の白い花びらが広がる様子が雪の結晶のようでした。
Yuki1

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2018年4月11日 (水)

銀座のエルメスで中谷芙二子+宇吉郎展

3月のことになるのですが銀座のエルメスで開催されていた「グリーンランド/中谷芙二子+宇吉郎展」に行ってきました。

中谷宇吉郎氏といえば誰もがご存知の雪の結晶研究の第一人者。
その次女である芙二子さんは霧のインスタレーションのアーティストとして世界で活躍されています。

宇吉郎氏(父)→「科学者」として「雪」を研究。アートともいえる結晶の造形に法則性をみつけました。

芙二子(娘)→「アーティスト」として「霧」を扱う。

雪と霧。父娘で「水が姿を変えたもの」をライフワークにされているのが興味深いです。

エルメスでは展示のほか、折々霧が発生する時間がありました。

霧発生。
20180303nakaya01

すぐに霧は広がり
20180303nakaya03

目の前の人が
20180303nakaya04

見えなくなりました。

霧発生が終わったあとの床。
20180303nakaya05

霧はミストのようですごく気持ちよかったでした。
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展示は資料一点を撮るのではなくて空間を撮るのであれば撮影OKとのこと。

有名な「雪は天から送られた手紙である」という言葉が書かれた宇吉郎氏の掛け軸を中心に撮らせていただきました。
20180303nakaya06

↓この画像はクリックすると拡大します。(はみ出ますので新しいタブで開く、を)。
20180303nakaya07_2

宇吉郎氏は「雪は天から送られた手紙である」とご自身で書いた掛け軸をいくつも作られているようですが
エルメスで展示されていた掛け軸には「芙二子のために」と書かれています。

ご本人にとって宝物ですね!

グレーがかった文字や雪の結晶の絵がすごく渋くで素敵でした。

20180303nakaya08
カメラは確かライカだったと思います。

20180303nakaya09
雪の結晶写真のアルバムも。
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以前、お台場の未来館で開催された時のインスタレーションに関してはこちら

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2018年1月22日 (月)

2018年1月22日の雪の結晶を撮りました!

今日は大雪でした。
雪は眺めるだけならうれしいけれど、
転倒の危険、交通機関の乱れや事故、停電、体をいためる雪かきほか大変ですよね。

大きな被害がでませんように。皆様が無事帰宅できますように。

私は午後は自宅にいられたので雪の結晶観察をしました。

湿ったかたまり雪が降っていても、その中にひらひらと単独で舞う雪片があります。
特に15時以降は結晶の形のものがいっぱい、いっぱい。

いつもはガラケー(右手)、左手(雪眼鏡)で接写するのですが
今回はいつも月を撮ってるキャノンのPowerShot SX50にマクロレンズを装着して撮ってみました。

三脚なしで手持ちで、マクロは難しく、ピントが甘いのですが画像をアップします。

関東南部の今日のような雪でも雪の結晶をたくさん肉眼でみられることをお伝えできたら。
snowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnowsnow

右側に土井利位侯の『雪華図説』の結晶を並べます。
今日の結晶と江戸時代に土井利位侯たちが眺めた雪華が似ているという
不思議さと当たり前さとうれしさをおすそわけできましたら。
雪華のアルファベットと番号は、
古河歴史博物館さんが発行している図録『雪の華』内の
『雪華図説』『続雪華図説』の分類表の番号です。
(結晶画像はクリックで拡大します)

