2022年1月15日 (土)

雪の次の日。生まれて初めて見た光景。降り注ぐ雪しぶき。

先日、雪が降りました。粉雪ではなく、雪の結晶の観察はできませんでした。
夜の間には止み、翌朝は木々や屋根、道路に雪が積もっていました。

雪国で雪の怖さと過酷さが身に染みている方々は、
「雪がめずらしい人はのんきでいいよ」と思われるかもしれませんが、
生まれて初めて見た光景をご紹介します。

雪が降った翌朝、枝に積もった雪が落ちる時って
こんな感じですよね。
かたまりが、どさどさっと音を立てて落ちる。
20220107_0snow
(以下、画像はサムネイルでアップロードしています。
小さく不鮮明。
ぜひクリック&拡大でご覧いただけましたら)

ところが14日早朝。
粉雪よりも細かな粉末状で
雪が降り注いでいる光景にでくわして、びっくり!
20220107_1_1snow

画像をアップで。
柱のあたりに細かな点々が見えますでしょうか。
20220107_1_2snow_up

滝の脇の水しぶきのよう。
雪しぶき(という言い方が適切かはおいといて)が朝日に照らされています。
建物のすぐ脇に高いヒマラヤ杉があるので、
その枝からこまかな雪しぶきが降り注いでいるのです。
20220107_1_3snow_up

スマホなので鮮明ではないのですが、
連続して撮ってみました。

こまかに
20220107_2_1snows

降り
20220107_2_2snow

注いでいます。
20220107_2_3snow

朝日に当たっているところは、
若干、虹のような色合いに。
それだけ雪しぶきが細かいということですね。
20220107_2_4snow

虹っぽい色合いのところ、黄色い丸で記してみました。
20220107_2_5snow

この中央部分も少し虹色風。
20220107_2_6snow

雪しぶきが珍しくて何度も撮ってしまいました。

こまかな雪が
20220107_3_1snows

降り注ぐ~。
20220107_3_2snows

歩いている人にも雪の雨。
20220107_5snow

光のカーテンのように
20220107_6_1snows

降りそそぐ~。
20220107_6_2snows

中央の降り注ぎが終わった頃に右から新たな雪しぶきが。
20220107_6_3snows

わかりづらいと思いますが、
ベールのようなものが3本あるんですよ~。
20220107_6_4snowss

また、枝に積もった雪がくだけて
粉状になって
20220107_7_1snows

降り
20220107_7_2snows

注ぐ~。
20220107_7_3snows

遠目に撮ったので、不鮮明ですが中央に
20220107_8_1snows

ヴェールのような雪しぶき
20220107_8_2snow

落ちてます~。
20220107_8_3snow

こちらも遠目に。
煙るような細かさ。
Img_20220107_074204

雪質がいつもとは違ったのでしょうか。
気温の低さ(この時2度ぐらいはあったと思いますが)なのでしょうか。

朝日に照らされる雪しぶきが美しすぎて圧倒されました。

枝から落ちる雪は「雪垂り(ゆきしずり)」といいます。
美しい言葉ですね。

2020年1月26日 (日)

こたべのパッケージに雪の結晶発見!

先日、新大阪でみつけたものがこたべ。
おたべの小さい版なので「こたべ」のようです。

黒豆が入っているこたべのパッケージが雪の結晶だったので、
雪の結晶好きへのお土産で買いました。

ぜひ画像はクリック拡大してご覧ください。

紙の小箱です。
Img_8090

版画のような雰囲気の雪の結晶。
和の情緒たっぷり。
Img_8092

さてさて恒例。
古河歴史博物館さんのカタログ「雪の華」の土井利位雪華分類表と照らし合わせてみましょう。

あくまでも主観ですが、似ている雪の結晶をあてはめてみました。
Img_8092sekka

似ているものがいくつもありますね。
江戸時代に描かれた土井利位の雪華はその後、紋帳に記載され一人歩き。
日本の伝統的な文様となっています。

ですので、土井利位の雪華を取り上げたという意識ではなく、
伝統的な文様のアレンジ、の意向で
昨今、パッケージデザインに使われていることが多い気がします。

箱の側面。
Img_8095

この小箱、紙の質感もよくて、食べ終わったあとにいろいろ使えそう。
さしあげた方から、黒豆こたべがすごくおいしかったこと。
雪の結晶のパッケージに感動。
絶対捨てられないわあ。との返事がきました♪