今日綺麗に撮れたトップ7

1_20180122_1504snowflake_2Doib6 


B6






不鮮明ですが
枝葉が茂っています。











2_20180122_1558snowflakeDoif1_2F1









とけかけた姿から
元の形を推測するのもオツなもの。











3_20180122_1618snowflakeDoic2C2









1辺わずか3~4ミリぐらいでしょうか。
その小ささなのに精緻な形。
自然が創り出す御業。










4_20180122_1619snowflakeDoid5D5









全体が
透明ではなく半透明。











5_20180122_1619snowflake2shorDoin7N7









6本の枝葉の先に
花が3つずつ
咲いているように見えます。










6_20180122_1621snowflakeDoil4L4









六花ではなくて
十二花が撮れました。











7_20180122_1633snowflake_short2Doin5N5









中央に二重に見える六角形や、
六方に広がる枝の先端の形が同じです。











不鮮明だけれどフォルムがわかるもの

8_20180122_1502snowflakeDoiq1Doij2









左はQ1
右はJ2に似ています。











9_20180122_1504snowflake2Doic9C9








中央部分が丸型。
丸型の内側から
シダ状の葉が広がる。
まさに『雪華図説』
のC9の形ですね。









10_20180122_1520snowflakeDoia4A4









シンプルなフォルム。












11_20180122_1628snowflakeDoib6_2B6









中央から六方に伸びる枝。
360度を綺麗に六等分しています。











12_20180122_1623snowflakeDoio6O6









とけかけですが、
中央の六角形の形が
しっかり残っています。











とけかけだけど、結晶の造形がわかるもの


1320180122_1506snowflake2short手前の結晶、
ゴージャス感あります。

ピントが合っていない写真で
申し訳ないのですが、
枝の造形の複雑さが
おわかりいただけますでしょうか。










20_20180122_1455snowflake_shortとけかけ&不鮮明ですが。
全部雪の結晶の形。

100雪片のうちの1片だけ、
ではなく
雪の結晶だらけというのが
おわかりいただけると思います。










22_20180122_1454snowflake2右側の結晶は
2つの雪片が重なっているのでしょうか。

舞い降りても
すぐに形が崩れてしまいます。
それでも一瞬でも
美しい姿を残してくれる雪の結晶。
大満足の一日でした。








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2017年12月30日 (土)

雪の結晶があしらわれた美しい雑貨たち

雪の結晶が大好き。アンテナを張っていますが、全方位と行かなくて。
ありがたくも周りのみなさまのおかげで、素敵な雪の結晶作品に出会わせていただいています。

スウェーデンのヘムスロイド(Skandinavisk Hemslojd)のキッチンクロス。
インディゴ色と生成りの組み合わせがシックで北欧らしさを出しています。
生成り部分の雪の結晶の地模様も素敵ですlovely
20171230snowflake1
木のぽってりとした鳥をそえて。

同じくヘムスロイドの木のバターナイフ。
明るい色の木の色が温かみがあって気に入っています。
20171230snowflake2

バターの油分がしみるのでしょう。少し先端の色が濃くなっていますが、
使っていくにつれてどんどん味わいが深まるのが楽しみです。

雪の結晶の絵が彫られています。
20171230snowflake3

八角形なので雪の結晶ではないけれどペーパークラフトのモビール。
デンマークのリビングリー(Livingly)のFold-out Starという商品です。
吊り下げると立体的に広がります。
真っ白でおごそかさをかもしだしています。
20171230snowflake4

フェイラーの雪の結晶柄のタオル。
びっくりしました。フェイラーといえば黒地に赤や黄色のカラフルな色合いというイメージだったのです。
青みがかったグレーに白い雪の結晶が美しいです!
20171230snowflake5

冬が来るたびにいろんな雪の結晶グッズに出会えてうれしいです。


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2017年10月 5日 (木)

雪の結晶を観察した人シリーズ(その18)ベンジャミン・マーティン

(その17)に続き、EBSCOの記事内で知った雪の結晶スケッチを調べてみました。

※以下、英語の文献を自分なりに訳しております。精度は心がけておりますが後日加筆修正もありえることをご了承ください。

1757 ベンジャミン・マーティン(Benjamin Martin)
雑誌にて顕微鏡観察のよる雪の結晶を発表。

人物/イギリス人。科学機器製造者。
生年1705-没年1782

掲載文献その1/雑誌『Miscellaneous Correspondence in Prose and Verse』1757 年11月号

『Miscellaneous Correspondence, Containing a Variety of Subjects, Relative to Natural and Civil History, Geography, Mathematics, Poetry, Memoirs of Monthly Occurrences, Catalogues of New Books, &c. ... By Benjamin Martin』
Miscellaneous Correspondenceシリーズの第二巻
著者 ベンジャミン・マーティン 
出版者W. Owen, and by the author 
出版年1759
に収録あり。

掲載文献その2/『The Young Gentleman and Lady's Philosophy: In a Continued Survey of the Works of Nature and Art by Way of Dialogue』   
The Young Gentleman and Lady's Philosophyシリーズの第三巻 
著者 ベンジャミン・マーティン 
出版者 W. Owen and by the author, 
出版年1782


詳細

(画像はクリックで拡大します)
Miscellaneous_correspondence



The vegetable crystallization of water in ice, snow, frost &c.