【4.雪の結晶とアート】INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら

2020年1月23日 (木)

2020年1月18日の雪で結晶は撮れるか

2020年1月18日、雪が降りました。

今年初めての雪。
結晶は撮れたのでしょうか。

雪はかなり水分が多い雪で、
長時間降っていたものの、地面に積もることはなし。

いつものように雪眼鏡を当てて、スマホでパチリ。
20200118_13_1snow

こんな感じで、結晶は見られませんでした。
20200118_13_2snow

やはり、積もるような雪でないと。
次のチャンスを待ちます。

【3.雪の結晶と科学】 INDEXはこちら
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2020年1月12日 (日)

榛原(はいばら)の御朱印帳を手に入れました。土井利位侯の雪華がいっぱい

江戸は天保のころ、
雪の結晶を観察して『雪華図説』『続雪華図説』を著した古河藩の殿様、土井利位(どいとしつら)。
その雪華は当時の人に雪華ブームを湧き起こし、図案として生き続け、
200年経った今なおさまざまなところで雪の結晶グッズに使われています。

榛原(はいばら)の御朱印帳「六花」も土井利位侯の雪華がモチーフとなっています。

赤を買いました。
子供のころの万華鏡や千代紙グッズは赤が多かったなあと思い出し、懐かしく&王道の気がして。
Img_8023sekkano

ちなみに地の色が紺もあります。
紺バージョンは江戸の粋を感じさせます。

では、どんな風に土井雪華がアレンジされているのか見ていきましょう。

御朱印帳を開いて撮りました。
右側が表表紙。左側が裏表紙。

古河歴史博物館のカタログ「雪の華」に掲載されている雪華表の通し番号と照らし合わせてみます。
Img_8023sekkahyou

いくつかそばに並べて画像を作ってみました。
あくまでも、私見で似ていると思うものを挙げています。
(↓元サイズは大きいです。クリック拡大でご覧いただけましたら)
20200112haibara3

土井利位が筆で描いた線画の雪華に色を塗ったり、鹿の子柄にしたり、アレンジされている様子がわかります。

さて、榛原さんのHPではこの「六花」という柄についてこう書かれています。

明治大正期に、榛原より発売されていた千代紙を復刻いたしました。
【六花】は、多様な雪輪紋の中に紋様が組み込まれた色鮮やかな千代紙です。
古来より、雪は清浄さの象徴であると同時に、地中に大量の水を補給して、
翌年の豊作に繋がる事から、繁栄の兆しとなる縁起物でもあります。

明治大正期にこの柄が発表されていたということで、
土井利位の雪華のクオリティの高さといかに昔から多くの人たちが魅せられたかがうかがいしれます。

2019年12月29日 (日)

雪輪はもっとも好きな雪の文様の図案のひとつ

ありがたくも素敵な雪輪グッズに出合わせていただきました。

古くから日本で描かれてきた雪輪。
その雪輪にそっくりな雪の結晶(融けかけ)を見た(詳細はこちら

ことから雪輪って大好きなんです。

伊予和紙を使用した雪輪文様の封筒と便せん。
裏側がシールになっている郵便切手ならぬ「遊便切手」というシートです。
20191229yukiwabinsen
ワインレッドとモスグリーンでしょうか。
渋い色で描かれた線画の雪輪が小粋です。
和モダンですね!

こちらは雪輪の中が鹿の子しぼりになったのし袋。
伝統的な「和」のテイスト。
20191229yukiwanoshi
江戸時代の浮世絵に、鹿の子の雪輪を描いたものがあるので(一例はこちら)、
鹿の子雪輪も好きなんです。

江戸時代の人がタイムスリップしたら、
スマホを持つような21世紀人も自分と同じように雪輪にときめいていることにびっくりするでしょう。

【4.雪の結晶とアート】INDEXはこちら
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2019年12月28日 (土)