と見出しが書かれています。

一番大きなスケッチFig.1は雪の結晶ではなくて、池の水が凍って結晶のような模様になったものと推測します。
Fig2.は水たまりに張った薄い氷に見られる模様。
Fig3.は六角形の雪の結晶のバリエーション。
Fig4.カップ型の雪の結晶。
と思われます。

Fig3.の7つの結晶を土井利位の「雪華図説」の雪の結晶と比べてみます。
比べる理由は
・土井利位の描いた雪の結晶の精度具合を確かめる
・同じような結晶があれば古今東西、雪の結晶の形の普遍性を実感できる
・結晶の類似さで、土井利位が用いていた顕微鏡の性能がわかる
の狙いがあるからです。

以下、似ている結晶をご覧いただきましょう。
あくまで主観です。
Benjamin_martin_and_doi

分類番号は古河歴史博物館の図録「雪の華」での土井利位の雪華分類表の番号です。

ベンジャミン・マーティンによるスケッチと土井利位の観察した雪華、似ていませんか。
精緻具合も同じぐらい。

科学者ではない土井利位のスケッチ力の確かさを感じます。
土井利位が1820~30年頃に使っていた顕微鏡がマーティンがイギリスで1750~60年頃に使っていた顕微鏡と同程度の性能では、と推測できます。

そして、西洋東洋を問わず、雪の結晶の形の普遍性を感じさせられます。

翻訳本/なし

ネットで閲覧/グーグルブックスで閲覧可能。

「Miscellaneous Correspondence, Containing a Variety of Subjects, Relative to Natural and Civil History, Geography, Mathematics, Poetry, Memoirs of Monthly Occurrences, Catalogues of New Books, &c. 」で検索。

P660

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2017年8月17日 (木)

雪の結晶を観察した人シリーズ(その17)トーマス・ベドウェル

世界で貴重資料のデジタル化が進み、雪の結晶に関する文献がガンガン発掘できています。
学術文献のデータベースのEBSCO(エブスコ)のサイト内で興味深い記事をみつけました。(ttps://www.ebsco.com/blog/article/seeing-snow)

そこには私が知らなかった雪の結晶のスケッチが3つもありました! 

早速、説明文を頼りに、それぞれのスケッチについて刑事(デカ)のように調査開始!

今回はThomas Bedwell(トーマス・ベドウェル)(※1)についてです。

1789 トーマス・ベドウェル(Thomas Bedwell)、アメリカの雑誌『The Columbian Magazine, or Monthly Miscellany』で雪の結晶のスケッチを12種紹介。(※2)

人物/アメリカの画家、版画家。(生没年不明。活動時期1779-1795)(※3)
掲載文献/『The Columbian Magazine, or Monthly Miscellany』1789年3月号

詳細/銅版画で10種の雪の結晶が描かれています。
Columbianmagazin31789phil_0237_2

(この画像はクリックで拡大します)

「Observations on Snow(私メモ/雪の観察の意)」という記事内の結晶図です。

左上の2つは肉眼で見たもののスケッチのようです。
いろんな形をかき分けていますが、ありえない五花、八花の形も描かれています。
雪片の輪郭が、虫の脚のようにもしゃもしゃしているのが気になります。

※1に関して。
「Observations on Snow」の記事はベドウェルとは違う人が執筆。
その書き手は精巧な銅版画を仕上げたベドウェルに感謝しています。
となると2つの推測が浮かびます。

1)ベドウェルが観察&スケッチ&版画→執筆者がそれを記事内に掲載。
2)執筆者が観察&スケッチ→ベドウェルが版画に仕上げた。

どちらかは私にはわからず。
ですのでこの(その17)の観察者をトーマス・ベドウェルとしましたが、
違う可能性もあります。

※2に関して。
1789年は発表年です。

※3に関して。
生没年はアメリカ議会図書館HPで調べました。

アメリカ議会図書館のHP内にて、
Thomas Bedwellの作品である
「View of a pass over the South Mountains from York Town to Carlisle」があり、
1789_17_thomas_bedwell_2

このページの注釈に
Bedwell, Thomas, active 1779-1795, artist

と記されています。
最初は1779年生まれ1795年没と思ったのですが、そうだとすると雪の結晶銅版画は10歳の時の作となってしまいます。
ほかの人の生没年の記載と違うところはactiveという一言があることに気づきました。

そこで、生没年は不詳。活動時期は1779年から1795年と解釈しました。

ベドウェルのプロフィールは
American Antiquarian  Society(アメリカ古文書学会)
(ttp://www.americanantiquarian.org/)の
pdfファイル「The Catalogue of American Engravings」
(ttp://www.americanantiquarian.org/proceedings/44525145.pdf)にもあります。

イラストレーターと彫工(ENGRAVERS APPEARING) 、2つの欄に。
pdfファイルの22/136と30/136です。

ここでは、fl.1779-1795と「active」のかわりに「fl.」が記されています。
fl.はfloruitの略であることがわかりました。
在世期、活躍期という意味のこの言葉。
生没年がわからない時に生きている痕跡のある記録の時期を示したり、
芸術家の場合は活動時期を示す言葉であることがわかりました。

つまりベドウェルに関していえば、
「生没年は不詳。活動時期は1779年から1795年と」いう解釈で間違いないことがわかりました。

翻訳本/なし。

ネットで閲覧/
アメリカの「Internet Archive」内で閲覧可能。
直接のURLはttps://archive.org/details/columbianmagazin31789phil

p223/922に「Specimens of Snow(私メモ/雪の標本・見本の意味)」として上記の結晶図があります。
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2017年8月16日 (水)

雪の結晶を観察した人たち(その16)レオナルド・ストッケ(Leonard Stocke)

現代の何がありがたいって、図書館他の資料のデジタル化です。
海外の貴重な古典資料を家にいながらにして閲覧できるのですから。
19世紀ごろまでの雪の結晶観察者を調べた先人や
日本で雪の結晶の本といえばこの方、という小林禎作氏も知り得なかった資料がザクザクみつかります。

レオナルド・ストッケもその一人。
イギリスの王立協会の所蔵資料に彼が描かれた雪の結晶を発見をした時、
夜空に新しい星を一つ発見したみたいにうれしくなりました。

1741 レオナルドストッケ(Leonard Stocke)雪の結晶24種を描く


人物/オランダ人医師。(1700年代)
掲載文献/なし。現物は手紙に添えたスケッチ。イギリスの王立協会(Royal Socaiety)に所蔵あり。

詳細/24種の雪の結晶が描かれています。
王立協会さんの許可をいただきましたので、
クレジットの透かし入りの画像をご紹介いたします。
(転載はご遠慮ください)
Snowflakes_leonard_stpcke1741

" Snowflakes " by Leonard Stocke
© The Royal Society

王立協会のこの画像ページの説明によると。
オランダのMiddelburgで1740年1月2日から3月1日まで、12月25日~31日に観察した雪の結晶。
この24種の結晶は1741年6月29日にイギリス人医師クロムウェル・モーティマー(Cromwell Mortimer)に宛てた手紙に添えたもののようです。

この結晶スケッチの何が興味深いかと言いますと、土井利位の結晶スケッチと非常に酷似していること。
■土井利位の結晶観察が1830年代前後。レオナルド・ストッケはその90年ほど前。
  いかにオランダが進んでいたかがわかります。
■両者の酷似結晶が多いことから、土井利位がストッケと同等の精密さの顕微鏡を
  用いたのではと推測できます。
■酷似しているものが多いことから、土井利位が描いたスケッチの正確さも実感できます。

私が酷似していると思った結晶を挙げてみます。
「L8」などの記号は、古河歴史博物館の図録「雪の華」の雪華図での通し番号です。

ストッケの結晶は左上から右下に1~24まで並んでいます。

ストッケ6番=土井利位雪華「M2」

ストッケ7番=土井利位雪華「L8」

ストッケ9番=土井利位雪華「A6」

ストッケ10番=土井利位雪華「E5」

ストッケ14番=土井利位雪華「L4」
(※13の数字が縁起が悪いからか欠番で12の次は14のようです)

ストック15番=土井利位雪華「H4」
(※15番が2つあるようです)

ストック15番=土井利位雪華「L4」

ストック17番=土井利位雪華「B9」

ストック19番=土井利位雪華「R4」

以上、とても興味深いストッケのスケッチをご紹介いたしました。

※私自身がみつけた資料をもとに書いております。
  正確さを心掛けておりますが、もし間違いがありましたらがあらためて加筆修正いたします。
  転載はご遠慮ください。