雪降る森はとてもリリカル。銀世界が広がります。

雪の結晶が大好き。
ありがたくもいろんな魅惑的な雪の結晶アートに出合わせていただいています。

その一つがこの「雪降る森」。
360度広がる紙のジオラマ。

パッケージも凝っています。
雪の結晶が浮かび上がります。
20191228yukifurumori1

アップで見ると、ドットに見えていた一つ一つがいろんな雪の結晶なんです。
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広げてみますと。

中央には針葉樹のような白い木が。
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まわりに雪の結晶がちりばめられいて、鳥、スノーマンetc.が。
グレーと白の二色使いというのが素敵です。
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写実過ぎず、ラブリーすぎない、シンプルなフォルムがいいですね。
サンタもいます。
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とても立体的。
奥行きがあって、雪が降った次の日の晴れた森の中を旅しているような気分になります。

森の中に入り込むような奥行き感が出るかしらとマトリョーシカを森の中に置いてみました。
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自分も小さくなって、この銀世界に入り込みたいです~。
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似たようですがもう1カット。
木にグレーの玉もオーナメントのようで素敵。
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2019年11月23日 (土)

フィギュアスケートNHK杯。キスアンドクライやスケートリンク内の雪輪にうっとり

NHK杯のキスアンドクライ。

まるで、青い切子のグラスの内側に選手たちがいるかのよう。
背景の美しさにうっとりしました💓💓

女子ショート、紀平梨花、素晴らしかったですね。
トリプルアクセルもさることながら、
ステップやつなぎの部分。曲のエキゾチックなリズムやうねり。が全身で表現できていて。
紀平の清楚な雰囲気と、
アスリートとしての切れの良さとベリーダンスを思わせるような蠱惑的な振り付け。
ギャップ萌えといいますか、3つの全然別な要素が見事に融合していて。

トリプルアクセルのあと、まるで川を飛び石がはねるように、
ツツツと軽やかに飛び跳ねて進むところも素敵ですし、
細かな音一つ一つに合わせて、のけぞる。肩から、首から頭へ体が波打つ、指がひゅるんひゅるんと空中を舞う。
すべてが魅力的なプログラムと演技でした。

羽生結弦は録画失敗で、NHKのオンライン動画をみました。
トリプルアクセルは空中で回転に余裕があって、降りてきて、
4回転半が実現できる日も遠くはないと思わせる圧巻の演技でした。

テレビ観戦して、競技内容以外にうっとりとなったのが、キスアンドクライやリンクサイドの壁面です。

氷。冬の競技ということで雪の結晶モチーフが使われるのはよくあること。
*のようなおなじみの結晶の形を。

ところが、今回*の形ではなく、雪輪がたくさんあしらわれていました。

雪輪は日本の伝統的な雪の意匠。

笹などの上に積もった雪の形が元となって生まれた文様で
その起源は室町時代ごろといわれています。

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江戸時代の浮世絵の着物の柄としても頻繁に描かれています。

こちらは鈴木春信の「詠歌三美人」。
画像提供:東京国立博物館。
20140115suzukiharunobu_eikasanbij_2

鹿の子しぼりが雪輪の形で描かれています。
42019

私が以前、融けかけた雪の結晶を撮ったら
雪輪の形になったことがありました。
Snowflake1102111525

肉眼でもこの輪郭がよくわかりました。
ということは昔の人も着物のたもとや手に落ちて融けるこの形を目にしていたことでしょう。

雪輪は「積もった雪の形」という定説だけではなく
「融けかけた雪の結晶の形」として受け止めた江戸時代人もいたと思います。

ともあれ、この日本独自の伝統的な文様「雪輪」が
今回のNHK杯ではメインとして登場。
感動しました~。

鹿の子しぼりや麻の葉やミツウロコと組んだ雪輪があちこち。
ぜひNHK杯をテレビで見て、堪能ください。

ネットですと。

1)
NHK杯のHPトップページ。
http://nhk-trophy2019.jp/
トップスケーターの背景に雪輪や、麻の葉文様、ミツウロコなど。
ラグビーW杯のデザインもそうでしたが、日本の文様の美しさをあらためて感じます。


2)NHK杯ツイッターのトップページ。
https://twitter.com/nhktrophyfigure?lang=ja
雪輪の形がより明確にわかります。

3)NHK杯ツイッター2019年11月17日
https://twitter.com/NHKTrophyFigure/status/1195890238146531328
札幌に設けられたキスランドクライのレプリカだそうです。
美しい! 本当に青い切子グラスの中にいるかのよう。

4)NHK杯ツイッター2019年11月22日
https://twitter.com/NHKTrophyFigure/status/1197857595202998274
リンクサイドの壁面も美しいですね~。

どなたがこのデザインを手掛けたのか知りたいところです。

【4.雪の結晶とアート】INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら

2019年6月20日 (木)

あひろ屋さんの雪の結晶の手ぬぐい「六花(りっか)」、端正な美しさにうっとり。

あひろ屋さんの手ぬぐいのファンです。
きっかけは「みつ豆」に出会ったことでした。
20190526mitsumame1_1
白い四角は寒天。丸は豆。生地はこし餡色。
この生地の色を外国人だったらどう表現するのでしょう。
赤みがかったボルドー、とか?
日本人には「こし餡色」。
「小倉最中アイス色」。

日本人のDNAに「餡」という存在がしみ込んでいるのを実感。
まさに「みつ豆」の柄と配色に心を射抜かれたのでした♥
(詳細はこ食べ物ブログのこちら

ネットでほかの柄も拝見すると。
日本ならではのモチーフを活かしながら、幾何学的でスタイリッシュな柄や遊び心あふれる柄、
そして渋い配色が魅力的。

国立に近い谷保のギャラリーmusubiさんであひろ屋さんの手ぬぐい展があるのを知り、先日友人と訪ねました。
作家の野口由さんにもお会いすることができました。
みつ豆はいろんなみつ豆を買って、その寒天を取りだして、
大きさを計り同じくらいの大きさで描くことにされたお話もうかがいました。

どの柄も素敵ですが「みつ豆」以外で私が特に惹かれたのが

源氏香。
外国の人は棒が並んでいると思うのかもしれません。
一つ一つの形に名前がついている源氏香が並んでいて、幾何学的な美しさがあります。

ヤドリギ。
植物のヤドリギが好きなので、ヤドリギの手ぬぐいがあるなんてうれしくてたまりません。
3色とも渋い配色が素敵。

デメキン。
musubiの店主坂本眞紀さんが、赤いデメキンで赤ちゃん用の洋服を作られていたのですが、
それがものすごくかわいかったです。
友人はデメキンを買って袋を作ることに決めたそうです。
大人がサブバッグなどでデメキン柄を持ったら、とてもおしゃれだと思います。
遊び心がありますし、なにより、日本の夏、誰もがデメキンをみたら、
縁日や子供のころを思い出してうれしくなるでしょうから。
私もデメキン、欲しくなりました♪

(2020.11.20追記)
デメキンちゃんの柄をのちにゲットしました。
こちら

槍り梅。色味はグレーの花バージョンが好きです。とてもモダン。

さてさて、雪の結晶マニアの私。
やはり雪の結晶を描いた「六花」は見過ごすことができません。

というわけで2枚目として購入したのは「六花」。
20190619ahiroyasan1

雪の結晶がグレーというのもツボなんですよね~。
20190619ahiroyasan2 

土井利位侯が江戸時代にスケッチした雪華が図案になっているわけではありませんが、
似ている形もみつけられます。
すなわち、土井利位侯が顕微鏡で観察して描いた雪華が正確で普遍的であることがわかります。
20190619ahiroyasan3

野口さんはギャラリーに手ぬぐいの柄の下絵のファイルも持っていらっしゃっていました。
心よく撮らせていただいて、またブログでご紹介することもご承諾くださいましたので、
ご紹介させていただきます。

フラッシュを焚かなかったので美しい図案が見えにくいかと思うのですが、
どの絵も素敵です。
左側はサンゴでしょうか。黒系の地に赤のサンゴの手ぬぐいもとてもクールで素敵でした。
20190619ahiroyasan5