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2017年4月 7日 (金)

架谷庸子さんによる雪華紋のお皿をタイムスリップして見せたい人は

こちらでご紹介した架谷庸子(はさたにようこ)さんによる雪華紋のお皿。
20170404hasatanisan4short_2

200年弱前の江戸時代にタイムスリップして土井利位侯と鷹見泉石にお見せしたいと思うのですが、
もう一人、お披露目したい方がいます。

それは、「雪は天からの手紙」の言葉でおなじみの雪の研究家、中谷宇吉郎氏です。
Nakaya_ukichiro_in_1946

といいますのは、中谷宇吉郎氏は赤絵細描(あかえさいびょう)と深い関係があるからです。

宇吉郎は石川県出身。
赤絵細描は九谷焼の技法のひとつ。九谷焼は石川県。

というつながりだけではありません。

宇吉郎は、小学生の頃、赤絵細描の名手「浅井一毫(あさいいちもう)」の元に預けられていたのです。

宇吉郎は浅井一毫について『九谷焼』という随筆の中で語っています。

以下、『中谷宇吉郎随筆集』樋口敬二編(岩波文庫 1988)より。
引用部分は青文字。

浅井一毫について

私は小学校へは入るために、八つの春、大聖寺町の浅井一毫という陶工の家に預けられた。
その頃七十幾つかで、白い鬚を長く伸したよいお爺さんであった。
 (p87より)
一毫のお爺さんは、赤絵が専門だった。殊に竜が得意らしかった。
「魑魅を画くは易し」ではなく、お爺さんの描いた竜を毎日見ていると、
本当にいてもよいような気がするほどだった。
 (p87より)

赤絵について


その頃、「真正」の九谷焼を護る人々の間には、青絵と赤絵とが、先ず試みられていた。
特に赤絵の方が盛んだった。(私による略)
赤絵という方は、朱で極々細く念入りに描いたもので、
これには必ず金が使ってあるのが普通だった。
少し離してみると、薄赤色に見えるほど細く井桁を組んだり、七宝で埋めたりするのが特徴といえる。
西洋人が家へ来て、手で描いたのではない、判で押したのだといって、
どうしても聴かなかったことがある位である。
 (p87~88)


というわけで、宇吉郎は赤絵細描作品をごく間近で見ていたのです。

だからこそ、赤絵細描で描かれた雪の結晶の作品を見せてあげたい!!

架谷庸子さんのモチーフは雪華だけではありません。
伝統的な柄から、創作のモダンな小花やリズミカルな幾何学模様など。

けれど、<宇吉郎を輩出した石川の大地で赤絵細描で雪華紋を描く作家さんが現れた>
それは天が仕組んだ必然のような気持ちがするのです。

※宇吉郎の随筆『久谷焼』はネットの青空文庫で閲覧できます。ttp://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53228_49814.html

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2017年4月 6日 (木)

今回の「雪の殿さま土井利位」展では雪華図譜に見入ってしまいました

お墓が古河にあるので、たびたび古河歴史博物館の「雪の殿さま」展は拝見しています。

三月末に墓参りとあわせて訪ねました。

入口のしだれ桜が雅びでした。
20170330koga1

噴水には小さな虹が現れました。
20170330koga2


「雪の殿さま土井利位」展。

何度拝見しても、雪華があしらわれた工芸品の美しさに目を見張ります。

そして今回、一番印象に残った一つが土井利位侯のひ孫の利与氏による
「雪華図譜」でした。

「雪華」の判を押印したものです。

なぜ、強く印象に残ったのか。

それは押印が朱色だったからです。

-------
赤絵細描の作家、架谷庸子さんが描くモチーフに雪の結晶があります。
20170404hasatanisan4short
↑先日購入させていただいたお皿です。


雪の結晶というと白、水色などで描きがちですが
赤で描かれる雪華もいいな~と思ったのです。

だからこそ、朱色で並ぶ利与の「雪華図譜」が赤絵細描作品のように見えて
とても興味深かったのでした。

古河の道路にある雪華模様。
20170330koga3short_2


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より以前の記事一覧

emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
    コンタクト: メールアドレスはhoshibiyorihappy*yahoo.co.jp このyahooの前の*を@に変えてご連絡下さいませ
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