雪の結晶のいろんなバリエーションが描かれています。
20190619ahiroyasan6migi

六花の名の通り、本当にお花みたい。
右側はヤドリギですね。ヤドリギも欲しい~。
20190619ahiroyasan7 

あひろ屋さんの手ぬぐいの生地は「徳岡」。
細い糸でつまっているからこそ、首に巻いても「手ぬぐいを巻きました~」感がないのです。

私は長い手ぬぐいの短い辺(両側)にフリンジを作っています。
首に巻く時は手ぬぐいを対角線で折ります(赤のライン)。
Photo_2

そしてさらにざっくりと縦に二つ折り。
首の前から後ろに手ぬぐいを回して、手前に戻して(二重になります)、左右のフリンジの数房を結べばできあがり。

20190619ahiroyasan4

20190619ahiroyasan4short 
↑左右の3つくらいのフリンジを結んでいます。
フリンジが表にでるのがいやであれば裏に折り込んでしまえばOK。

これからの季節、冷房対策や紫外線防止対策にも、ちょっと首元に色を足したいコーディネートにもぴったりです。

2019年2月 9日 (土)

2019年2月9日の雪の結晶を撮りました

今日の雪は少しベチャ雪だったですが、結晶の形のものもわずかにありました!
観察時間はわずか20分ほどでしたが大収穫。
(以下、画像はクリックで拡大します)

撮影方法は左手で雪眼鏡くんを持って
右手でスマホを持つ&シャッターを切るという方法です。
20190209snow1

仕事仲間にいただいた雪眼鏡くんは宝物。
観察のお仕事をしない時もかばんにつけてもGOODです。
可愛いすぎない顔がいいのです~。

かたまりで落ちた雪の中にもなんとなく*の形が見えますね。
20190209snow2

鮮明ではないですが六花ではなくて十二花ではないかしら。
20190209snow3

右側のものは樹枝状雪華に見えます。
20190209snow4short

雪眼鏡くんで撮るのはものすごくお手軽です。
三脚いらず。どんな場所でも。
20190209snow5short

アップで。先が3つに分かれている結晶ですね。
20190209snow5shortshort

気温は2度ぐらい。舞い降りたらすぐに消えてしまいますが、それでも撮ることができます。

私の住むところは温暖だから絶対結晶の形で降りてこない、なんて思わず
ぜひ観察してみてください。

【雪の結晶撮影シリーズ】 INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら

2018年12月24日 (月)

14代今右衛門作の雪文にうっとり(その2)

その1の続きです。

どの作品も素敵で。ほしくなりました。

一大決心する時、私の中で分身10人ぐらいが会議します。
買うのを推進派、反対派、中立派。
推進派の決め台詞は
「今ためらっても10年後に買うのだったら、
今買った方が人生で10年余計に楽しめて得だよね」

今回、推進派の言葉に説得されてしまいました。

そして、こちらの色絵薄墨墨はじき雪文盃を
買い求めてしまいました~。

柄がわかるように暗いところで撮った画像をご紹介いたします。
(以下、画像はクリックで拡大します)

01imaemon_short

縁が雪輪の輪郭になっているのが粋ですよね~。
ぐるりと360度雪輪になってしまうと、こぼれて飲めないので3か所に切込みが。
リズミカルで素敵です。

時計回りに回転させて、カメラでパチリパチリ。
02imaemon_short
大きさが違う3種類の雪華。

03imaemon_short
はらはらと舞ってきた空を見上げた時のような感覚になります。

04imaemon_short
グレーのやわらかなグラデーション。
しんしんとしている冬の空気そのもの。

遊星商會さんの雪華包紙を敷いて。
05imaemon_short

雪文のアップ。
雪の結晶は白と淡いペパーミントグリーン。
金色に輝くところはプラチナ彩だと思います。
06imaemon

ひっくりかえすと。
さらに淡い墨色。雪の結晶がほわっ、ほわっと。
08imaemon_short


09imaemon

光の当たるところで撮ると。
盃の生地の艶やかさがおわかりいただけると思います。
07imaemon_short

私の宝物である架谷庸子さんの雪華皿と並べて。
10imaemon
素敵~。どちらも宝物

宝物だからこそ、飾るだけではなく、日常の中で愉しみたい。
たくさん目に留め、たくさん手に取って味わいたい。
いろんなお料理との色合いやほかの器の色合いとの組み合わせを楽しみたい。

そこでお正月を待たずに、黒豆を盛ってみました。
11imaemon
うっとり~です。

少し緑色がかっているようにもみえる、奥深い墨色。
しあわせな気持ちになります。

【4.雪の結晶とアート】INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら

より以前の記事一覧

emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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